〜お金が無くてもDV被害から逃げられる〜
lilyです。
シェルターに行き着くまで -5- を
一度公開していましたが、
1つの記事に2つのことをずらーっと書いてしまい、
なんだか内容も納得できた記事になってないなぁ
と思い、改めてしっかりお伝えできる
記事にしたいなぁと思いましたので、
投稿し直しています。
せっかく読んで頂いた方も
また目を通していただけたら
嬉しい限りです。
ややこしい感じになってしまいましたが、
しっかりお伝えするにあたって
私の実体験で感じたことなどを
何も知らない方にもちゃんと伝わるように
工夫していきたいなと思っています。
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今回は、
『お金がなくても逃げられる』について、
私の実体験を元により詳しく
お伝えしていけたらと思っています。
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まずは、前回の続きからお伝えしますね。
それからAさんの家に身を隠しながら
警察や役所、女性相談の窓口の
3ヶ所と電話でやりとりをしたり、
実際に警察署に行きより詳しく
顔を合わせてお伝えしていくなど
結構バタバタしていました。
もちろん子供も同席です。
実際の様子を見てもらう必要がありましたので。
(↑は、避難前の地域と避難後の地域の
どちらともやりとりしていたので6ヶ所ですね。)
それから直接役所に足を運び、
避難してる場所の役所の女性相談の窓口で
避難してきている旨と、
今後どうやっていけば良いか、
どんな手があるのか、をしっかり聞きました。
私はそこでシェルターの事を
大まかに聞くことができました。
それでも場所だったり、
シェルターによって
色々ルールが違うことだったり、
とにかく中身というのは
非公開になってたので、
飛び込むまで不安しかなく
先の事が全く読めなかったです。
数回にわたって女性相談の方と
面談を行い決断し、実行しました。
ここからより詳しくお伝えしていく、
DVやモラハラ被害に遭われている方への
『お金がなくても逃げられる』
についてです。
とにかく相談員には正直に全て話してました。
お金を全額生活費として
Aさんに渡していること、
貯金なんてそもそもなくて
底をついていること。
シェルターに入るとすぐに
働きに行くなんてできないです。
(これはケースバイケースなので
一概には言えませんが、、)
私の場合は今後働きに出ることも
まだまだ先が見えないとの役所の判断で、
『生活保護』を案内され手続きしました。
シェルターに行く直前に役所で手続きをして、
こういったDV絡みの事例だと案外早く
申請から生活保護を受ける承認がおりました。
私の場合は大体2〜3日でした。
この制度でどれだけ救われたか。
これには感謝しかありませんでした。
(生活保護受給から1年半で私は
受給打ち切りの手続きをしたので、
今は生活保護を受けていません。)
もちろん初めに生活保護の話をいただいた時
今まで私自身がそういった制度を
利用するなんて考えてもいなかったので
本当にそうやって受給してしまっていいのか
など不安と後ろめたさ?と言いますか、、
かなりありました。
(結構皆さん同じ気持ちになるのではないのでしょうか。)
結果的にはそれがあって救われたので
私の選択は『受給する。』の一択でした。
まず実際に『生活保護』を受けられる条件とは?
◉生活保護は働けない人(怪我や病気で働けない人も含む)や、
収入が少ない人の生活を支援する制度
◉生活保護を受給する条件は収入が最低生活費以下
◉持ち家や車などの資産あると基本的に生活保護を受給できない
◉三親等以内の親族からの支援が受けられない
もちろん生活保護を受給したいと、
申請するのは誰でもできます。
ただし審査が通るかどうかは別問題ということ。
補足として、
◉生活保護で受給できる金額は平均10~20万円
◉年金と生活保護をダブル受給することは可能
など、大まかにですがこのような感じです。
私はどうなんだろう?など、
疑問や不安がある方は住んでる管轄の福祉事務所などに
問い合わせてみることをお勧めします。
DV避難による生活保護の受給申請の場合だと、
三親等への支援の確認の連絡や審査が
免除されることがあります。
連絡することによる何かしらの危険性を
少しでも省くためです。
あと、私の場合ですと、
車を所有していたため車をどうするか、
売却できるならそれでお金が少しでも入るよね?
などの話になる場合があるかと思いますが、
DV避難前ということもあり、最短で出来そうだったのが
『譲渡』でした。
売るのではなく、私は譲るという形で
早く手続きを済ませることができました。
持ち家もなかった為、割とスムーズだったのかも。
こちらもまた補足としてですが、
持ち家がある場合↓
現在住んでいる住宅は売却処分とならず、
保有が認められるケースがほとんど。
などとネットで調べることもできますが、
正直私はどのような方向で話が進むのかなど
経験がないためお伝えできる情報がないので、
お近くの相談窓口に相談してみても
良いのかなと思います。
あと、生命保険は資産だと思っていない方も多いですが、
解約払戻金があるタイプなどはお金に替えられる
価値があるので注意です。
その他の資産は原則処分して生活費に充てるよう求められますが、
自動車やバイクなどの保有が認められるケースもあります。
例えば、身体に障害があって通勤や通院で車が必要不可欠な場合や、
電車が通っていない地域で通勤のためにバイクが必須の場合など。
生活のため、または生活を立て直すために車やバイクが必要な人は、
生活保護を受ける前の事前相談で相談しておくといいでしょう。
なのでどんなことでも、まずは役所や福祉事務所、
女性相談窓口での相談が1番早いです。
生活保護で貰える額は世帯の人数、年齢、障害の有無、など
本当にそれぞれです。
例えば、東京都内に住んでいる母子世帯
(母親30歳、子ども4歳と2歳)の場合、
食費や光熱費、洋服代などとして188,140円を
受給できるとされています。
必要に応じて、アパートなどの家賃や医療費を
支払うためのお金も受給できる場合があります。
ただし、実際にいくら受給できるかは、
地域ごとの最低生活費の金額や、
世帯の収入などによって変わります。
必ずしも上記の例と同じ金額を
受給できるとは限らないのです。
上記の場合はあくまでも”東京都内”の
一例なのでほとんどはそれ以下かなぁと
私は思います。
ちなみに私が受給していた地域では、
そんな額にはならなかったです。
DVシェルターだと、生活保護を受けていると
基本的には家賃などは発生しないとされていますが
福祉団体によっても違うのではないかと
私は思います。
私がシェルターを利用していたので
住宅補助金の対象にはならなかったです。
実際に2ヶ所のシェルターを経験しましたが
1ヶ所目のシェルターではDV法にあたる2週間の保護を
過ぎた日から金額が発生して役所も把握しておらず、
本当に驚きましたね。
これについてもまた実際に
”シェルターに入所してから”のお話を
お伝えする時に詳しくお伝えしますね。
生活保護を受給している期間は、
毎月必ず収入の有無をケースワーカーに申請。
病院に行きたい時などは事前に
ケースワーカーにお伝え、相談する必要がありました。
それも少し大変だなと思いますが、
それをしなければ生活保護費の受給打ち切り
となることもありますのでしっかり手続きしましょう。
このような感じで私はとにかく
ケースワーカーと、女性相談員の担当の方、
常に相談していました。
不正受給なんかになりたくなかったので。
全て初めての事なのでわからなくて当たり前です。
分からないことはしっかり確認した方がいいです。
今回この記事を私がお伝え出来る範囲ではありますが、
このようにお伝えしたいなと思ったかと言いますと、
お金がないからDV被害を我慢して
逃げるという選択が出来ずに離れられない。
そんな方達に情報として受け取ってもらえたら
少しでも参考になれればと思っています。
私自身、元夫から離れるという
選択をしたことで後悔したことは
本当に一度もありません。
未来は変えられるんだなぁと
つくづく思います。
子供たちのこと本当に考えてる?
とか、
シングルって苦労するよ?
自分で結婚するって決めたんじゃないの?
もう少し我慢できないの?
などなど。
そういう被害に遭っている方にとって
そのような言葉って本当にきついです。
何も知らない方にそんなこと言われたって、
自分自身もこんなことになると
分かっていて結婚したわけでも、
子供を産んだわけでもないです。
誰だって幸せを夢描いて結婚してきたはずです。
全て自分自身の選択ですし、
離婚に向かって環境を変える選択で
自分自身が幸せになる可能性があるのなら
その選択を応援する方がよっぽど良くないですか?
これはあくまでも私自身の意見であるため、
色々な意見があるとは思いますが、、。
それでも私はそのような方達を
少しでも楽に生きる選択肢があるということを
情報として発信することを選んでいます。
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次回の記事では、
『1ヶ所目となるシェルターに入所した日』
それからの実際の様子などを
お伝えできたらと思います。
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シェルターに行き着くまで -5-
という形で記事を載せていましたが、
そちらを編集、再投稿ということになり
実際にお読みになってくださった方には
改めてお詫び申し上げます。
また、日々試行錯誤しながらの投稿になることを
暖かく見守っていただけたらと思います。
最後までお付き合いありがとうございます。
是非、スキ&フォローして頂けたら
励みになりますので宜しくお願いします。
2022.09.24 lily