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[育児]頑固な子はガラスの心。次女ハナとの壊れかけた絆。

今回は、
次女ハナ(年中)について書こうと思う。

長女サキ(小一)について書けば書くほど、
私はスパルタを推奨してるみたいで…

私が尻を叩く方が向いてるのは確かだけど、
決して推奨してるわけではない。


私のように、
尻を叩かれても傷つくだけで、
なにも響かない人間もいる。

一方、
見守られるだけだと進めなくて、
たとえ不器用なスパルタだとしても、
理解されてることに愛を感じる人間もいる。

そういった特性を見極める努力なくして、
寄り添う子育てはありえないと思うんだ。

こんな記事を書いておきながら今さらだが、
サキは夫に似ていて、とても相性がいい。


日々、
私の忍耐力を試されているのは、
次女ハナの方。

ハナの特性はとてもわかりにくくて、
理解するまでに時間がかかってしまった。

新生児のときから、
「相性悪い…!」
と何度となく思った…。

母である私がハナを受け入れられず、
サキへの愛情とハナへの愛情の差が、
自分の中で顕著だった。

どうすればハナを受け入れられるのか分からず、母親失格と言われているようで。

そんなふうに追い詰めるハナのことを、
より一層 平等に愛せなかったし、
虐待のニュースが他人事とは思えなかった。


そんなある日、
叱ったあとのハナの表情に、
ハナを上手く愛せない原因と、
生きづらさを手放すヒントを見つけた。

ハナは子どもの私。
私のインナーチャイルドなんだ。

私はこの子を愛すことで、
自分を愛せるようになるのだ。

ハナは私への試練とギフトを抱えて、
私のもとに産まれてきたんだ。


それから割と短期間で、
私とハナの関係は変わった。

わずか ひと月足らずで
ハナも劇的に素直になった。

火を見るより明らかに、
私へ向ける表情と態度と距離感が
信頼のそれへと変化していった。

頑固なわが子に追い詰められる。
自分と似てるがゆえに、可愛がれない。

そんな方のヒントになることを祈って。


ハナとサキと私

私が嫌いな私、そのもの

ハナの性格を箇条書きしてみる。

・頑固
・社交的
・愛嬌
・怖がり
・身内より他人
・マイペース
・世話焼き
・こだわりが強い

頑固でこだわりが強くて、マイペース。
そんな、私が嫌いな私の短所そのもの。

ハナのイメージはそんな感じだった。

それなのに、持ち前の愛嬌で
どこへ行っても可愛がられる。

「女の子はお利口でいいわねぇ♡」
なんて言われる。
(家では大魔王なんですけど!?)

内弁慶の外地蔵。
内弁慶は健全な証、なんて言われるけど、
このギャップの不安は誰にもわかってもらえない。

なぜ私には、
その可愛い面を向けてくれないの?


母より父、家族より外の世界

そしてハナは、
母の私よりも父に懐くし、
家族よりも外で会う人に愛想を振りまく。

私が一番 一緒にいるのに、
私が一番 どうでもいいみたいに。

そんな悲しさからくる苛立ちもあった。


自分より小さな子が好きで、
「はい、どうぞ」
ができる優しい面もある。

知らない子・知らない人でも、
スッと喋りかけに行くくらい社交性も高い。

でも、
いつだってハナの優しさは外向きで、
家族には向けてくれなかった。

その頃の私は、
「あの優しさのカケラだけでも、
こちらに向けてくれれば、頑張れるのに。」
よくそう ぼやいていた。


ハナとサキ

そういった部分も含めて、
ハナとサキは全然違う性格だった。

ハナは家族以外に興味があり、
サキは母にしか興味がない。

ハナは父っ子だけど、
サキはベッタリ母っ子。

ハナは
ダメと言われれば「なんで?」
やりなさいと言われれば「なんで?」

サキは
ダメと言われれば「ごめんなさい」
やりなさいと言われれば「わかった」

そう考えると、
サキは私を受け入れてくれる存在なのに、
ハナは私を拒否する存在で、
私はひどくイラついたんだと思う。

(私はどうでもいいの!?)

(なんで私が我慢してきたことを、
 そんな平然とできるの!?)

拗ねていたのは私の心だ。


鋼に見えるガラスの心

私の頑なな姿勢が、ハナの心を頑なにさせる

そんなふうに私が拗ねているものだから、
当然、ハナのワガママなんて受け入れられるはずもない。

(ハナが謝るまで許さない!)

私の態度だってどんどん頑なになる。

しかし、そんなときでも本当はわかっていた。
私が譲れないから、ハナも譲れないんだって。

いつだって そうだ。
わかっているけど、できない。

ハナの不満は、手に取るようにわかる。
だってそれは、私が抱えている不満だから。

ハナと私は、
鏡越しに睨み合ってるだけなんだ。


頑なな心にヒビが入る瞬間

ある日、ハナの理不尽を叱るとき、
「ハナは同じことされていいんだね!?」
そんな叱り方をしたと思う。

ハナは叱られると無言で無視を決め込む。
だから、そのまま落ち着くまで放っておく。
私にだって、落ち着く時間がいる。

しかし、
毎日同じようなやり取りを繰り返していて、
自分がハナを受け入れていない自覚もあり。

どうすれば現状を打破できるか。
私にできる方法は何か。

ずーーーっと、考えていた。

だから、その日は遠目にハナを観察した。
てっきり、ブスっとした表情で不貞腐れて、
私に怒っているものだとばかり思っていた。

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