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#23 その道が向いているかどうか判断するために必要な年月。

今日のお題は「仕事で一番大切だと思うこと」です。

仕事において、一番と聞くとちょっと決めるのが難しいのですが、最近思うのは、「とりあえず根気強く、最低2年は続けること」です。

最近は転職が当たり前というふうによく言いますが、周りですぐに転職する人でもったいないなと思うのは、「2年経たないうちに転職してしまう人」です。「石の上にも3年」ということわざがありますが、せっかく始めたことや、入った環境で1年ほどで見切りをつけてしまうのは、やっぱりちょっともったいないことをしていると思うのです。

ここで誤解しないで欲しいのは、私は決して、早く辞める人が悪いといっているわけではなく、私の考え方からすると、少しもったいないかも。ということを言っているので過剰に捉えないようにしていただけると幸いです。

「とりあえずやってみる」という精神や、「いろんなことを経験してみるという精神」は私は必要だと思うので、そのこと自体はいいのですが、ではそれが「自分に向いているか」だったり「自分が成果の出せるものなのか」みたいな判断は、2年くらい続けないとわからないものだと思うからです。

だから私はもし何かに挑戦するのであれば、最低2年は続けられるものである必要があると思います。

その物事を1年経験した後の自分と、2年経験した後の自分と、3年経験した後の自分では、そもそもの視座が全く違ったものになります。1年目の最後に、「だいぶ経験積んだし、できることも増えたな〜」と思っていても、3年目をもうすぐ終える自分からしてみたら、「1年目の自分、超雑魚やん、まだできること、あるで」と思うわけです。

その物事を1年だけ継続した人と、2年継続した人では、時間の価値と学びの量が変わってくるのです。だから私は1年で見切りをつけてしまうのではなく、最低2年は継続した方が良いと思うし、すぐにやめてしまう人は「なんでもそれなりにできるけど何にもできない人間」になってしまうのです。

「とりあえずやってみる」精神は大事にしつつも、すぐに飛びついてしまうのではなく、本当にそれを私は、「最低2年続けることができるだろうか?」と一度立ち止まって考えてみることが必要じゃないかなと思うのです。

なんだか偉そうにつらつらと書いてきましたが、何事も、短期間で成果を出すことは不可能だと思うのです。どうやっても、その道である程度のレベルに達するには最低2年はかかる。スポーツでも、バイトでも、そうでしたよね?学生時代は根気強く継続することができたのに、社会人になると途端にそれができなくなる人がいます。

選択の自由度が増え過ぎた弊害かもしれませんね。「これが無理でもあれなら」とすぐに思考を転換させてしまうのです。体調に影響が出てしまっている時などは、そういう思考が大事になる時もあるけど、その人がどれだけのお金と時間と労力をそれに割いてきたかによって、その選択の重みみたいなものは、変わってきます。

なので私はもしいま何か新しいことを始めようとしている人がいたら「本当にそれ、最低2年は続けられそう?」と言葉をかけたいと思います。


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