スワンナプーム乗り換え作戦
バンコクのスワンナプーム空港Suvarnabhumi Airportは成田空港の3倍の敷地を持つ大きな空港です。2006年に開業し、ワンフロアで設計されたためターミナルは一つ。2023年にはサテライトターミナルができ、電車でメインターミナルと繋がっています。なのでメインビルディングは大きく、どこに行くにもかなりの距離を歩かなければなりません。搭乗や乗継に便利と言われていますが、実際は歩く距離が長くなるので逆に時間がかかり、出るのが大変な空港です。スキポール空港もワンフロアでターミナルビルが一つなのでたくさん歩かないといけないので同じ感じです。
さて、先日スワンナプームで日航からベトジェットエアへ乗り換えました。インターバルは余裕があったので乗り遅れることはなかったのですが、看板通りに行ったら無駄に2km程度歩かされるはめになりました。そのときのエピソードです。
飛行機が到着し、空港のターミナルに入ると乗り換えの矢印がでてきます。
そのまま進んでゆくと国内線乗り換えの案内が出てきます。
これが曲者だったのです。筆者はオンラインでチェックインを済ませてあったのでこの方向通りに進みました。コンコースA/Bが国内線で日航が着いたのがコンコースEとかFだったので、端から端までのほぼ最長距離を歩かなければなりません。
長いコンコースの真ん中くらいに入国審査への入口がありますが、乗り換えなので、これを横目で見ながら進みます。以前にアーメダバードから浦東に乗り換えするときも同じルートを通りました。
さらに進むとやっと国内線乗り換えの矢印が出てきます。
ここを右に行ってエスカレーターを上がると国際線の乗り換えゲートがあって保安検査場があります。今回は国内線なので真っ直ぐ進み、入国審査場に行こうとしたところ、ゲートにベトジェットエアの表示がありません。タイ航空とか他の航空会社はあるのに。仕方ないので搭乗券見せると、カウンター行けと。
そこでわかったことは、なんとベトジェットエアはいったん入国してからじゃないと国内線に乗り換えられないということでした。
仕方がないのでとぼとぼ来た道を戻ります。
スワンナプームの入国審査はだいたいが長蛇の列なので数十分かかります。筆者はABTCカードを持ってるので、特別ゲートに向かいます。そこでさっと入国を済ませ、出発ロビーに行きます。荷物受取場もロビーも広いのでまたたくさん歩きます。
出発ロビーまであがっていって出発ゲートを目指します。搭乗券はあるのでベトジェットエアのカウンターには寄りません。
ベトジェットエアは荷物が重いと課金されるので、立ってた係の人に搭乗券見せて、これで大丈夫?と確認したうえで出発ゲートに向かいました。
ようやく出発ゲートを通り、また歩きます。さっき最初に通ったコンコースとガラスの壁で隔てられた通路を歩きます。国際線と国内線で同じルートを分けています。ようは行って戻ってまた戻る、といった具合です。途中で違う道も通っているので30分は歩いていたと思います。
コンコースの端にくるといくつかお店がありましたが、保安検査がその先なので、保安検査をくぐったところ、たどり着いた先には自販機も水飲み場もない搭乗口がありました。時間はあったので焦りませんでしたが、乗り換えは余るくらい時間をとるのがいいですね。
(Aug/2024)
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