やさしさの記憶を掘り起こす
「やさしさにふれて」というテーマのコンテストを見つけたので、この機会に忘れてしまいがちな「やさしさ」の記憶を掘り起こしたいと思います。
1. 就活で内定を複数いただいたとき、お世話になった人事さんが「うちじゃない方の内定先がよりいいんじゃないか」と助言してくれた。
これは、当時けっこうびっくりしました。普通採用担当の人事だと、内々定を与えた学生を自社で内定承諾させたいじゃないですか。でも、そのお世話になった担当人事の方は、私が内定承諾を待って欲しいと相談した際に「〜さん(私)が自分の娘なら、○社(他社)を薦めると思う。」と伝えてくれたんです。仕事の使命を果たすこともきっと企業人としてはとても大切。でも、1人の人として私の選択を後押ししてくれたこと、とても嬉しくて、優しさを感じました。
最終的に、やはり自分でもしっくりきていたその○社の内定を承諾して、今働かせていただいていて、その選択はよかったなと思っています。
2. 会社で、組織にまつわるAかBか難しい選択を迫られた時、上司が自分に対して娘だと思って助言をくれた。
これも1と似た内容なんですが、上司が仕事上はAを私に勧めた方がいいのに、私がBにしたいと希望を伝えた時、「〜さん(私)が自分の娘なら、Bを薦めると思うよ」とぽろっと本音をこぼしてくれました。自分自身でも結構迷う判断であり、ちょっと肩身の狭い判断だったので、そう言ってもらえたことですごく気が軽くなったのを覚えています。お父さんみたいな先輩方に感謝です…!
3. 海外旅行で夜行バスの乗り場や、電車の乗り場や、スタバのトイレの鍵の開け方(笑)など、現地の人が教えてくれた。
人に助けてもらってやさしさにふれる。その記憶がたくさんあるのが私にとっては海外旅行です。大学の卒業前に友人と旅行でヨーロッパに行ったのですが、ツアーなど契約せず、3カ国を夜行バスで移動するというストイックな方法をとりました。チェコ2日→スイス3日→イタリア3日。朝から夜まで観光して、夜の間に8時間くらいかけて国をまたいで、また朝から観光するという、なんとも欲張った旅でした(笑)
夜行バスは予約制なので逃すとかなりまずいのに、プラハの夕焼けがみたい!!なんて言っているとギリギリになったり、ゲストハウスでお風呂入ってからバス乗ろう!と言ってたらギリギリになったり、、しかもバス乗り場や電車乗り場はやっぱり土地勘がないと難しいことが多くて本当にギリギリで生きてました。そんな時、よく人に道を聞いて、本当に助けられたなと思います。
あと、夜行バスが超早朝に着いて、時間を潰す場所とかお手洗いも少なくて、やっとこさスタバを見つけたものの、スタバのお手洗いに4桁の数字のロックがかかってて入れなかったり、、、(レシートに書いてあるとかなんだったそうですが、店員さんにレシートをもらい損ねたか何かでわからず、、、)周りのお客さんに教えてもらって助かったこともありました。
4. おわりに
このお題について書こうと思った時、最初、正直、ちいさな優しさはいくつもあっても、書こうと思う内容が少なかったんです。やっぱりコロナ禍で、海外にもいけず、知らない環境に行くことが減ってると思います。それと、社会人2年目で、就活していたときみたいに大きな選択などが少なくなったなと。さらにStay Homeでオフもオンも過ごすことが増えて、身の回りには自分のお気に入りばかりでとっても快適。
でも時には旅に出たり、新しい環境に飛び込んだり、外に出て何かを探し求めたり、そんなちょっと未知も多いけど、わくわくする時間をまた増やしていきたいなと思ったのでした。
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