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ジョン・オーツがオートミールの曲を作る!?
今回は「ゆるい最新洋楽ニュース」という新企画をお届けします。
その名の通り、ゆるいニュースですので、あなたにとって毒にも薬にもならない内容となっている可能性があります。予めご了承ください。
今回は、ホール&オーツのジョン・オーツに関してのニュースです。
ジョン・オーツがオートミールの曲を作曲する可能性を示唆していることが分かりました。
ジョン・オーツがオートミールを食べている動画を投稿
日本時間の2022年2月5日の午前6:19、そして6:27に、それぞれホール&オーツ、ジョン・オーツの公式Twitterからある動画が投稿されました。
その内容はジョン・オーツがオートミール(オーツの麦を脱穀して食べやすく加工された食品)を食べながらあることを考えている動画でした。
まず最初に投稿したのは、ホール&オーツ公式Twitterです。(2月5日午前6:19の投稿)
🤷🏼♂️🤷🏻 pic.twitter.com/iISvhWPI2S
— Daryl Hall & John Oates (@halloates) February 4, 2022
次にこちらはジョン・オーツの公式Twitterによる投稿です。(2月5日午前6:27の投稿)
🤷🏻♂️ pic.twitter.com/y4Vcqm31sd
— John Oates (@JohnOates) February 4, 2022
どちらも同じ動画のようです。
ジョン・オーツは特に何かを話すわけでもなく、オートミールを食べながら考える小芝居をしています。
そして、動画のバックにはホール&オーツの楽曲「You Make My Dreams」が流れています。
また、動画にはある文章が書かれているのと同時に、男性の音声でその内容が読み上げられています。
では、具体的にはどんな内容なのでしょうか。
ジョン・オーツの親父ギャグ
John Oates of Hall and Oates eating oats wondering why oat companies have never reached out.
これを和訳すると、
なぜオーツ麦の会社が(ジョン・オーツの)スポンサーになっていないのか不思議に思いながら、オーツ麦を食べている、ホール&オーツのジョン・オーツ。
「reach out」は直訳すると「手を差し伸べる」という意味ですが、この場合は「スポンサーになる」といった解釈で良いそうです。
つまり、もうお分かりかと思いますが、ジョン・オーツがオーツ麦を食べながら、「(自分はオーツって名前なのに)なんでオーツ麦の会社がスポンサーにつかないんだろう?」と考えている、いわゆる親父ギャグの投稿だったのです。
また、前述したようにバックで「You Make My Dreams」が流れています。
ご存知の方はお分かりだと思いますが、この曲のサビは「You make my dreams come true」と歌われます。
つまり、「あなたが私の夢を叶えるんだ」と歌っています。露骨に「スポンサーになってくれ」感を出している所も面白いですよね。
粋なクエーカーのリプライ
この投稿の後、さらにホール&オーツ公式Twitterが少し攻めた投稿をします。それがこちらです。
🤷🏼♂️🤷🏻 @Quaker
— Daryl Hall & John Oates (@halloates) February 4, 2022
先程のジョン・オーツの動画の投稿に返信する形で、絵文字と共に「@Quaker」と書かれています。
Quaker(クエーカー)というTwitterのアカウントがこのジョン・オーツの投稿に気づけるようにメンションしたのです。
(メンションとは自分の投稿を見てもらいたい相手がいる場合、その相手のアカウント名を記入することです。この場合は気づいてもらいたい相手のアカウント名が「@Quaker」になります。こうすることでクエーカー側には自分宛てにメッセージが届いたという通知が届きます。)
みなさん、クエーカーというオートミールの会社はご存知でしょうか。
アメリカではオーツ麦を販売する最もポピュラーな会社で、日本でもスーパーや輸入食品のお店などで購入することができますよね。
そんな大企業、クエーカーからなんと返信が届いたのでした!
Say it isn’t so! We’ll send you our #QuakerPregrain six-pack to show our appreciation, from one oat(e)s to another. Now how about you make our dream come true and write a song about oatmeal. Can you go for that? pic.twitter.com/NcyBTNxBmr
— QuakerOats (@Quaker) February 4, 2022
そうでないと言ってください!感謝の気持ちを込めてあるオーツ(麦)から別のオーツ(麦)へ、「Quaker Pregrain 6パック入り」をお送りします。では私たちの夢を実現させてオートミールの曲を作ってみませんか?いけますか?(できますか?)
なんと商品をジョン・オーツに送ると言っています。そして、オートミールの曲を作ってみませんか?とジョン・オーツに提案したのです。
このクエーカー公式Twitterの素晴らしいところは、ホール&オーツの楽曲3曲に関する内容をこの文章に散りばめているのです。
まず、一言目の「Say it isn't so」はホール&オーツの楽曲のタイトルです。そのまま引用しています。
次に、「how about you make our dream come true」と言ってますが、こちらは恐らく、ジョン・オーツが投稿した動画のバックに「You Make My Dreams」が流れていたことへのアンサーとして「私たちの夢を叶えませんか?」とアレンジを加えたようです。
そして最後に、「Can you go for that?」と付け加えています。「I Can't Go for That」という楽曲がありますが、こちらもこの曲名を疑問文にアレンジしたようです。
3つの曲のエッセンスを140字以内に散りばめたクエーカー公式Twitterはなんて粋なのでしょうか。
Twitterを運営している担当者がホール&オーツのファンでなければこのような返信はできないと思います。
ジョン・オーツの答えは?
それに対して、まずホール&オーツ公式Twitterが答えます。
— Daryl Hall & John Oates (@halloates) February 4, 2022
オーツ麦のような粒の入った缶に「WHOLE OATS」と書かれた画像です。これはホール&オーツのデビューアルバムのジャケット画像だそうです。ホール&オーツ(Hall and Oates)と発音が近い別単語(whole oats)を採用しているところから、シャレで付けたタイトルだということが分かります。
「whole=全部」「oats=オーツ麦」という意味になるので、ここまでのやりとりで関連度の高い画像を載せたようですね。
そして、ジョンオーツからさらに返信が届きます。
I can go for that! See you in the DMs.
— John Oates (@JohnOates) February 5, 2022
できます!ダイレクトメールでお会いしましょう。
ここでは、曲のタイトルのまま「I Can't Go for That」(否定文)と、引用するのでは無く、「I Can Go for That」(肯定文)に直しています。
つまり、ここまでの会話から「オートミールの曲を作れます」と言っているのです。
オートミールの曲は本当に作られるのか
会話はここで終了しています。ジョン・オーツはダイレクトメールで詳しく話すように誘導しているので、私たちの見えない所で会話が続いている可能性があります。
つまり、ジョン・オーツによるオートミールの曲が今後発表されるかもしれません。
オートミールの曲作りに関しては、今後も動きがないか取材を続けていきたいと思います。
今回紹介した楽曲
最後に、今回の「ゆるい最新洋楽ニュース」を読んで、本当に毒にも薬にもならなかった方のために、今回紹介した楽曲を贈ります。どれも全米ヒットソングですので、聴けば必ずあなたの薬になるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!See You!!
「Say it isn't so」1983年〜1984年 Billboard Hot 100最高位2位
「You Make My Dreams」1981年 Billboard Hot 100最高位5位
「I Can't Go for That」1981年 Billboard Hot 100最高位1位
ホール&オーツの楽曲について考察した投稿もあります。是非お気軽にお立ち寄りくださいませ。
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