服装心理lab.音声配信#002文字起こし|スタイリスト3人が「おしゃれ自分史」を語る(後編)
(だいたい)毎月1回配信している服装心理lab.音声配信の文字起こし版です。
▲音声版はこちら。
カワサキ:私は塗り絵より着せ替えの方が好きでした。紙の着せ替え人形わかります?
久野:はい、ありましたよね。
sakiko:今もあると思います。見たことある気がしますよ。
久野:今はシールですよね、多分。
sakiko:そうですね。ちょっとつるっとした女の子の……。
久野:昔はさぁ、肩のところに突起があって、それを引っ掛けて服を着せていましたよね。
カワサキ:そう、そう。それが大好きでした。
sakiko:服とか作ってた!
久野:作ってた、作ってた。
sakiko:懐かしい〜〜
久野:基本ベースが、私の世代だと、クリィミーマミとかミンキーモモになっちゃうんだけどさ。基本ベースがあって、それだけで飽き足らなくなるから自分で作るんだよね。追加のワードローブをね。
カワサキ:めっちゃ下手くそなんです。
久野:めっちゃ下手くそ笑。
カワサキ:全然綺麗じゃないけど大好きで。
久野:人形を紙に置いて、輪郭をなぞって形をかたどって作るんだけどさ。
sakiko:あー、性格出ますね。私本当に雑だから……
カワサキ:私も雑に作ってました。
sakiko:肩引っかかんないや、みたいな。
久野:あの肩で引っかける式は、今は見ないな……
sakiko:確かにシールですよね。肩に引っかける方が自由度高い気がするけど……。
久野:なんかツルツルの面に貼ってみたいな、ツルツルの紙に貼って剥がしてみたいな感じですよね。
sakiko:でも、自分で作れないじゃんね、シールだと。
久野:確かにねーーー
sakiko:アナログな方が楽しい気がするなって。
久野:そうですね。でもそれこそ紙で書いてセロハンテープでくっつけるのかな。
sakiko:なるほどね。確かにそれしかないですね。
カワサキ:令和の子供の着せ替えは一体どんなものなのか……。
久野:でもそれこそさ、今は別にゲームとかでもあるし、アプリとかでもあるもんねぇ。着せ替えできるゲームとかさ。
カワサキ:ありますね。
久野:わざわざ紙にしなくても、キャラクターが動いてきてくれるでしょう。着替えてくれるでしょ。
カワサキ:しかもコーディネートの出来栄えとか、なんかあの空間とか。
sakiko:そう、そう。ちゃんとそれ評価があるよね。
カワサキ:ありますよね。なんかちゃんと小物とか組み合わせると、高評価がもらえて先に進めるみたいな。そんな感じですね。多分。
久野:Switchとかのゲームでもそういうのあった気がするんだよね。
sakiko:ありますよね。なんかちょっとでも幅が狭くなっている気がするんですけど、それだと。
久野:そうそう、そうなんですよ。やっぱり何か点数式にしちゃうのは良くないですよね。
sakiko:正解を作っちゃうってことはね、あんまり……。どんだけ正解が狭いかっていう話に。何を正解にしてるんだ、この会社は、って感じですよね。
久野:そうそうそう。
久野:そう、だから正解と言えばですよ。ちょうど先月の収録のその日に炎上していて、あまりにその日だったから話題にできなかったんだけど、「痛いカジュアルおばさん」っていうSNS投稿とかもそうだけどさ。
▲参考
やっぱり何か……なんでしょうね。正解正解正解……。1人1人に対しては正解を教えられる……正解っていうか、「あなたにとって一番いいのは、総合的に考えるとこれですよ」は言えるけど、やっぱり大勢に対してファッションの正解をこれですって発信するのって、やっぱり……、「正解です」はまだいいのかな。「間違いですっ」ていうのはもうやっちゃいけない時代になってるなっていうのはありますよね。
sakiko:でもそう言ってくれた方が安心するっていう人も一定数いるんですよ。
カワサキ:そうなんですよ。失敗が怖いタイプだと、ついそういうのを鵜呑みにしてしまって、それで安心しようとするんじゃないですか。
sakiko:うんうん。「一般性」が高い人。
久野:そうね。服装心理診断だと一般性が高い人は間違いなくそうですよね。
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