コロナ禍のアメリカ出国・日本帰国と成田空港抗原検査の体験談
リリカです。本日は普段とは異なり、米国の空港からの出国と成田空港での日本へ帰国した際の経験を記しておきます。結論から言うと、出国時はスムーズ、日本で入国する際は、コロナの検査を受け空港を出られるまで合計6時間かかりました。国際恋愛中にアメリカや海外にいる恋人に会いに行く方の参考になれば幸いです。(2020年10月末成田空港での入国の体験になります。)
要点をまとめると
・オンライン質問票はできる限り出国前に入力しQRコードを生成しておく
・機内から飲み物や食べ物を持っていく
・帰国者は公共交通機関が使えないので、家族に迎えにきてもらうか、ハイヤーやレンタカー、空港周辺の宿泊場所を確保することになるが、午後の便で検査が長引いた場合は営業終了時間を過ぎる場合があるので、その旨いつまで対応可能か各所に確認しておく
日本出国とアメリカ入国審査についてはこちらの記事をご覧ください。→コロナ禍のアメリカ入国審査の体験談
サンフランシスコ空港出国とフライト
2020年1月よりサンフランシスコ在住の恋人と会っていなかった為、9月よりアメリカに2ヶ月滞在し、10月末に帰国しました。
乗った便はサンフランシスコ発のJAL便です。静まり返った空港では、航空会社のチェックインもほとんど人がいないので、荷物の中身をモタモタ移動しても後ろに誰もこない状態でした。そこでQRコードで読み込める質問票と「入国される方へ検疫所よりお知らせ」という書類を渡されました。
QRコードでの質問票は、記入していないと日本着陸後に降機ができないそうで、搭乗前に入力を済ませることをお勧めします。(入力していないと機内で紙の書類の記入が求められます)
荷物検査もほぼ誰もいない、またあまり中身も厳しくチェックされないような状態でした。スムーズに荷物検査が終わり、出国の際も審査では何も質問されず通されました。カフェやおみやげ屋さん数店は開いていましたが、ほとんど人はいません。
乗客の多くはアメリカ在住っぽい日本人、日本在住っぽいアメリカ人、他アジア地域が最終目的地の乗り換えの外国人の方のようでした。みんな厳重にマスクを装着していました。搭乗率は1〜20%ほどで、一列に2人くらいしか人が座っておらず、私の席は前に男性が座っていましたが、隣二つはおろか真ん中の列は誰も座っていない状態でしたので、思う存分3席使って寝られました。フライト内ではそこまで通常時と変わりませんでした。トイレには普段ある歯ブラシが置かれていません。CAのお姉様方はものすごく優しく一人一人に丁寧に会話をしてくれて、日本に帰ってきた気持ちになってちょっと泣きました。(笑)
QRコードで搭乗前にオンライン質問票を入力することをすっかり忘れていた私は、それがないと降機できないということで、機内で以下の質問票を紙で記入しました。(結局成田到着後にオンライン入力したので、実際には使いませんでした)
4:20PM 着陸&ターミナルへ
長いフライトを終え、降機してバスでターミナルに移動しました。入ってすぐの場所で、乗り換えのグループ(10人くらい))と日本が最終目的地のグループ(15人くらい)に振り分けられ、乗り換えの方はすぐに移動しました。日本に入国する人たちはお手洗いに行くことは許されましたが、検査が詰まっているということでその場にあるイスで待機となりました。「あと10分くらい」と言われてからも、何度も延長され、最終的には2時間超そのイスで待機でした。その間に、オンライン質問票の入力は5000回くらいできたな、と思いつつ、入力して後から求められるQRコードを生成しました。自動販売機などもないので喉が渇いて仕方なかったです。機内からお水のボトルをもらってくればよかった・・・
6:46PM やっと検査場へ移動
大体7時くらいには出られるという話をなんとなく聞いていたので、それぞれがお迎えの人やハイヤー、レンタカーの予約に遅くなる連絡を入れ始めました。みんなのイライラボルテージがだいぶ上がってきているところでやっと移動の許可が出ました。次の待機場所に移動し、書類のチェックがあり、その後フライトごとに列に並んで綺麗にソーシャルディスタンスされたイスに座りました。そこでの待機は数分程度ですぐに自分のフライトが呼ばれました。
6:53PM 検査場到着
検査場に着くと、さっき記入した「入国される方へ検疫所よりお知らせ」を提出し、個人番号のようなものが発行され、その紙に貼られました。その番号を読み込んで、先ほど生成したオンライン質問票のQRコードを読み込み紐付けされました。検査キットを渡され、即席の壁で仕切られた検査ブースに立つように言われます。梅干しとレモンの写真が貼ってあり(外国人に効果あるのか?)、結構の量の唾を出すことになります。喉が渇いてるので結構きついです!唾がでない人は綿棒で採取する形になるそうでした。
7:00PM 検査終了
唾が十分でた時点で検査終了です。検査キットを渡し、また別の待機場所へ移動します。
7:16PM 書類提出と質問
質問ブースのような場所で、順番に書類を提出し、14日間の待機場所や帰宅方法についての質問、また毎日の健康状態の報告がラインでいいかの同意などを求められます。ライン使用に同意しない場合、電話での確認があるそうです。こちらは数分で終了し、場所を移動して指定の席番号をもらい、その席番号の書いてあるイスに座って自分の番号を呼ばれるまで待機します。私が席に移動した時点で、前に250人くらいの人が待っている状態で正直絶望しました。
9:32PM 番号を呼ばれる
この待機場所にも自販機などはないので、喉が渇いたのはもちろん空腹と時差ぼけのトリプルパンチで心が折れそうでした。私は家族が迎えにきてくれたので問題なかったのですが、公共交通機関が使えない条件下で、レンタカー屋さんや空港外の駐車場などは9時で閉まってしまうところが多いようで、帰宅方法がなくなっている人が増えてきました。帰国者用のハイヤーに予約の電話をしたり、諦めて空港近くのホテルを予約したり、空港内で寝ることになると言っている人がかなり多くいました。また番号は、順番通りのように見えてかなり前後するので、精神的にきます。私はこの間に暇すぎて、メルカリで本が6冊と服1着が売れてしまうレベルで時間がありました。疲労で限界が近づきウトウトし始めた頃に自分の番号が呼ばれました。
9:40PM 結果発表
結果発表はまた別のブースに移動して、一家族ずつ伝えられます。陰性の証明の紙を受け取り、入国審査へ移動します。
9:47PM 入国審査・手荷物受け取り・税関
検査結果を渡し、入国審査は一瞬で終わりました。手荷物もコンベアから降ろされてフライトごとに全て並べてあるので分かりやすく、すぐ受け取れました。税関でも特に並んでおらず、質問もなく通ることができました。
10:15PM 空港を離れる
車に入らない量の荷物を持ってきていたため、ヤマトの空港宅配便を利用しました。遅くまで開いていて本当に感謝です・・・そんなことをしているうちに気づけば着陸してから6時間経っていました。待たせてしまった母には申し訳ないことをしました。
日によってスムーズな時もあるようですが、私は特にひどい日に当たってしまったようです。午後の便の方は、交通手段や宿泊手段を、念の為夜遅くなる可能性があると思って確保されることがいいと思いました。また、ラインで健康調査があると言われていますが、帰国後3日目になりますがいまだに確認は来ていません(笑)今後海外から帰国・日本に入国される予定のある方は、参考になれば幸いです。
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