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自転車にのって
台北はレンタサイクルが便利です。YouBikeというシステムがあり、市内の多くのところにレンタサイクルステーションがあって、どこで返却してもいいので、使い勝手が良いのです。台湾の携帯番号を持っているひとはEasy Cardというsuicaのようなカードと紐づけることができます。持っていない外国人はクレジットカードに紐づけられます。台北はそんなに大きな街ではないので、天気が良いときにはメトロやバスではなく、自転車で市内をまわってみるのがいいと思います。
今日は朝からレンタサイクルで朝食にいってみました。善導寺で借りて、杭州南路を南下します。10~15分くらいゆるりと走ってゆきます。目指すは青島豆漿店です。ここは人気の豆漿店でおそらく出勤前の人たちが列を作って肉餅や豆漿をテイクアウトしています。
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筆者は冷たい豆漿と鹹豆漿、そして肉餅を買いました。
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手前が肉餅
豆漿はいわゆる豆乳です。肉餅は焼いた肉まんです。どちらも日本にも似たものがあるので想像がつくと思います。
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鹹豆漿は豆漿に酢を混ぜてタンパク質を析出させた温かいスープです。酢はそんなにきつくなかったので食べられました。支那では見たことがないので台湾の食べ物なのでしょう。
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レンタサイクルだとメトロでは行きにくい場所にも行けます。迪化街や寧夏夜市はいい例だと思います。双方とも近くのメトロの駅から10分は歩きます。
迪化街は台北発祥の地です。淡水河に港ができ、そこで交易が始まりました。港で荷揚げされたものが迪化街で卸されたのです。いまでも昔の面影を残した通りになっており、なかでもカラスミは有名で李日勝などの店で買うのがいいでしょう。
寧夏夜市は別途書きたいと思います。
台北は自転車道が整備されており、筆者はまえに淡水河をずっと行って社子島を半周したあと圓山大飯店近くの橋から市内に戻るという約30kmのコースを2時間くらいかけて走りました。多くの人達がサイクリングをエンジョイしていました。
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台北に限らず、台湾では自転車が盛んで、台南でもレンタサイクルをしたことがあります。自転車製造は台数では支那が最大ですが、台湾は高級自転車の製造が強く、台湾のブランドに加えてヨーロッパブランドのOEMも行っているそうです。
(Dec/2023)