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Object Capture【ios17】
iPhoneで3Dスキャンができると聞いたので
いざやってみる!
今回使用したのはこのアプリ↓
現時点でApple公式のアプリでObject Captureは使用できないため、App Storeでこちらのアプリをインストール。
レビューは少ないですが、広告もなく無料で利用できます(アプリ内課金あり)。
データ収集も無いらしい。
スキャンの手順
流れとしては、アプリ右上の+ボタンからモデルを作成する感じです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116979871/picture_pc_a26af7d20295cb3c64633f0dc2c79e8e.png?width=1200)
以下のような手順で撮影していきます。
(360°スキャンの性質上、家具やら景色やらが映り込んでいるため、写真は加工しています。)
1-1モデルの名前を決める
モデルの名前を決めます。
日本語でも大丈夫構いません。
2-1モデルの大きさを測定
モデルにカメラを向けると下のような直方体で囲われます。
そこで幅や高さを微調整します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116975681/picture_pc_4045da4ee2f7ff257e9cd6e1fe41adc5.png?width=1200)
2-2モデルを同じ高さから360°撮影
実際に360°から撮影します。
以下が撮影風景です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116975786/picture_pc_780acd6c8a3bc1b08663733ccee25111.png?width=1200)
これがまた大変です。
360°スキャンを何度も繰り返すため、オブジェクトの周りをクルクル回り続ける必要があります。
外でやったら不審者。
完成するとこんな感じの画面が出てきて次のステップに進めます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116976128/picture_pc_02880bad8fc131da69e25617c5e76448.png?width=1200)
2-3モデルを下から360°撮影
今度は下から撮影します。
やり方は同じです。
オブジェクトのまわりをクルクル回るのですが、速すぎると注意されます(TдT)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116976256/picture_pc_d7728610e0d7749b9634d2e8217db2ff.png?width=1200)
2-4モデルを上から360°撮影
今度は上から撮影します。
もう少しで完成です。
オブジェクトに近すぎても注意されます(TдT)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116976383/picture_pc_5706c7f46db341645252fbbc32e60857.png?width=1200)
3-1processを押して処理を開始
スキャンが完了したらProcessを押して待つだけです。あと7分とか10分とか出てきますが、2〜3分で終わりました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116976455/picture_pc_26feb9d1f5546855a916ee3db17f17ac.png?width=1200)
ちなみに、課金するとsettingsで色々手を加えることができます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116976580/picture_pc_593179eb3c2c43585746829e0050395c.png?width=1200)
おそらくこれ以外は無料で利用できます。
大変ありがたいアプリです。
3-2モデルの完成
プロセスが完了したらついに完成です!
完成したモデルはカメラで投影できます。気になる精度はこちらです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116976841/picture_pc_2773787aad358508b5783f2b66b70799.png?width=1200)
超精密とまではいきませんが結構リアルです!
照明にもよりますが、遠くから投影すれば本物との差をあまり感じません。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116977054/picture_pc_d0e578a8083e25ce58179d354a222929.png?width=1200)
細かい文字もしっかりスキャンできています。
これは凄いですね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116977145/picture_pc_c004cfdebc062111435e74411d63b426.png?width=1200)
デッサン人形はどうでしょうか。
スキマ部分はなかなか難しいみたいですが、腕や足は綺麗にスキャンできていると思います。
実物と比較
さて、実物と比較したらどこまで似せることができるのでしょうか。
天然水の比較
天然水はかなりリアルです。それがこちら↓
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116977349/picture_pc_7b8b3d807d2e48a975412736736b893c.png?width=1200)
これは自宅のテーブルの上に置いた天然水と偽物の天然水(3Dオブジェクト)の写真です。
※写り込みが多いので背景透過しています。
このうち2つが本物で1つが偽物です。
見分けられましたか?!(^o^)!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116978231/picture_pc_27c6defdea3be8e6a8d21c9fa0b994d0.png?width=1200)
自動で切り抜いたのでどれも輪郭はぼやけてますが、左下の天然水が今回スキャンしたものになります。
結構リアルですよね!
投影中、掴もうとしても掴めません。
そこにあるのに...不思議な感覚です。
デッサン人形の比較
次はデッサン人形です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116978718/picture_pc_e44f5ff08c2164e0f4e32dc0acae036a.png?width=1200)
どうでしょう。
色が違うのでぱっと見で分かってしまいますが、頭から胴体まではかなり高精度ではないでしょうか!?
右が本物のデッサン人形で左が偽物です。
しかし、引きで見ればあまり大差ないですよね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116979069/picture_pc_ec19e864c59fc8f428a9edc340b7108b.png?width=1200)
おしまい
いかがだったでしょうか。
大変面白い機能だったと思います。
模様替えをする際、移動前にスキャンしたものを投影してあらかじめ移動後のイメージをつける...なんて使い方もアリだと思います。
この機能はios17かつiPhone12以降のProモデルが必要みたいです。対応端末を持っている方はぜひ試してください!
お読みいただきありがとうございました🍎