建設派遣の社長メルマガ by 株式会社ライズ

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最近の記事

#055 職人が週休2日にならない理由

2024年10月7日(月)配信 前回に引き続き、 とび、大工、左官、塗装といった職人の会社(専門工事会社)で構成される団体、一般社団法人)建設産業専門団体連合会が毎年行っているアンケート調査から、職人の週休2日は何故できないのか、書いてみたいと思います。 職人の会社に対し、 「貴社が週休2日制を導入できない(していない)理由は何ですか?」 と質問したところ、回答はこうなっています。 ▶下請け工事会社(職人が在籍する会社)が週休2日を導入できない理由 上位7位までが以下

    • #054 【実態!】職人の週休2日

      2024年9月17日(火)配信 働き方改革に伴って建設業の週休2日推進が叫ばれて久しいですが、 実際現場はどうなっているんでしょうか。 国交省直轄工事や大手ゼネコンなどの大型工事では、4週8閉所の実施率が高くなってきており、必然的に元請で働く労働者の週休2日実施率も高まっています。 ですが、この場合ほどんどは施工管理職でしょうね。大手ゼネコン施工管理職の週休2日はもう珍しく無くなってきた感があります。 ただ、国内建設工事で働く労働者の大半は約300万人ともいわれる職人

      • #053 1級1次の受検者なんと5割増し!

        2024年8月26日(月)配信 今年4月から施工管理検定の改正が実施されましたが、 やはり一番大きな変更点は1級1次(技士補)の受検資格でしょうね。 実務経験なしで19歳以上なら誰でも受検できる訳ですから、 極端な話、飲食でバイトをしてる若者でも文系の大学生でも主婦でもOKってことです。 で、それだけ受検資格を緩和して一体どれくらい受検者が増えたのか? 試験の実施を管轄する機関が先日数字を出していたので紹介したいと思います。 施工管理技士の中で一番ボリュームが大きいの

        • #052 監理技術者もテレワークできます!

          2024年8月9日(金)配信 今年4月から監理技術者の専任ルールが緩和されたのをご存じでしょうか? 工事を取り仕切る監理技術者についても、働き方改革を推進していこうという主旨で監理技術者制度運用マニュアルが改正されました。 【改正のザックリ概要】 周知の通り、監理技術者は一つの工事について専任が原則です。 専任にもいろんな定義がありますが一般的には常駐という意味合いで取られてますよね。 でも、この常駐が監理技術者の働き方をブラックにしているだろうから、 それを改めて行こ

        #055 職人が週休2日にならない理由

          #051 職人への賃金支払い、国がチェックします!

          2024年7月26日(金)配信 改正建設業法では、 職人の労務費を末端の下請まで行き渡らせるルールを設けました。 が、最終的に「職人に本当に支払われたのかどうか」まではカバーしていません。 支払いについては、あくまで建設業者の努力義務としています。 ま、それじゃさすがにマズいだろうという事で、 国土交通省が実際に賃金として支払われたかどうか今年度から確認する ようですね。国交省の工事で賃金支払い確認を試行的に行うそうです。 で、どうやるかというと、 まず元請と下請に、直

          #051 職人への賃金支払い、国がチェックします!

          #050 型枠大工の時給はCADオペと同じ!?

          2024年7月16日(火)配信 日本型枠工事業協会が実施した、 2023年度「型枠大工雇用実態調査」で型枠大工の実態が公表されました。 調査対象は全国の型枠工事会社120社で、職長1274人、技能工2996人、 2023年11月末時点でのものです。 主な調査結果は、 ・1社当りの平均人数が35.6人となり2010年度の調査開始以降、初の30人台となった。 ・20代の外国人割合が5割を超えた。 ということですが、型枠大工もどんどん人が減り、20代の半分以上は外国人ですか

          #050 型枠大工の時給はCADオペと同じ!?

          #049 やっぱりBIMは普及しないのか。

          2024年6月28日(金)配信 建設DXのコンサルティング事業などを行うArentが今年4月、 建築設計事務所、ゼネコン、サブコンなど150社以上に対して BIM導入の効果について調査をしたようなので、今日はその調査 結果を紹介したいと思います。 BIMが建設業界の潮流になると言われて久しいですが、 現状どの程度の企業が導入しどの程度効果を得られているのか、 興味があるところですね。 まず企業のBIM導入状況ですが、 39%の企業が「BIMを導入し活用できている」とあり

          #049 やっぱりBIMは普及しないのか。

          #048 ゼネコンの派遣利用率は?

          2024年6月14日(金)配信 施工管理など建設派遣の需要が年々増していますが、 ゼネコンは一体どのくらい派遣を利用しているかご存じですか? ゼネコンで働く社員が10人いたら、そのうち派遣社員は何人いるのでしょう。 大手ゼネコン団体の日建連が従業員に関する資料を出しています。 ▶大手ゼネコン【職種別】従業員数の内訳 この資料によれば、 国内の大手ゼネコン上位33社の従業員数は合計で11万6,600人です。 凄い数ですね、単純に1社当り3,500人も社員がいる計算です。

          #048 ゼネコンの派遣利用率は?

          #047 施工管理採用は未経験が主流だ!

          2024年5月27日(月)配信 ここ数年、建設業も未経験者を積極的に採用するようになりましたね。 リクルートのサービスを利用する転職者のデータを同社が調べたところ、 施工管理職に転職する人は、異業種出身が多い事が明らかになりました。 まず、施工管理職の求人のうち「未経験者」を対象とする求人件数は、 2016年から2023年の7年間で16倍以上になっているそうです。 仮に2016年の未経験者OKの施工管理職求人数が100件だったとしたら 7年間後の2023年には、それが

          #047 施工管理採用は未経験が主流だ!

          #046 いくら手戻りさせてもタダ?

          2024年5月13日(月)配信 鉄工所などの業界団体である全国鐵構工業協会が、 工事における「鉄骨製作図」の作成に関して、国土交通省やゼネコン団体に 要望を出しています。 「鉄骨製作図問題の是正・解消に向けた要望書」というものですが、 何となくどんな内容か察しがつきますね。 「製作図」ですから、平たく言えば施工図みたいなもんです。 きっと何度も何度も変更があるんでしょうね。 団体が言うには、 「鉄骨製作図の段階であれば、いくら手戻りさせても構わないという誤った 風潮

          #046 いくら手戻りさせてもタダ?

          #045 新卒450名が入社。建設業界で最大!

          2024年4月26日(金)配信 4月は新入社員のスーツ姿が初々しい季節ですね。 建設業は超のつく人手不足なので施工管理派遣の需要も年々増すばかりです。 当然、派遣会社も多くの人材を採用するわけですが、いまの施工管理派遣は 未経験スタートがマストになっているので、派遣各社は新卒採用も積極的に 行っています。特に大手の派遣会社の力の入れようは凄いですね。 ある上場企業の傘下で施工管理派遣を行っている派遣会社では、 今春なんと450名もの新卒を採用しました。 業界新聞の記事

          #045 新卒450名が入社。建設業界で最大!

          #044 元請の派遣料金は国が負担します!

          2024年4月12日(金)配信 建設業の残業規制が今月からスタートしましたが、 国土交通省は、建設会社が利用した派遣料金を肩代りする制度をつくる ようですね。 今年3月28日付の日刊建設工業新聞1面の記事では、 国交省は、 「上限規制によって元請職員の労働時間が減ると、派遣職員を雇用したり 業務を外注したりして労働力不足をカバーするケースが想定される。」とし、 「これらの必要経費を発注者(国交省)側で負担する枠組みを検討する。」 としています。 具体的には、 「追加

          #044 元請の派遣料金は国が負担します!

          #043 生コン打設も3時までに。

          2024年3月25日(月)配信 全国コンクリート圧送事業団体連合会が、 「現場作業は午後3時までにしてくれ」とゼネコン団体に要望したようですね。 全国コンクリート圧送事業団体連合会。 平たく言えば、生コンのポンプ車の業界団体です。 ポンプ車の団体が「現場作業は午後3時までに」って言ってるんですから 要するに生コンの打設は3時で終わるようにして欲しいってことです。 結構ショッキングな内容ですが、 これ、前回のメルマガで書いたクレーン団体の話と構図は全く同じですね。 来

          #043 生コン打設も3時までに。

          #042 クレーンは3時までですよ!

          2024年3月8日(金)配信 いよいよ来月から建設業の残業規制スタートですが、 これ、建設業界のいろんな課題を浮き彫りにしていますね。 昨年あたりからニュースになっていますが、 クレーン業界がその特殊性から時間外労働の上限を運送と同じ 年960時間以内とする特例措置を数年前から要望しています。 主に移動式クレーンを指しているようですね。 移動式クレーンは当日の移動が多く現場作業を8時間すると、 回送時間がすべて残業となり、さらに出発前の点検や現場での アウトリガーの張り

          #042 クレーンは3時までですよ!

          #041 前職の実務経験の証明は面倒になるかも。

          2024年2月26日(月)配信 今年の4月から施工管理検定のルールが改正されますが、 1級2級とも実務経験の記載については厳しい内容になりました。 特に面倒なのが、前職で在籍していた会社の証明を得る作業です。 前職の会社が倒産や廃業していたら、どうすればいいのでしょう。 また円満退社ならいいですが、何か揉め事があって退職した場合など 実務経験を証明してもらうのは、大変な作業になるかも知れません。 そこで今回は、この2月に公表されたばかりの受検資料を見ながら、 その辺りに

          #041 前職の実務経験の証明は面倒になるかも。

          #040 大手ゼネコン4週8閉所の達成率は?

          2024年2月9日(金)配信 建設業の残業規制スタートまで残り2ヶ月を切りましたが、 工事現場で働く社員の週休2日は進んでいるのでしょうか? 大手ゼネコンの団体である日建連は、 社員の週休2日に向けた取り組みの一環として4週8閉所を推進してますが、半年毎にその状況を公開しているので、現状はどうなのか見てみましょう。 日建連の4週8閉所調査は、一年を上期・下期に分けて行っており、 その結果はフォローアップ報告書としてweb公開されています。 最新は昨年2023年12月に

          #040 大手ゼネコン4週8閉所の達成率は?