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私とおっぱいの100日戦争

こんにちは、夫に生後2ヶ月のお子と同じポーズで寝てたよって言われたrisaです。大人になってもあの赤ちゃんポーズで寝れるんだ笑。

痛い痛い痛すぎるよ、痛いと身体以上に精神が疲弊する。産後、母乳の供給過多でおっぱい(乳房及び乳首)の痛みと戦い続けた私の戦いの記録を残しておこうと思う。なんせ、出過ぎて困った!の経験談って超少なくて、それも高熱までは出ない微妙なラインで痛いの繰り返すってのはほぼ見たことない。大体みんな39度くらいの高熱出してるし、なんなら悪化しすぎて切開しちゃってる人もいる。。

産前の心配は基本杞憂に終わる

妊娠中に1番痛いのは出産の瞬間で、その後は会陰切開の傷さえ治れば、もう痛みとはおさらばだと思っていた。日本には昔から根強く唱えられている母乳神話があることは知っていたけれど、母乳が出なければお子の栄養的にはミルクで問題ないね〜、自分の回復のためには母乳出て欲しいな、くらいにしか思っていなかった。

母乳出るかな?お子は問題なく産まれてくるだろうか?産後鬱は大丈夫かな?お子産まれて夫無理ってならないかな?家事頑張りすぎて子宮にダメージ与えたりしないかな?よくある産後問題を他のプレママさんたちと同じように悩み、ある程度の対策は産休中に考えておいた。母乳とミルクは栄養的にそんなに相違ないことを調べて納得した。マタニティブルーが悪化して鬱っぽくなったら病院に連れて行って欲しいと夫に伝え、ガルガル期はホルモンのせいで本当は大好きだからね!って夫に何回も念押しした。産後子宮にできる傷はこんなに大きくって血がだらだら出るんだよ、だから最初の1ヶ月は私が家事やってたら全力で止めてねとも。そして、夫が苦手な料理はドゥーラさんにアウトソーシングすることにも決めていた。そうやってコロナ禍で実家を頼れない私たちは不安なことをひたすらリストアップして全部潰してから予定日を迎えていた。

万全を期したはずでここまでやれば困ることはあるまい!と思っていたその全てがラッキーなことに悉く杞憂に終わり、私を1番困らせたのはお子ではなくなんと私自身のおっぱいだったのだ。入院中から母乳の出がいいねって言われていたおっぱいはお子の哺乳量をいつも上回っていたようで退院後2週間後頃から約2ヶ月おっぱいの痛みと戦い続けることになる。

いつの間にやら母乳希望の人になっていた私

産前は母乳育児にこだわりなかったのに入院中に何だか流れで母乳希望になっちゃってた私は入院中とにかく吸わせるのを頑張っていた。初日から母乳よく出るねって言われてたのもあるし、混合で進めるのは哺乳瓶の管理がすんごい面倒だと思ったからってのもあるかな、あと自分の体重戻すのにもいいかなっていう邪な考えも笑。そのおかげか元々の体質か、母乳の出る量がどんどん増えていった。

夜泣きで起こしてくれないだと!?アラームで起きられないよ

お子がよく寝るタイプで3時間ごとに起こして授乳がデフォルトでスタートした私の母乳育児。特に夜は起こしても起こしても起きてくれなくて、産後の疲労で自分も起きられなくて深夜なんかは5-6時間空くこともしょっちゅうだった。しかも、1回の授乳で起き寝るまで最初は平気で1時間半くらいかかってた!泣。退院後数日で行った黄疸チェック時の体重計測で増えが少ないから1日8回は必ずあげてくれと言われ、深夜自分が起きられないことがかなりのストレスになった。夫が育休中にもかかわらず、夜眠りが浅くなって悩んでるとか言われたので気を遣って毎度リビングに移動して授乳していたけど、それが面倒でずるずる二度寝しちゃうくらいならと気にせず寝室で授乳にチェンジ、夜間授乳のハードルが少し下がったかな。もし2人目の時もそんなこと言ってたら即日Amazonで耳栓買って突っ込んであげようと思う笑。

加えて、左側だけお子が乳首をうまく咥えられず哺乳瓶の乳首をつけて吸わそうとしたけど、それもうまく吸えなくてギャンギャンされるのが2週間弱続いて、結果、吸わせる量に左右差ができて、母乳量にもおっぱいのサイズ感にも左右差が出てきた。この頃はまだ白斑や乳栓のことは知らなくて切れてないのに授乳時にずっと乳首痛いなって思ってた。でも、最初からそうだったのでそういうもんだと思ってた、1日に何度も吸われてりゃしゃーないかって感じで。

桶谷式と出会うも食事原因論に精神病みかける

この頃の記憶がやや曖昧なのだけれど、おっぱいの左右差が気になったのをきっかけにインスタで見つけた桶谷式母乳外来(痛くない!すぐ良くなった!など評判が良く、他の流派より比較的クチコミが多かったのが決め手)を予約した直後、叫びたくなるほどの激痛に襲われた。ひ、左の乳首が痛すぎる、吸わせるの無理だ、搾乳にしよう。。そこから2日耐え、母乳外来で激痛だった左は白斑(乳首全体が真っ白の状態、今ならやばすぎるのが分かる!!)と右は母乳量が多くて詰まりとの診断を受け、2日連続で母乳外来通って激痛に耐えながらお子に飲んでもらい何とか窮地を脱する。

けど、その日を境に1週間に1回、数日に1回、2日に1回、と詰まる頻度がどんどん高まって、おっぱいが熱をもったり赤くなったり、調子が良いのは母乳外来に行った直後だけ。すぐにいや〜な感じの痛みが現れて、母乳外来の予約をするかどうするか迷っている間にみるみる悪化する日々。。母乳外来に行けば担当の先生に母乳の色が黄色いと指摘され、昨日何を食べたか聞かれ、あれやこれや制限が入り最終的にはごまも豚の細切れや鳥もも肉に控えてみて、って言われる始末。詰まりは取れても気持ちは落ちる。しかも詰まりを取るのは敷いているタオルを握りしめるくらい激痛で30分ほどの治療後はもうへとへと。。

それからは茹でたささみと野菜スープ、五穀米だけの生活。なのに母乳は黄色く、おっぱいは激痛。。この母乳で母乳外来行ったらまた指摘されるやん、、げんなり、、かつ、ゴールデンウィークで母乳外来休み。。1週間くらいセルフケア調べまくって、おっぱい冷やして葛根湯飲んで、飲ませてもなおしこりの取れないおっぱいを自分で搾乳しまくったり、最終的には牛蒡子(苦くてマズーーーい漢方薬、作るのもなかなかの手間)を飲むも自分だけで完治は無理。母乳外来に駆け込んだ2日後また行くというピーク到来でこの時初めて別の先生に担当してもらった。そしたら、「母乳が黄色いの詰まって溜まっているから色が濃くなってるね〜、ママのおっぱいがよく出るからお子ちゃんがまだ飲みきれないのね〜」とのことで食事への言及は特になし。科学的にも食事とおっぱいの関係はないって言われてるもんね!!やっぱそうだよね!!と思い、もうこの先生に鞍替えだ!と心に決めるも、が、前担当の先生に鉢合わせるのが何だか気まずくて母乳外来に行くのが億劫な状態は変わらず。。初期に行くほど回復も早いのがわかってるからさらに厄介で。。この頃は、いらないストレス抱え込んでたな〜って思います。

3人目の先生でようやくおっぱい戦争に希望の光刺す

おっぱいトラブルスタートから1ヶ月半ひたすら母乳トラブルが辛い!!って発信しまくっていたら、偶然、「その頻度で行くのは合ってないのかもね、ここの母乳外来いいらしいよ〜」と教えてもらえ、藁にもすがる思いで即予約。マンションの一室でやっている個人の桶谷式だったのでドキドキしながら初訪問。そしたら、もうこの先生が相性ドンピシャな先生で今まで立ち込めっぱなしだった母乳育児の暗雲がようやくパーッと開けてきたと感じました涙。手技がいいのはもちろん、セルフケアのアドバイスも的確だし、気にすべきこと、気にしないでいいことの線引きにストレスがない!!原因も「そういう時期」だねってことだったし、おっぱい戦争に終止符を打てた今となっては本当に「そういう時期」が何よりの原因だったと思う、あとそれに追い討ちをかけていたのがストレスと疲れかな。

おっぱい戦争、3ヶ月をもって終戦

つい先日生後100日経って2週間母乳外来行かなくてもノートラブル、食べ物も今のところ禁忌はゼロだけど、別のことでストレス溜まってきたら先生に会いに行きたーいってなるくらいに母乳外来の先生が好き、笑。ので、引き続き、育児相談を兼ねて定期的にメンテに通うぞ〜って思っています。合理的ポジティブなので困りごとの答えももらえて、かつ、気持ちもスッキリするので最高です。育児においてはそんな自分に合った相談先をできるだけたくさん持つことが大事なんだろうな〜と感じます、専門はそれぞれ違うと思うので各分野ごとにここだって思える相談先があるとベストですよね。ちなみに見つけ方はアナログで嫌になるけどとにかく足で稼ぐしかない、あとチャンスがあれば人に聞きまくる、コロナ禍なのでなかなかチャンスないけど。。

食べ物+疲れのダブルパンチがきたらまだ分からないけど、やばいラインもなんとなく分かっているし、今後は定期的なメンテだけで母乳トラブルは起こらないんじゃないかな〜と思っています。焼肉食べた翌日に中華ビュッフェ行っても、ケーキを買い込んで寝る前のご褒美に食べちゃっても、うっかり5−6時間寝ちゃうことがあってもへっちゃらおっぱいです。

お子がぐんぐん成長してグビグビ飲めるようになったのも大きいのかな。飲みながら寝落ちが常だったのに、生後3ヶ月手前くらいから片乳5分ずつを一気飲みワンクールでおしまいに成長したのですから感動ものです。その時の体重が確か5.2キロほど。母乳外来の先生が5キロ超えたら飲みっぷりが違うよーって言ってたけれどこれのことですね!!ってなった。

ちなみに桶谷式の母乳外来の費用は1回4,000円前後が多く、予想外にお金がバンバン飛んだ母乳トラブルで途中お金が気になって行き渋っていた時期もありましたが、「そういう時期」は自分では解決できないしメンタルやられるのでバンバンお金つかって行った方が良いです。じゃないと、ほんと産後鬱になるよ!!ピークの時は涙堪えながら母乳外来行ったもんな、ほんとギリギリのところにいたと思う。

とにかく最高の育児サポーターを見つけるのが吉ですって話でしたが、セルフケアなど細かい話も次回書いてみたいなーと思います。

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