【服装心理lab.#002】あなたにとってのおしゃれとは?「おしゃれ自分史」で紐解こう
服装心理lab.の記事では「おしゃれの呪いを解く」を全体通じてのテーマとしています。
「呪い」とここで呼んでいるのは、自由な行動や決定の妨げになるような、論理的裏付けの乏しい「思い込み」のことです。
例えば、
センスがなければおしゃれはできない。
婚活では異性ウケする服を着なければならない。
子供ができたらお洒落はあきらめるべきだ。
・・・といったようなもの。
「呪い」と呼ぶには、
・自由な行動や決定の妨げとなり、心理的ストレスを生む
・論路的裏付けが乏しい
の両方を満たす必要があります。
ですから例えば
「私はSummerタイプの色の服を着た方がきれいに見えるから着るべき!」
というのは、それが自分にとって心理的ストレスを生むのでなければ「呪い」ではなく「信念」でしょうし、ストレスどころか心のよりどころになっているなら「お守り」と言ってもよいでしょう。
また、
「今月は○円しか自由に使えるお金がないから、その中で服を買わなければいけない」
というのも、確かに自由な行動の妨げになるしストレスにはなりますが、論理的裏付けがある(○円しかお金がないのが事実であれば)ので、「呪い」とは呼べません。
こんな風に、自分の中にある色々な思いを「呪い」とそうでないものとを丁寧に仕分けていく作業が必要にはなるのですが、それをしっかりやる価値はある!と言い切れるほど、私たちは知らず知らずのうちに色んな呪いに絡め取られていて、余計な心的コストを払っています。そして呪いが最も多いジャンルの一つと言えるのが、ファッションや美容などの外見周りなのです。
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