私
私は平々凡々(というか平凡より下にいる)、心配性で臆病で自信がなくて勇気もなくておどけものでだらしない。
物心ついたときから努力が出来ない。時々何でか考えたけど、単純にやる気が出ない。
勉強して良い学校行こう!とか良い会社に入るぞ!とか思えた試しがない。学校も塾も習い事も仕事も家事もめんどくさい。やらずに済むならやりたくない。そんな人間。
行動理念は"怒られないため"。いつも怒られたくないからやってるだけ。怒られたくない精神だけはホントスゴい(我ながら)。まぁ勉強と部屋の片づけはそれでもやらないことが多々あったけど…。
昔はじぶんの事を"平凡でまあまあ善良な人間"だと思っていた。年を重ねて気付いたことは、"私は、何においても平均以下だし善良でも何でもなく、イヤな部分も多くあるペラペラの人間"だということ。そこまで悪いやつじゃないけど全然良い奴でもなかった。
自分がされて嫌な事は人にしないようにするぞ!とか気をつけていても何かのはずみでうっかりしてしまったりするし。その「はずみ」は疲労だったりむしゃくしゃだったり色々。
昔は今より断然知らない事が多く、それなのに色々知ったような気で生きていた。例えば家族の介護を苦に殺人が起きたというニュースに、介護は大変だと思うけど家族を殺してしまうなんて、とか自殺するくらいなら逃げたりすれば良いのに、とか。
今は、どうにもならない状況があることや、介護がどれ程大変なものか、自殺するほど追い詰められる状況や心、家族でも永久にわかりあえないことがあることを知れた。親子や夫婦や動物への虐待……平気でその様なことが出来る人間とは私も永遠にわかりあえない。(というか、そういうことをするやつはこの世界から消えてくれと切に願っている)
ずっと理想の自分があって、そうなりたくてながらく無理してた気がする。理想の自分は、明るくて朗らかで飄々としてて社交的で元気でタフで錆びなくて媚びなくてぶれなくて人を羨んだり妬んだりしない、お洒落で軽やかで素敵な人。そうなろうとした事は無駄ではなかったけど、今はありのままの自分でいるのが楽でいいやと思っている。決して社交的ではない自分のままで。
新型コロナはそんな自堕落な私をにわかに変えた。これまで、自分がやりたいことに対していつかやろういつかやろう、と思いながら日々を過ごしてきたけど、もしかしたら死ぬかもしれない、という現実にやりたいことはやっておかねば‼と思うようになったのだ。このnoteを始められたのもそういうわけで。だからと言って、コロナには一刻も早く消えて欲しいけども。
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