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お母さんが見る「ドラえもん映画」(ネタバレなし)

子どもたちを連れてドラえもんの映画を見に行ってきました。「のび太と空の理想郷」ね。いやぁ。ポップコーン貪り食う息子たちの隣で感動の大号泣だった、私。ドラえもん映画って、本当にいいものですね。

子どもが生まれてからというもの、テレビを見る時間もあまりなくなり(そもそもあまりテレビを見る方ではなかったけれども)、子どもたちもメディアといえばYouTubeとかサブスクとかそういうので自分の興味があるものをピンポイントでチョイスしていくじゃないですか。新しい「知ってる芸能人」がどんどん少なくなってきてる私ですが、ゲストキャラクターの声優を務めたジャニーズの若者も好演だったと思うし、主題歌の女性グループも曲もいいなと思いました。

ドラえもんの映画って、毎回だいたい冒頭でジャイアンに馬鹿にされたのび太が「ドラえもぉぉぉぉん!」って泣きついて(ここでタイトルが出る)、ひみつ道具で異世界に出かけ、そこの住人との出会いがあり、大ピンチに見舞われ、ジャイアンが協力的で、ドラえもんの道具でカバーしきれないところをのび太の勇気や誠意で解決し、ラストでは今までの大冒険が嘘のように日常に戻ってきて、隠してた0点が見つかってママに怒鳴られる、みたいな様式美があると思うのですが。

母になってドラえもん映画を見てみると、この一定のパターンの中で、最後にママが出てくる締めくくりってすごいなと思うんですよ。仲間たちと助け合って信じられないほどの大冒険を繰り広げた非日常の世界から一転、日常の世界へ戻ってきたという完膚なきまでの合図がママの存在なんですよね。戻ってきた、帰ってきたという安心感。ママは偉大だ!

それと同時に、子どもの大成長、大冒険というのは、ママには関われない世界で起こるものなんだなとしみじみ思わされるラストシーンでした。きっと私の知らないところでいっぱい傷ついたり戦ったりして成長していくんでしょう。頑張れよ息子たち!




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