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LINE相談から②〜親ヘの思い

LINE相談やセッションを受け付けている。

秘密厳守は当然のこと。

ただ、これはほかの方にも知ってほしい、きっと同じようなお悩みに苦しんでいる方が多いはず、そう感じた時には、ご相談者さまのご了承を得て、記事に書かせてもらっています。

今回は、お母さん、ご家族との関係に長年の間、苦しんでこられたRさんのことをご紹介させていただきます。
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私のLINE相談に来てくださる方は、ご自身で気付いておられるかどうかはさまざまですが、いわゆるスピリチュアルなお力がとても強い方が多いです。

Rさんもそのおひとり。

頭の回転がとても早く、それは広大な宇宙の叡智から、ピンポイントで答えを探し当てられるという非常に高度なスピリチュアルな能力でもあると思うのですが、とにかく、頭がよい方。

だからこそ、さまざまなことが分かってしまう。

ご自身がこのような家庭環境に産まれた意味。これまでの経験の意味。今のご家族との関係性にまで幼少期のことが及ぼしている影響、とその意味。

そのようなことが、一瞬のうちに、「分かってしまう」方でもありました。

Rさんほどのお力そのものは、持っておられる方はそう多くはないと思います。

ですが、親との関係、ご家族との関係に悩んでおられる方というのは、悩む中いろいろな知識を得ることで逆につらい思いやご自身をがんじがらめにしてしまう傾向もあると私は感じていて、ブレイクスルーするまでに何個かの壁を越えなければならない、そして、今回のRさんの壁の越え方、あるいは壁のぶち壊し方は、きっと、ほかの方の参考にもなるはずだと感じました。


Rさんが、壁をぶち壊した方法。


それは、死んでしまえばいい、ってお母さんのことを、私に言えたことです。


それまで、Rさんはたくさんのことを私に話してくださいました。

幼い時からのことやご苦労の数々。

本来守られるべき幼少期から、逆にお母さんをRさんが守ってきたこと、守り続けてきたこと。

そして、自分自身を生きたいという思いと、長年染み付いたお母さんヘの思いとの間で、Rさんは引き裂かれそうな思いやつらさ、たくさんの涙と共に、ご自身の心のうちを見つめることを続けてこられました。

それは深い深い闇を覗き込む作業。

誰も、そんなことはやりたくないくらいの、こと。

でもRさんは、日々、丁寧にご自身の心と対話し、ご自身の心をすくい取ってあげていました。



そうして、いつしか日常生活レベルでのお母さんヘのグチがたーくさん出てくるようになり、ある時あっけらかんと、死ね、死ねって、お母さんのことを、私にそう言ってくれました。


私、その時、嬉しかったんです。

あ、Rさん、やっと言えた、って。

よかった、って。


親へ感謝してみるとか、逆にこれまでされてイヤだったことを全て書き出してみるとか、そういう方法だけで、関係が好転してゆく方もたくさんいるとは思います。

でも、それだけ、上辺だけやってても、何ひとつよくはならない、そこまでの親子関係もあると私は思っています。

とにかく自分の心を見つめていった先に、そこにあったものが、早く死んでしまえ、であるのであれば、それでいいのだと私は思うのです。

それを隠して、親に対してはこうしなきゃとか、そんな罰当たりなこと思っちゃいけないのではとかやっていても、苦しさは消えません。

泣いて泣いて、自分を癒やした先にあったもの。死んでしまえ、という思いを受けとめて一旦は認めてあげないと、その先には行けない、つまり、自分自身の人生を生きることはできないのです。


その後何日もしないうちに、Rさんは、新しいチャレンジをするつもりだと私に教えてくれました。

Rさんは、とりあえずやってみる!ととても清々しく軽やかで、これも、私のLINEに訪ねてくださる方々の特徴でもあるのですが、心のうちを見つめて、重いものを手放した後は、皆さん、ご自身の本来の望みを掘り当てて、もうどんどんとチャレンジしてゆかれるのです。見ているこちらが惚れ惚れするくらいの行動力で。そうして、それぞれの場所で、それぞれのやり方で、光を広げてゆかれるのです。

セッションも終わりに近付き、私は最後にRさんにカードを引かせていただきました。

これまでのセッションを通じて、何度も一貫して出ていた、今のRさんを表すカードと共に、これからのチャレンジを、とても応援してくれているような素敵なカードとメッセージが降りてきました。

そして。

お母さんとのことも、これからとてもよくなってゆく、とも。

私には、ビジョンとしても、見えていました。

Rさんと同じように、お母さんもまた、本質は、大きな愛の方。

美しい魂で、ただ、役割として、Rさんにとっては長年、困ったお母さん、を演じてくれていたような。

それをお二人が、分かり合える時がくる、と。

それはとても美しい瞬間。

Rさんもお母さんも、その周りの全ての人たちの魂もまた、最高に癒される瞬間。



Rさんが、つらくともひるまずに、ご自身と向き合ったから。死ね、死ね、って思えたから。綺麗事だけじゃないところで、自分自身の心の奥底と向き合えたからこそ、初めて出会えるお母さんの真の姿、本来の光だと私は思います。

感謝しなきゃとか親孝行しなきゃとか、そこをスタートにしては絶対にたどり着けない。

死んでしまえ、って思うほどのものが自分の中にはある、って認めたからこそ初めてたどり着ける、深い深い闇の向こうにある、大きな大きな光。

Rさんとお母さんの魂が、長い年月をかけてまで、たどり着きたいと思っていた、光溢れる場所。

そして、これからのRさんのチャレンジを、私は応援しています。











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