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労務管理の重要性とハラスメント研修を実施しました!

こんにちは!Rise UP編集部です!
今回は労務管理とハラスメント研修についてのご紹介です!

時代の変化とともに働き方が多様化する中、Rise UPではフレックス制度の導入や、時間単位での有給取得などを取り入れています。
またRise UPでは1年間で100名程のメンバーが新たに加わる成長スピードであり、拡大する人員組織規模を鑑みてガバナンス体制構築の強化・リスクマネジメントとしての研修に対し優先度を上げていく必要性を考えていました。
そこで今回は「現在教育として網羅できていないコンプライアンス部分について、マネジメント層を主として労務管理およびハラスメントの理解を促し、業務におけるマネジメントのリスクヘッジが出来ている状態をつくる」という目的をもとに研修を行いました。
そこで研修内容の一部と受講した人の実際の声をご紹介します。


1・労務管理の重要性


 適切な労務管理を実施することで企業に対して次のような効果をもたらします。
 ◆組織の活性化
  コミュニケーションの促進やチームビルディングの実施により、
  組織全体のパフォーマンス向上に繋がります。
 ◆雇用の質の向上
  従業員のモチベーションが上がり、業務の効率がアップすれば
  結果として企業価値が上昇し、優秀な人材の獲得に繋がります。
 ◆働く意欲の向上
  「効率的な管理による生産性の向上」は適切な職場環境の
  改善によって、従業員の働きやすい職場づくりを行います。

よってマネジメント層が労務問題に対して適切な対応をとるためにも、様々な法定基準や会社規則などに関する情報をインプットし、様々なリスクとコンプライアンスを理解しておくことが必要であり、その機会提供をRise UPでは今後も定期的に実施していく重要性を再認識できました。

2・適正な労働管理


 労働時間は会社の業務命令下で行っていることかどうかという点がポイントであり、労働時間に含む・含まないの違いを具体的な例をあげて教えていただきました。
例えば、Rise UPでは出張中に訪店先から宿泊先に戻り、残っている事務作業をする場合は本人が自主的に業務をした場合でも、会社に指示された仕事を行っている場合は本来労働時間に含める必要があります。
その他、時間外労働(残業)における36協定の締結について、Rise UPではフレックス制度を導入しているため、1日8時間×所定労働日数が月の所定労働時間となり、この時間を超えて働いてもらうには36協定が必要となります。Rise UPでは労働組合が無い為、労働者の過半数を代表する者として各拠点(大阪・東京・福岡・千葉)で従業員の代表者が選出されています。その代表者に選出できる条件も改めて周知されました。

※36協定とは・・労働基準法第36条に基づく「時間外・休日労働に関する協定届」であり、法定労働時間を超えての労働や、休日の労働を可能とする為に労働者と使用者(経営者や会社の代表)の間で時間外・休日労働について定めることを目的としています。

3・リスクとコンプライアンス


 労務管理に潜む身近なリスクを4つ紹介してもらいました!
 ・長時間労働
 ・労働契約
 ・労働災害
 ・ハラスメントやメンタルヘルス
Rise UPの魅力として、仕入れから販売、お客様対応迄すべて自社で行っていることがあげられますが、それ故に職種も様々であり、リスクも多く想定されることに改めて気づかされました。万が一そのリスクが実際に起きてしまったときの、労働関連法令の違反によって従業員と企業に生じる影響も学び、こういったところに労務管理の重要性が紐づくことも学びました。


4・ハラスメントの理解と予防対策


 続いて、ハラスメント研修ですが、2020年6月に職場においてハラスメント対策を講じることが事業主の義務となりました。よって、誰もが当事者になり得ると認識し、一人ひとりが真剣に向き合い「ハラスメントとは何か」「どのように対応するか」という点を理解することが重要であり、リテラシーを高め知識を得たうえでRise UPにおいてもハラスメントを起こさない、許さない環境や体制を作り予防・対策を実施していくためのワークも含めた研修でした。

ハラスメントとは相手に不快感を与える嫌がらせやいじめ全般をさす言葉であり、意識的・無意識的に特定・不特定多数を問わず不快な思いをさせる、苦痛を与える行為のことをさします。育ってきた環境も違いますし価値観は様々ありますが、配慮をもった行動・言動が必要であり、「人権」という観点がとても重要です。また当事者だけの問題ではなく、組織全体や経営にも影響を及ぼす重大なリスクであることも理解しておかなければいけません。

研修のワークでは、ハラスメントの現状から予防対策がなぜ必要なのかチームに分かれて話し合いを行い、会社・お客様・取引先・従業員という観点から様々な意見が出ました。その後講師の方からは、対策が必要な背景としては法律による義務化と職場ハラスメントの深刻化であり、必要性としては下記の3つがあげられました。
①職場の満足度向上
②人材離職の低下
③法的リスクの回避

またハラスメントがどういったことなのか理解度チェック(45問)を行い、ハラスメント事件の事例から被害者や会社、ハラスメント行為者それぞれのダメージを具体的に意見を出し、ハラスメントがもたらす影響について考えました。

その他関連法規やハラスメント種類の紹介や、ケーススタディとしてパワハラ・セクハラを取り上げ、特徴や原因など理解を深めました。

 ハラスメントの予防対策として、Rise UPとしては定期的な研修の実施や啓発、また相談窓口を設けることが必要です。個人としてはハラスメントを受けないために、上手に断る方法を知ることや、いざという時に早期に相談できるよう相談窓口を確認しておくと深刻化する前に防ぐことができます。

5・受講した人の声

・労務研修では、どこまでを会社指示として業務を依頼するのか明確にすることが適切な労働時間の管理にも繋がることが理解できた
・何か相談を受けた際に配慮するだけでなく、法令やルールに則ってより公平で安全な判断ができそう
・ハラスメント研修を通して、無知・無自覚がもたらす影響やリスクに気づくことができた
・パワハラと指導の違いや、普段からのコミュニケーションによる信頼関係がいかに重要かが学べた

あとがき
 正しい労務管理を行うことで、従業員の満足度にも影響し、組織全体のパフォーマンスが向上する好循環が生まれます。またハラスメントにおいて当事者ではなくとも、相談される機会があるかもしれません。そんな時は先入観や決めつけは取っ払い、同調・共感ではなくしっかり傾聴することが大切です。Rise UPが大切にしている本音で誠実なコミュニケーションを行い信頼関係を普段から築くことで防げることが多くあることも改めて周知されました。組織も大きく拡大しているRise UPでは、こういった教育面も強化していきたいと思います!