映画 『AMY エイミー』
Amy Winehouseのドキュメンタリー。
私がAmy Winehouseを知ったのは『Rehab』という曲がきっかけだった。
ちょうどアメリカに住んでいた時期に 『Back to Black』というアルバムが売れに売れ、2008年のGrammyでは5つも賞を取った。
聞いた瞬間に こんな風に歌ってみたい!と思わせる声。
Amy Winehouseの音楽については また別の記事に書くとして。。。
彼女も 27歳で亡くなった偉大なアーティストの1人。
Amy Winehouseといえば、極太の跳ね上げアイラインにビーハイブヘア。
1960年代のアーティストを彷彿とさせるスタイル。
とっても華奢(というかガリガリというか)。
しかし、パパラッチの悪意もあるのだろうが、ゴシップ誌などで取り上げられる写真はどれも 心配になってしまうような写りのものばかりだった。
このドキュメンタリーでは 彼女の変遷がわかる。あのスタイルを完成させる前の彼女は 一人の天才ジャズシンガーソングライターだった。少しふっくらしていていろんな表情をするやんちゃだけど普通の女の子。彼女が書いた曲は 全てが完全に実話だった。音楽を生み出すことは彼女にとってのセラピーにもなったのだろうけど、あまりにも個人的な内容すぎて歌えなくなってしまったこともあったのだろう。
今回のドキュメンタリーは 元夫が相当な悪人として描かれていて、彼によって人生が狂わされて死に至ったようにも感じるかもしれないが、彼がいなければ生まれなかった名曲が相当数あることもわかる。
彼女は紛れもなく名声に殺されてしまったと思う。
どこへ行ってもカメラに追いかけられる。誹謗中傷を受ける。
お酒を飲まないと、過食嘔吐を繰り返さないといけなかった。
彼女のオリジナルアルバムはたった2枚しか販売されていない。それでも、彼女は
私を含め多くの人に影響を与えた。彼女の生き方はさておき 彼女の音楽への姿勢はずっと評価され続けるのだと思う。
「お騒がせセレブ」ではなく 「唯一無二のアーティスト」である。
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