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育休から復職して8ヶ月、2024年を振り返る

こんにちは、RAKSULデザイナーのrisaです。
月日が流れるのは早いもので、2024年も残すところあとわずか。クリスマスが訪れるといよいよ年の瀬だなぁと感慨深くなります。
5月に育休から復職し、忙しなく走り抜けた8ヶ月の挑戦や学びを振り返りながら、今年を締めくくりたいと思います。


がらりと変わったワークスタイル

今回の産休中に新型コロナウイルス感染症が5類感染症となり、のちにRAKSULでは週の半分以上出社をする「ハイブリッドワーク」を取り入れる変化がありました。
第一子の復職時からずっとリモートワーク中心のワークスタイルで、通勤時間を家事育児に充てて仕事との両立をしてきたため、ワークスタイルの変化には戸惑いもありました。しかし、始まってしまえばなるようになるもの。今では、ハイブリッドワークのおかげでメリハリをつけて働くことができています。家事育児の役割分担や効率化が進み、通勤時間は束の間の自由時間となりました。家に篭ってばかりですっかり落ちてしまった体力も、通勤によって戻りつつあります…!

育休中はオンラインでのコミュニケーション中心で過ごしていたこともあり、人との繋がりを感じにくい時がありました。出社によってオフラインでのコミュニケーションの機会が増え、メンバーとの繋がりをより感じることができたこともハイブリッドワークの良いところです。

ディレクター兼デザイナーの奔走

産休に入るまでは、RAKSULの印刷事業やノベルティ事業、アパレル・ユニフォーム事業のプロダクトデザインをしながら、時々バナーやチラシ、カタログなどのコミュニケーションデザインをしていました。
復職後アサインされたのはデザイン制作の新サービス。ご商談でお客様の達成したいことや抱えていらっしゃるお悩みをヒアリングし、デザイナーでなくてもラフデザインをその場で描けてしまうような仕組みづくりをしています。

デザイナーが「デザイン」する時の脳内をひたすら言語化・型化

実際に体験し解像度を高めなければ、真に現場で使える仕組みは作れない!ということで、ディレクターとしてご商談に参加し、案件によっては入稿データの作成まで担当しました。お客様とご商談をするのは初めてでしたが、言葉だけではなくビジュアルを伴って認識合わせを行う大切さを改めて感じました。ご商談で共通認識を持てたおかげで制作に入ってからの修正が少なく、お客様も制作メンバーも消耗しない制作進行ができました。

また、デザイナーであることを活かしてご商談でお客様のお話を伺いながらその場でラフデザインを描き上げ、ご提案したこともありました。チラシを作りたい、でもどんなチラシにするべきかわからない、そんなお客様にちょっとした驚きの体験をご提供できたと思います。

インナーブランディング・プロジェクトでの学び

お客様だけではなく社内からも依頼を受け、RAKSUL DESIGN新卒メンバー2名と共にインナーブランディングのクリエイティブ制作に挑みました。
カスタマーサービス(以下、CS)を担当する部署が新たに設定した「8つの行動規範」をCSメンバーに浸透させたい、というのが今回のオーダー。ただ要件を満たすものを作るのではなく、制作するクリエイティブが担う役割や、日々の業務の中でどう浸透していくかのストーリーを考えるところから始めました。

タイトなスケジュールのなか「8つの行動規範」を象徴するイラストを一から描きあげる、なかなかハードなプロジェクトでしたが、最終的にはRAKSUL DESIGN総出でデータを作り上げ、無事入稿することができました。出来上がったクリエイティブに対し涙を浮かべて感動してくれた姿、それを受けて全身を駆け巡った達成感や喜びは心に強く残っています。

本来、行動規範のような「ルール」や「決まり」を新しく設けようとすると忌避されてしまいがちですが、体験からデザインすることでポジティブに受け入れてもらえることを学んだ良い経験でした。

デスクに置いて、ふとした時に見てもらうことを想定したクリアファイル

このプロジェクトではデザイン面でリードをしつつ、新卒メンバーへのディレクションやマネジメントにも挑戦しました。お願いするタスクの量や目標・課題設定、フィードバックの方法や内容など学びの多いプロジェクトでした。至らないところが多く、メンバーには大変な思いをさせてしまったので、2025年はもっとうまく立ち回れるようになりたいと思います。

LT(ライトニングトーク)初登壇

人前で話すことに苦手意識を持っていましたが、LTの機会をいただいてSpectrum Tokyo Meetup #12 in RAKSULで登壇しました。
『子育てから学ぶ人間中心設計のデザイン』と題し、人間中心設計(HCD)のプロセスに則り、シュナイダーマンの『インターフェイスデザインの8つの黄金律』なんかも持ち出しながら、幼児が自分で片付けられる仕組みをつくった話をしました。

緊張していて話している最中のことをあまり覚えていませんが、笑いは取れていたので概ね成功、ということで。

子育て × 人間中心設計(HCD)大喜利

2025年に向けて

育休からの復職、少しでも早く「仕事」の感覚を取り戻して組織に貢献できるようにと走り抜けた8ヶ月でした。新たな挑戦を経て自身の成長を感じる一方で、目の前のことに精一杯で広い視点・高い視座を持てていなかった反省もあります。
2025年はプロダクトデザイナーとしてのスキルアップはもちろん、組織や事業をリードするデザイナーになれるよう、精進して参ります!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
良いお年をお過ごしください!


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