RiriZINE

本を読むのが好き。 推し本の紹介や、日々感じたことをアウトプットしています。 本ブログはamazonアソシエイトプログラムに参加中です。

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最近の記事

ナメクジに学ぶライフハック -ゆるくいこうぜ!-(読書感想文「ナメクジの言い分」)

前世はナメクジだった、と信じていた時がある。 ゆっくりマイペースで地べたを這う。 殻を捨て、むき出しの体でぬろぬろ生きる。 つつけばツノをふよんと引っ込め、またおずおずと出す。 (※寄生虫がいるので素手で触れないでください) 悩み多き思春期の私には、その姿がとてもいじらしく、心強く映った。 大人になってからもナメクジへの親近感は消えず、本書「ナメクジの言い分」(足立則夫著、岩波科学ライブラリー)を目にした次の瞬間には手に取っていた。 とにかくすごいナメクジ愛 本書で

    • 心配性ミニマリストの旅じたく

      昔から、荷物は少ない方だ。今風に言えばミニマリストに近い。 お出かけはミニバッグだけ。旅行や帰省も、リュック1つで身軽なのがいい。 と同時に、私は心配性でもある。ミニマリスト的な「今必要なものだけを」という考え方とは反対に、「これも必要になるかも」と物をため込みがちなイメージの心配性。 特にこんな時期だから、万が一を考えた準備はしておきたい。でも荷物は最低限にしたい…! そんな葛藤の末に生まれた、旅の持ち物リスト・やることリスト。 考え方は人それぞれだから、あくまで自分

      • タバコの匂い

        雨の夜道、ふと久しぶりの匂いがした。 ヘビースモーカーだった祖父の車の空気。クラブに漂っていた煙。キスの苦さ。小学生の私の横に座って教えてくれた先生の、ニコチンとミントが混ざった胸を突くような口臭。 一瞬で時系列を無視した走馬灯が流れる。 横を見ると、背中を丸めて通り過ぎる男性の指にタバコが挟まっていた。 マスク生活で、外出する時も無臭空間を泳いでいる中、4重のフィルターを突き抜けて鼻に届いた匂い。 喫煙者に厳しい世の中になり、今では周りで吸う人をほとんど見かけなくな

        • コアラのマーチが疲れた大人に教えてくれたこと

          コアラのマーチが好きだ。 軽い歯ざわり、粉っぽい香りに、チョコレートの主張しすぎない甘さ。サクサク無限に食べてしまう。 いつものように、コンビニで見慣れた六角柱のパッケージを買う。家に帰ったらYouTubeを開き、緑のフタを剥がし、銀色の袋をキュイっと割いて、指を突っ込む。 好きな曲のPVが一本終わると同時に、指が空を切る。あ、ぜんぶ食べちゃった。 開封してからここまで、コアラの絵を目にした回数は、ゼロだ。 とたんに罪悪感に襲われた。 パッケージには、様々な表情で

          noteのススメ ~自分がジャイアンになれる場所を持つのは最高~

          noteに投稿し始めて、一週間が経った。 正直、とても楽しい。 私は日記ブログとして書いているので、書く内容も、頻度も、スタイルも自由だ。 思いついたら即noteを開いて下書きにメモするし、パッションを注げる「💡」がなければ更新をしなくてもいい。 noteでは、です・ます調が流行りのようだけど、自分が楽しく書けるので、だ・である調で書いている。 人の目を気にして、変に謙遜する必要もない。 というか、今のところは完全に自分のために書いて(書けて)いる。もしたまたま誰

          noteのススメ ~自分がジャイアンになれる場所を持つのは最高~

          「自信がない」は幻想かも知れない

          結論から言うと、「そんなことで悩む暇があったら手と足を動かせ」ということなのだろう。すごく厳しい解釈をすれば。 あるオーディション番組で、世界的に活躍する歌手である先輩が、デビュー候補生の悩みにアドバイスするという企画があった。その中で候補生から「周りが優秀なので自信を失ってしまい、前に出ていけない」という悩みが出た。 この悩みは私も共感するところがある。 数年前までは今のような図々しさはなく、皆がすごく見えて、「自分なんかまだまだっす…」「場違いかな」「こんな私ですみ

          「自信がない」は幻想かも知れない

          ライオンズゲートと一粒万倍日と私

          8月に入ってから、SNS等でちらほら「ライオンズゲート」という言葉を目にするようになった。 クールな名前に惹かれてググってみると、宇宙と地球をつなぐ「獅子の扉」が開いてエネルギーが降り注ぐ重要な期間らしい。この扉が開いている間にやるべきこと、やるべきでないこと、など色々出てくる。 「ゲートが閉まる前に」という言葉に急かされるように、スピリチュアルに詳しくない私も夢中でネットを読み漁った。 ふと我に返ると夜中の2時。 …まずい。これは、非常にまずい。 だって、こうして

          ライオンズゲートと一粒万倍日と私

          ペンは熱いうちに打て

          鉄は熱いうちに打て、と言う。 これは真実だ。特に私のように、頭でっかちな上に熱しやすく冷めやすい人間にとっては、顔に油性ペンで書いておきたいくらい切実な真実だ。 面白そうなことを思いつくだけなら四六時中「💡」が光っているのだが、なんせ腰が重い。「リスクが…」「批判されるかも…」「明日やろう…」などと御託を並べ、妄想するだけで満足して終わる。 だから、noteを始めたいと思った瞬間、この「💡」だけは無駄にしちゃいけないと思った。 でないと、過去の閃き同様、手つかずのまま

          ペンは熱いうちに打て