【イタリア発!行きたい場所に行く in Mantovaマントヴァ】後編・写真館
写真館へようこそ!
13歳の息子と2人でアート&歴史探検にハマっています。
今回はマントヴァの後編です。
引き続き一緒に散策していきましょう。
前編はこちらから▼
1.『Palazzo Ducale』ドゥカーレ宮殿
マントヴァは1300年代~1700年初頭にかけてゴンザーガ一族の支配の元で繁栄した都市です。サン・ジョルジョ城と隣接したドゥカーレ宮殿はゴンザーガ家の邸宅でした。
2.『Museo Archeologico Nazionale』 考古学博物館
16世紀にはゴンザーガ家の宮廷劇場、1896年以来は市内の市場として使われていた場所に、1998年にオープンしたのがこちらの考古学博物館です。 この記事の見出し画像をご覧ください。建物中央の上部に「Mercato」の文字が刻まれています。「マーケット、市場」という意味です。この博物館には先史時代、原史時代、新石器時代からローマ時代、中世の始まりまでのマントヴァ地域で発見された考古学的な品々が展示されています。
オフィシャルサイトはこちらからどうぞ▼
3.『Casa di Rigoletto』リゴレットの家
ジュセッペ・ヴェルディ作曲のオペラ「リゴレット」の舞台となったのがマントヴァです。劇中の登場人物は架空なのですが、ゆかりの地ということでこんな場所もあったりします。
ジュセッペ・ヴェルディの生誕地は、私が住むクレモナから約20kmのところにあるBussetoブッセートという町。クレモナは弦楽器製作が盛んだったり、音楽院があったりして通年で音楽に関係するイベントも多く催されています。ヴェルディやブッセートもまたの機会にご紹介しますね。
4.『Teatro Scentifico Bibiena』 ビビエナ劇場
こちらの劇場のエピソードで一番お伝えしたいことは……
モーツァルトが1770年1月26日にこの劇場でコンサートを開催したということです!
1769年12月3日、こちらの劇場はオープンしたのですが、その直後ということになります。当時13歳のモーツァルトは第一回目のイタリア父子演奏旅行中でした。完成間もない、真新しい注目の劇場でのコンサートは大成功を収めたそうです。父であるレオポルトは、「私の人生の中でこれほどまでに美しい劇場を見たことはない」と妻に手紙を出しています。
そして、なんとですね、マントヴァを後にしたモーツァルトはクレモナに立ち寄っています。
かつてモーツァルトが辿った地に自分がいるとは!
アート&歴史探検に一緒にハマっている息子(13歳)にも確認したところ、「あー、この話はみんな知ってるんじゃない?だから、ママはここでモーツァルトと同じ舞台に立ったってことだよ、当時と内装は違うと思うけどー」
だって。
イタリアで生まれ育っている息子の歴史に関する知識量が凄すぎて、聞けば答えてくれるこのありがたさ。しかも、イタリア語でインプットしたことを日本語でアウトプットしてくれるという素晴らしさ。歴史探検の相棒は彼の他にはいないわけです。
実は普段から事前の下調べはほどほどにして探検に出ています。現地でオフィシャルのパンフレットを手に入れてから情報をインプットしたいんですよね。
今回は、モーツァルトのゆかりの地であったことを、後から聞いて本当にドキドキしてしまいました。
5.『Museo di Tazio Nuvorali』タツィオ・ヌボラーリ博物館
タツィオ・ヌボラーリは世界の自動車レースの歴史の中で最も偉大なドライバーの一人として広く知られているマントヴァ出身のレーサーです。
博物館にはトロフィー、メダル、手紙、写真、ポスター、当時の新聞、雑誌など彼の私物やゆかりのあるものが展示されていました。
ちょっとマニアックな博物館だったかな。レーシングファンにはたまらないかも?笑
オフィシャルサイトはこちらからどうぞ▼
6.町歩き、あちこち
自転車を持って電車に乗り込みました。翌週再び訪れたマントヴァの様子はこちらから▼
****************
うれしいご縁に恵まれて、活動の場が広がり続けています。
内発的動機付け(=ワクワク)により「会いたい人」に会いに行った2023年の活動も少しずつ振り返っていますので、気になるものがありましたら他の記事ものぞいてみてください。
最近思うことは、「この2つのことに向かっていれば、間違いない」ってこと。
自分の内側から沸き起こる「〇〇したい!」がいい未来につながっていく感覚です。
(つづく)
こちらの記事が気に入っていただけたら、うれしいです!サポートしたいと思っていただけたら、さらにうれしくなります!わくわくする未来を想像して活動費にさせていただきます。