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梨沙になった2020年

コロナや大学のおかげでお盆も祝日も長期休みも関係ないような一年だったけれど、今はしっかり年末気分。
お坊さんと同じくらいの必死さで12月も走り抜けて、蟹が待ってる実家へ帰っています。

仕事はたくさん残ってるけどそんなことはおいといて2020年を振り返る!


1. 出会った映画

いわゆる「エンタメ」にたくさん触れた1年。
まずは映画から。

①行き止まりの世界に生まれて「傷だらけの僕らが見つけた明日」

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最も惨めな州ランキング第3位、アメリカのラストベルトのうちの1つ、ロックフォードという街で生きていく3人の男の子を撮ったドキュメンタリー。彼ら自身が自分の過去、今、未来と向き合いながら進んでいく姿が映っています。

「撮られる」3人のうちの1人自身がカメラを回し、本当に小さい頃から撮っているからこその表情や言葉が素敵です。

人の強さと弱さ、傷と愛、希望、生きること、そんなものを強く感じた作品。


②異端の鳥<Painted Bird>

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1942年〜1945年くらいにポーランド〜ウクライナ周辺の東欧を生きていたユダヤ人の男の子と彼が出会う人々の話。


彼は、ホロコーストから逃げながら出会う「普通の人たち」が見せる狂気的で残酷な一面に触れながら大人になっていきます。実際に背が伸び、顔つきも大人っぽくなっていくと同時に彼の中身に起こる変化が絶妙に映ってる。

半分トラウマになりつつも人間の根っこから限界まで一気に見せてもらったような映画です。


観た映画の数は案外少なかったなぁ。
来年はもっともっと観たい。


2. 出会った本


窪美澄さんに出会ったこと、Call me by your nameとFind meを読んだこと。

窪美澄さん


じっと手を見る」で入り、「不甲斐ない僕は空を見た」「よるのふくらみ」を一気に読んだ。
誰しもが持つ「やっかいなもの」をただ淡々と書いてある窪美澄さんの本は、実は人に対しての一番優しい愛情表現なのかもしれないと思いました。

Call me by your name とFind me

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映画で、映像で表されるのもとても素敵なのだけど、言葉になったものとして小説を読むのもとてもとても素敵なんです。

あらゆる言葉で愛が表現される。

哲学や音楽に関する知識がとことん乏しい私にとって、言葉の理解はとても難しいのだけれど、表現されている愛そのものは実感としてすごく共感してしまう。

"Call me by your name and I call you by mine"

その意味も、小説を読んでようやくわかりました。

ぜひ、読んでみて欲しいです。


3. RADWIMPS


私を少しでも知っている人は今さら?というかもしれない私の大好き。

「大好き」の後にどんな言葉を入れたらいいかわからないくらいの大好き。


初めて行った10周年のライブから5年経って、15周年の日に15周年のライブへ。
最高の演出と選曲と言葉に泣いた。
「次会えるときまで生きて生きて生き抜いてください」
選曲や洋次郎から「生きていて」という切実な願いを感じた。

死なない理由がまた増えた。

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RADWIMPS 15th anniversary special concert Day2 @横浜アリーナ


4. アイセックとか、就活とか、その他とか。


安心感、安定、論理的思考力が高い、情報処理能力が高い、頭いい、etc...

今年突如として言われることが増えた言葉たち。言われるたびにびっくりして嬉しくて全部友達に報告してた笑


3年生になって、アイセックの中で最年長になったり、就活市場に自分を商品として登録したり、結果として新しいコミュニティに入ったり、新しいアルバイトを始めたり。

そんな、色んな活動は、ベトナムに行ってから今日までずっと、その名の通りこれまでの人生全部ぶつけていたみたいだった。


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アイセックのメンバーと。


相手の言葉に何も言い返せなくて地団駄踏んだり、
論理が通ってないところを詰められすぎて自分の意見が信じられなくなったり、
誰にも自分の意見を聞いてもらえなかったり、
何回も何回も泣いて、それでもと食らいついて身につけてきたものたちが、きちんと武器として認められる日々だった。

それでも、まだまだだと思わせてくれる周りの友人や先輩後輩には感謝です。まだまだまだまだ。


来年はもうちょっと、余裕優しさ愛情包容力安心感あたり磨きをかけたい所存。
武器は既に持ってるのに、トラウマなんてものに縛られてる自分が情けないから。

楽しく生きようとすること、
幸せに生きようとすること、
強く生きようとすること。

ベトナムで出会えた自分、もっともっと愛情を渡せる人にしていく。

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5. 最後に

今年ダントツで1番たくさん話して、
3年目にしてようやく支えることができた親友に言ってもらったこの言葉が、2020年梨沙のハイライトです。

「もうそんな他の人と比べなくても梨沙はもう梨沙を確立していると思うぞ」

いつもありがとう。

例年以上に、お世話になった人の顔がたくさん浮かびます.
就活生という立場を利用してたくさんの人に出会えたし、
アイセックの中でも仲良くしてくれる人が増えました。

支えてもらったり、支えることができたり、道標になったり、導いてくれたり、背中を押してくれたり、守ってくれたり、包んでくれたり、時には反面教師になったり。
多くの失敗失態を許してもらい、弱さを受け入れてもらい、強くしてもらった。

どうか願わくばみんなとの関係がずっとずっと続きますように。
ずっと、なんて昔は大嫌いだった言葉に願いをかけるくらい、みんなのことが大好きです。


ありがとう、2020年。
私にとっては、すごく楽しくて充実していた一年でした。

2021年も、よろしくお願いします。







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