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過去、現在、これから
私が18祭に応募した理由は自分の選択に対する「自信」と「確信」が欲しかったから。
幼いころから様々な音楽や楽器に触れる中で、音楽を創り上げられることの幸せを知った私は、いつからか音楽に関わる仕事に就きたいと思うようになりました。
音楽を職業にしたいと勇気を出して両親に伝えたけれど、全面的な同意や応援を得ることが出来ず、音楽を専門に学ぶ学科を進学先として選べなかった私は…
少しの悪あがきをして、音楽と接点を持てそうな学科を専攻しています。
けれどもやっぱり、音楽そのものを職業にしたくて、一人でできるところまでやってみようと独学でDJを目指し始めたけれど、右も左も分からない中で学ぶのは難しく…
今でも、SNSを駆使して、分からないことが有ればDJの方に、DMやチャットで方法を聞いて少しずつ学んでいくことしかできていないのだけど…笑
そんな状況だったからこそ、DJになりたいと堂々と話すのは少し躊躇いがあって…「自分の進んでいる方向は正しいのか」と不安が常にありました。
もし、18祭を通して夢を追う同世代と一つの音楽を創り上げることが出来れば、自分の夢やこれまでの選択に「自信」や「確信」が持てるのではないかと思い応募しました。
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本番、1006人それぞれの悔しさ、悩み、希望を乗せた音は輝いて聞こえて…
7期の皆に出会えて、共に心音を重ねられてよかったと心の底から思いました。
放送を見終えた今、7期の18祭に懸ける思いや表情に感動したし、私たち7期の気持ちを受け止めて、それを音として形にしてくれたYOASOBIのお二方の思いに、伝えきれないほど感謝しています。
18祭の参加を通して、自分の欲しかった「自信」や「確信」が得られたのかと問われれば、そうではないような気がします。
だけども、1005人の音に、想いに触れて、新たな考え方を知ることが出来たと思っています。
放送の中でAyaseさんがそうであったように、音楽をしている全ての瞬間を振り返って「楽しかった」と自信をもって言い切ることは出来ないかもしれないけれど、どんな状況でも、7期の皆との出会いや本番の瞬間がこれからの私の挑戦の糧になると思います。
この先、自分の目指す理想像に近づけるのか、将又夢半ばで挫折してしまうのか…
今の私は、どちらの未来も見えないくらい、目の前の暗がりの道を歩くことに精一杯だけれど…
どんな未来になったとしても、私の音楽人生に悔いはないと言い切れるその日まで、
1005人と奏でたあの音を握りしめて夢に向かって進み続けたいと思います。
7期の皆、YOASOBIのお二人、バンドメンバーの皆さん、その他YOASOBI18祭に関わってくださったすべての皆さん
本当にありがとうございました。
「HEART BEAT」を聞いてくださった全ての人が、これからも自分らしく生きていけますように。