典型と化した天目の天啓文
言葉繋ぎ合わせては
形造るまだ見ぬ次の世界
書き記してゆく
未完のままの永遠の物語
醒めない夢の中で
1日1ページ
ぼくの刻んだ感情と
ぼくの見ている光景を
君の目を借りて眺めていよう
バラバラになってしまった
全ての破片を寄せ集めては
少しずつ元へと戻してゆく
この再生までのシナリオを
今日も宇宙の記録にくわえてゆく
いつまでも完成することのない
ぼくと言う個人的な記録書の中に
誰にも知られることのない
唯一のぼくという原点に立って
ひとり歩み続ける進化の道を
見つけ出した答えを
こうして描き現して流し続けていよう
ぼくという存在にしか書きうつせない
このたった一人きりの
宇宙のありのままの姿形を
見たい世界を
この目に映し出すその時まで
ぼくの創造行為は止まらない