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扉の向こう

窓の外から微かに聞こえる虫の音

壁掛け時計の針の音

静かな夜の道を通り過ぎる車の音

日常のありふれた音に触れた時ふと

"寂しい" と感じる夜がある

人肌が恋しくて、誰かに愛されたくて、、、

どうしようもないくらい、寂しくなる

そんな夜


私は一本の電話をかける


しばらくして聞こえる足音と 鳴り響くインターホン

扉を開けば

夜の寂しさはもうそこにはない



今日も私たちは

温もりを分け合って

夜を明かす




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