彼氏A:とにかく「彼氏」が欲しかった① ~人生で初めて付き合い始めた日~
大学1年目の夏。
それまで付き合ったことのなかった私は、とにかく「彼氏」が欲しかった。
青春を謳歌したかった。
サークルに入り、2つ上の先輩に近づいてみた。
お互い実家通いだったこともあり話が合ったり、なんとなく近くにいたから。
だからまぁ、そんなにめっちゃ好きというのでもなかった。
その先輩を含めて何人かと夏祭りにも行ったりする中で、ある日二人で出かけるとこになった。
どっちから誘ったのかは、もう覚えていない。
でもたぶん、あたしからだったと思う。
初めての男の人とのデート。
あの頃はウブだったなぁ。
夜になって、先輩が連れていってくれたのは、とあるビルの夜景スポット。
二人で夜景を堪能したあと地上に降り、静まり返ったビルの柱の影で、向かい合う形になった。
これはもう付き合う流れっしょ!
初めての彼氏になる人には、
向こうから「付き合ってください」って言って欲しかった。
だから待ってた。
でも、なかなか言わない!
なんか、「そっちから言ってよオーラ」めっちゃ出してくる!!!
まーたぶんその頃、どちらかというとあたしの方が(彼氏が欲しくて)がっついてたから、多分あたしが惚れ込んでると思われたんだろーなぁ。
結局、どうやったか忘れましたが、
言わせました。
多分言葉に出して、「そっちから言って欲しい…」って言ったような気がする。。。
こうして私に、初めての彼氏(彼氏A)ができました。
余談。
そのあと柱の影でファーストキス。
二人でいちゃいちゃしてたら、見廻りの警備員のおっちゃんに懐中電灯で照らされました。
あー恥ずかしかった。