ツインレイ〜男女だけ?
私は女性で、彼を想って、そういう視点からの記事を書く。
でも、お相手が同性、という方も当然いらっしゃるのでしょう。
今日は、ご縁ある方から教えていただいた漫画をご紹介しながら、男女、だけではないつながりについて思うことを書いていきたいと思います。
その漫画を語ってくれた時の、その方の熱量そのままでお伝えしたいと感じましたので、許可をいただいて、文面をそのまま載せることにしました。
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「BLの漫画で「春を抱いていた」という芸能人同士の物語があって」
「読んだら凄くて、番外編に2人の過去世とか未来世の話もあって、私はツインレイとも取れる話と思っていて」
「もちろんストーリーは面白いのですが、この漫画の何が凄いのかというと、本当に2人とも最初と最後では別人のようになっていて、2人が出会ってそれぞれにいろいろあって、エゴが取れて成長したら、ここまで人は変わるんだ、本来、恋愛の出会いとか、意味って、その人をきっかけに成長することなんだということがよく分かる物語で、言い換えたら、男性性と女性性の成長というか、バランスが整う、ってこういうことなんだとすごく勉強になりました」
「なんか話しだしたら止まらなくなるんですが、受けの方が過去世の侍同士の時、戦争で切られて半身不随になって、敵である攻めに匿われていて、でも迷惑をかけたくなくて自害したというのがあって(漫画の中過去世ではなく、二人で演じた芝居の役柄で、そういうシーンを演じたので感情移入として体験している)で今回、攻めの友達の俳優にレイプ未遂にあって、脅されて、一回だけ抱かせてほしいと言われて、それを飲もうとするけど、その過去世の失敗(自分の思う相手の為)を学びに変えて、攻めに全てを打ち明けてという、前世とは違う選択をして、二人で解決するというか、乗り越えるというシーンがあって、なんかめちゃくちゃ深いなと」
「この二人は男同士だし、芸能人設定だし本当に自我が強いから、魂が削られあってるというのがよくわかる感じで」
「最終的には〜」
(ネタバレになるので、最後、スペースを空けてから書こうと思います)
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私個人的には、LGBTに関し、特別な偏見などは全くない。
でもその一方で、理解ありますよ!あなたたちに、みたいなアピール?国レベルでも、個人レベルでも、そういう、ともすれば押しつけがましくすら思えるもの、にはずっと違和感がある。まずは周知させること、の必要性も理解しつつ。
木下龍也さんの「あなたのための短歌集」の中に、私のそんな違和感とフィットする作品を見つけた時には、私の感覚は間違ってない、とも思えた。
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誰を愛するか、誰に惹かれるか、は、極めて極めて、個人的なこと。
愛する人にいつ出会うか、も、人それぞれに、違うもの。
愛する人と、どんな形で寄り添ってゆくのかも、そのカップル同士に適した、それぞれの形があるもの。
本来、そういうものであるはずなのだ。
でも、異性に興味が出るのが普通、とか、ある程度の年齢になっても誰とも付き合えないのは、とか、結婚しないのは、とか、子供を産まないのは、とか、いろんないろんな周囲からの雑音が、うるさすぎるのだ、と思う。この日本という国は。
だから、同性同士、とか肩身が狭い。
そしてそれは、既婚者同士とか、年の差カップルとかの恋愛にもいえること。
結婚したら、誰も好きになってはいけない、不倫だから、とか、年の差があり過ぎることへの周囲からの好奇の目とか。
本当は、そういうの、全部、不要なものなのでは。
だって、極めて極めて個人的な、本来、とっても個人差のあるものだと思うから。
いろんな愛の形、がある、ってただ、それを分かっていれば、うまくまわってゆくことがいっぱいあるような気がする。
でも、こういう、肩身が狭い状況に押しやられがちなカップルは。
実は、得してるとこも、あるのです。
それなりの年齢で、とか、普通に付き合って、とか、結婚して、周囲からおめでとうと言われて、とか、孫の顔を見せて親を喜ばせて、とか、そういうそういう、今の世の中の普通、とされているルートに乗っていないからこそ。
より、愛することの価値が分かる。
身悶えするくらいの、愛を感じられる。
身分制度とかなくて、結婚前の貞操がとかそういう観念もなくなって、好きな時に、誰とでも付き合えるようなこの現代に。
普通、なかなか体験できないほどの、想いを味わえる。
それは、すごいこと。
これを味わいたくて、こういう恋愛するぞ、って、決めてきたのかもしれないですよね。
そうして、相手とのことを考えてゆく中で、愛について考えて自分自身と向き合う中で、いつしか成長できている。
周りをも成長させるくらいの、いい影響を及ぼしていける。
そんな恋愛ができることは、やっぱり、得、だと思います。
今回は、同性同士、をメインに書きましたが、魂が分かれて入った先、が人間とも限らない、という話も私は好きで、私の中にはとてもスッと入ってきます。人間ではない生き物、であったり、無機物であったとしても。私は、そういうこともあると思っています。
「春を抱いていた」とあわせて、その方は、ほかにも「明日はどっちだ」という、男子高校生が主人公の漫画も紹介してくださいました。
ご興味ある方は、ぜひ年末年始のお休みにでも。
あと、「春を抱いていた」の最後、この下に書いておきます。
「最終的には片方が政治家になって同性婚ができるように法律まで変えて、2人の成長と恋愛の話というより、世の中に与える影響、使命という意味でもツインレイっぽいなと」
過去世と違う選択をして、のところもそうでしたが、とても深いお話だと、感じました。
必要な方に届きますように。