#001 制度改正は21歳で1級施工管理技士の取得を可能にする!?
2022年6月24日(金)配信
今回は、
7種類ある(土木・建築・電気・電気通信・管・造園・建設機械)
1,2級施工管理技士の資格制度改正の話です。
施工管理技士制度の改正については、昨年から国土交通省の
「適正な施工確保のための技術者制度検討会」
において議論が重ねられ、かなり緩和される方向ですね。
議論の要点を簡潔にまとめると、
「現場監督は超人手不足なのに、
資格をとるのに学歴や指定学科で
長い経験年数を求めるのはダメじゃないか」
というものです。
現在の制度だと、
高卒と大卒、それに土木や建築など指定学科卒とその他の学科卒では
必要経験年数にかなりの差があります。
そもそも、
指定学科なんて高校・専門・大学含めて卒業生の数は多くないし、
今どきの生徒・学生は卒業しても建設業に就職するとは限りません。
また指定学科じゃない大卒と高卒で経験年数に差をつける意味が
一般人には全く理解できません。
指定学科や大卒など「少数派」の人達に経験年数を優遇していても、
史上まれに見る建設業の人手不足は一向に解決しないので、
普通科卒や文系卒の人達に門戸を広げようというのが、
今回の改正主旨でしょう。
国交省の方向性はこちら↓
この改正で進むと、
資格取得年齢だけで言えば今後はむしろ低学歴の方が有利、
という事になりますね。
受検スケジュールなど現行のルール通りでいけば
最短「21歳」で土木や建築の施工管理技士になることも可能です。
「土木・建築の1級施工管理技士に21歳でなれる!」
この改正、まだ決定した訳じゃないですが、
・1級技士補は19歳で誰でも受検できて
・1級技士の経験年数は3年でいい(条件付き)
ってなれば、かなり魅力的な気がしますね。
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