指導霊②

3月19日
グラウンディング。
私から、地中広く根っこが広がっていく。
私の背中を通って、地中深くまで柱がある。
柱の幅は地中深くいくほど広くなる。
それがぐわーっと広がって巨大な三角形になる。
ニ、三度形を変え、その中心に私が落ち着く。
三角形。
心技体、という言葉が浮かぶ。
技、ではなく、魂か。
心と体と魂。
男性性と女性性に加え、この三位のバランスを意識せよ、ということかと思う。
三角形の真ん中にいる私は涙を流す。

主護霊
おはようございます、と言うと、私の髪をなでてくれる。

子供の髪を梳かしたりすると、私はこんなことやってもらったことなかったなあ、と思っていた。
でも今、私が子育てをやってこれたのは、子供を愛してこれたのは、この主護霊がそばにいてくれたからなのだと分かった。

松の木に、私には母親がいなかった、母親がほしかった、と言ったことがある。
『いなかったわけではないんですよ』と言われた。
その時は、これまで私にいろんなことを教えてくれた方々のことを思ったけれど、本当はこんなにも近くにいてくれたのだ。

私は主護霊に「お母さん」と言えた。
私を包み込むように抱いてくれた。

『私たちが母になります』
と言ってくれた松の木もあった。
いろんな存在が、私の父であり母だった。
そういった無数の存在に守られて、私は生きてきたのだと思った。

指導霊
私がいつも通り朝に規則正しく瞑想してることを喜んでる感じ。
何か運動部のコーチみたい。
『今日は何だ?』何に気付けている?といった感じ。
三角形。『うん』
私は心、体、魂の話をする。
『うん、他には?』
宇宙の、天の、周りの父親と母親に気付けたこと。『うん、うん』

そうして私の背中に触る。
『この背中のなあ』一本、筋が通り過ぎている、といったことを言われる。
だいぶ減ったとは思うのだが、「こうでなければいけない」とかの、私の考え方の固さを言われているのだと思う。
でもそれは、実は私の規範意識の低さとか自律心のなさと表裏一体でもあるのだ、と私は言う。
だから彼と近付き過ぎるのも怖いのだと。
全部どうでもよくなって、戻ってこれなくなっちゃうんじゃないかって、言わないけど多分お互いそう思ってる怖さ。
『今ここまで気付けてる以上、それはもうないだろう?』と。
確かにこのような存在の数々に守られているのが分かった今、若い頃のような自堕落なことは、多分やれと言われても畏れ多くてできない。そんな度胸はない。

『だったら解き放て』と。
『そうすれば、もっともっと輝く。もっともっと光る』と。

私は少し考える。
今こうして、自分の精神性に触れ、こういった存在とお話できること。それだけで私には十分でもあった。
でも多分そうはならない。
いろんなものが私に働きかけて、私は動くことになるのだろう。

「もう、これ以上は結構ですって言っても、そうはさせてはもらえないんですよね」
私は言ってみる。
もう進むしかない、ということは、本当は分かっていた。
年明けくらいから、夢の中だったり、いろんな存在からのメッセージとして、何度も受け取っていたし。

『分かってるではないか』
嬉しそうに言うと、指導霊は去ってゆく。
他の霊を引き連れて、トレーニングにでも行くようなイメージ。
何だかおもしろい。
明日また話を聞いてもらうために、今日一日、できることをして気付きを得よう、深めよう、と思う。
私はとっても前向き。




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