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SNSが食写真であふれてるけどあれはマウント?

7月某日 くもり 窓を閉め切っている

少し過ごしやすいのだけれど、ほぼ背中合わせの家が解体&新築の予定らしく、今は解体中。かなり揺れる。さっき地震があったのだけれど、解体の振動かと思った。我が家も木造のアパートだから地面の揺れをよく拾う。ホコリが飛んできそうで、窓を閉め切ってエアコンをかけている。

SNSがマウントツールだと言われて久しいのだけれど、もしもSNSで発散することで満足し、リアルマウントが減るならかなり社会の役に立っていると思わない?

飲食店でひとりごはんをすることが平気になって久しいのだが、一人でいる分、皿の中と対話するか人の話に気を散らしているかどっちかだ。ひとりで観察するともなく聞こえている会話を拾ってると、なかなか楽しい。

食材へのうんちく、調理へのうんちく、食の歴史、店の人と仲がいいこと(特にオーナーシェフ)、現地へ行った、他店で食べた同じ料理がうまかった、ワインが、セッティングが、食器が、カトラリーが、サービスが and so on…….
「今度あの店に一緒に行かない?」
「このハーブは日本では栽培できないんだよね」
「あ、クミンがはいってる、いいなこれ」
「現地で食べたフェジョアーダよりおいしいよね」
食卓に会話はあった方がいいし、食の話は楽しいし、全てがマウントとは限らないけれど、相手やタイミングによってはマウント。年下らしい女性に向かって延々と喋っている男性を見ると「黙って食え!」と言いたくなったりする。たまには「おばちゃんは知ってるけど、それ間違ってるよ」ってこともある。

ただ、わたしも若い女子だったことがあるので知っているけれど、そういう男性が魅力的に見えたりもするんですよね。外から見ると「うわー、上から襲いかかってる」と思えるような話にもうっとりしたりする。そして、もしあの時代にSNSがあったら、聞いた話も織り込んでSNSに投稿したりする。そんな自分が見える。ああ、いやだ。女友だちと話してマウントって思われるのがいやで話せないしね。いい発散の場所だ。

過日、予約の取りにくいビリヤニ店で入れ替えの入場待ちしていたら、カップルではなかったけれど、なかなかの会話が展開されていて、さらにそれはコの字のカウンターでも続き、うひゃひゃとなったのでした。

おまけ:
まあ、食写真は日記代わりにもいいので(どこで誰と会っていたかとむすびつきやすい)いいんですけどね。わたしも煌めかない家メシもがんがん投稿したりしてるので。猫飼ってないし犬飼ってないし、いい投稿ネタではあります。


コーヒーの焙煎機がほしくてコツコツ貯金中。なかなか貯まらないけど、あなたのおかげで一歩近づきます。