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国道6号線と4号線

国道6号線は東京をでたあと、柏、土浦、水戸を通り、日立を超えて、いわきに通じています。その後、富岡、原ノ町、相馬を抜けて、仙台まで続く道です。海側を通るので浜街道と言われます。
一方、国道4号線は、東京を出ると、大宮、小山、宇都宮を抜け、郡山、福島を経由し、仙台までつながったあと、盛岡、十和田、そして青森まで続いています。
国道4号線のほうがずっと長く、途中の街も大きく、新幹線も並走しているため、北へゆく主要ルートとみなされがちですが、国道6号線には、国道4号線にはないものがあります。それは海です。国道4号線は山側を通るため、海が見られません。国道6号線では、特に北茨城を過ぎたあたりから、勿来にかけて、きれいな海の景色が広がっています。
海があるかないかは、あまりたいしたことではないと思われるかもしれません。しかし、場合によっては小競り合いになるケースもあります。栃木は茨城に海自慢をされると、猛然と反抗します。俺たちには日光も那須もあると。群馬と栃木の間では、そんな争いはありません。

4号線と6号線の合流地点

先日、神田から日本橋のあたりを歩いていたら、国道6号線と国道4号線の分岐にでくわしました。筆者はいわきと宇都宮に住んでいたので、国道6号線も国道4号線も両方なじみがあります。国道6号線では、自転車でバスと競争しました。国道4号線では新4号と呼ばれるバイパスをよく運転をしていました。その両方の道が東京で一緒になるのです。感慨にふける一瞬でした。


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