韓国風インテリアのポイント
最近人気のあるインテリアテイストの韓国風インテリア。
私がハウスメーカーで現役のインテリアコーディネーターとして働いていた3年前でも、このスタイルはありましたが、韓国風インテリアという名前が確立し流行してきたのは最近です。
今回は、韓国風インテリアがどういったものなのか、ご紹介していきます。
韓国文化の普及
ここ数年で、日本国内では韓国の文化が多く流行するようになりました。韓国ドラマや映画の普及により、生活スタイルやインテリアが注目され始め、K-POPやソーシャルメディアといった韓国のポップカルチャーが若者の間で広まり始め、インスタ映えやフォトジェニックという言葉からもわかるように、韓国の文化がどんどん世界に広まっていったのです。
北欧インテリアから派生した特徴
韓国風インテリアは北欧インテリアがベースにあります。
・木目の温かみのある雰囲気
・自然素材(リネン、ウール、木材など)の活用
・シンプルでミニマルなスタイル
・淡いデザイン(ホワイト、ベージュ、グレーなどのアクセントカラー)
私がインテリアコーディネーターとしてお客様を担当していた頃も、くすみカラーを使いたいお客様が多数いらっしゃいました。当時のトレンドカラーでもありました。
韓国風インテリアのポイント
先述でもありますが、自然素材を利用した淡いデザインの韓国風インテリア。女性的なインテリアとも言われ、曲線的なシルエットの小物と合わせていきます。
例をあげていきます。
①ウェーブミラー
全身鏡や手洗いスペース等に使える小さいサイズもあります。
ウェーブしている曲線がおしゃれ!
鏡はクロークなどファミリースペースに取り付け、置くことが多いですが、こういったデザインのものは玄関やホール、リビングに飾ってインテリアの一部として楽しみたいですよね。
②ソファにブランケットやクッションを置く
写真でお伝えできればいいのですが、ここは文章で失礼いたします。
Instagramで家アカウントの人気のある方、よくやってます。
できればソファのファブリックは薄めのグレーかベージュ(できれば脚がない、もしくは脚の短いソファがベスト)、クッションを2個以上置いたり、ブランケットをかけてみてください。
ブランケットは、ワッフル素材やもこもこの柔らかいものを選びましょう。
③木目やかわいらしい照明を使う
シンプルめなデザインの照明がおすすめです。できれば黒は使わないほうがインテリアのまとまりが出てきます。
ペンダントライトは自身で簡単に取り付けできるもの、電気工事業者に依頼しないといけないものがあるので、注意が必要です。(上記は電気工事資格が必要なものです)
④金物はゴールド
これは新築やリノベーション等をされる方へのお話です。
照明やドアの取っ手など、できればシルバーや黒ではなくゴールドや真鍮を取り入れてあげてください。
難しい場合はブラックよりもホワイトを選ぶとまとまりがでます。
シンプルでミニマルな空間に
韓国風インテリアで思うのは、ホテルライクも同様ですが、
部屋全体をシンプルにまとめること
が大事です。
家族がいることなので、ある程度仕方ないとは思いますが、極力あまり飾りたくない…小物ではビビットな色や主張の激しい小物は避けてください。
子供の作品たちも飾りたいですが…どこにでも貼るのではなく、貼るスペースを決めて飾りましょう。
私の家では、Panasonicのマグネットボードを採用しております!
貼る場所を固定化することで、他のインテリアに影響しないようにできます。また、マグネットなのでピン差しすることなく、気軽に貼ったり剥がしたりできます。(ズボラな私は家計簿に書く前のレシートやメモも貼る。笑)
最後に
韓国風インテリアは女性的でとても優しい印象のインテリアで、比較的飽きのこないテイストです。家づくりにおいて大前提として覚えておいてほしいのが、ナチュラル・淡い色使い・シンプルです。色んな壁紙を使おうとしたり、色んなタイルを使おうとすると、違った印象になってしまいます。
また、既に家をお持ちの方・賃貸の方でも、ナチュラル系の床色であれば今回お話した小物たちを取り入れることで、韓国風インテリアに飾ってあげることも可能です。(④で述べた金物は、できれば、の話なので…)
ぜひ参考にして素敵なインテリアにしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。