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人生で初めて他人からのアドバイスを無視したら第1志望の大学に合格できた話


「第1志望は絶対ムリだから、現役合格目指すなら志望校下げた方がいいと思うで。」


高校3年生、センター試験後の3者面談。
当時の担任は元々渋い顔をさらに渋くして言葉を放った。

まあ100人先生がいたら、99人はそう言うんじゃない?というような感想でしかなかったのだけど。私のためを思って、長年の教師生活からくるアドバイスをしてくれたことは重々承知していた。当時受験したセンター試験の結果が悪く、第1志望の大学はD判定だった。でも、私は志望校を下げるなんてことは頭になかった。

その理由としては以下の通り。

・当時の私はめちゃくちゃプライドが高く
 偏差値を下げたくないという意地があった
・2次試験は得意科目の国語と英語のみだった
・受けた学部は2次試験の配当が高く、逆転可能
・センター試験の偏差値分布を見ると、D判定といえども30人くらい抜けば合格圏内の計算だったため、「あれ?それくらいならいけるのでは?」という危険すぎる謎の自信があった
・当時の試験結果の数字を見れば当然なんだけど、あまりにも担任に「ムリ」と決めつけられすぎて、「私の国語力と英語力を舐めるなよ?こちとら生まれた時から文系脳やぞ!!」という生意気且つお門違いの怒りが込み上げ、やる気に火がついた

(もし受験生がこのnoteを見る機会があったなら絶対にマネしないでね)


そして結局、そのまま第1志望の大学を受けた。
運の力も借りつつ、全力を尽くして合格をもぎとった。その年は英語の試験が難しかったんだけど、そこで平均点を大幅に上回ったのが勝因だと思う。まさに、THE・ミラクル☆だった。


ここまで、先生の意見をガン無視した逆転合格体験記を述べてきたわけだけど、もちろんアドバイスは聞かなくていい、ということではない。
むしろ私は、基本的に周りの人からの助言は受容するようにしている。やっぱり自分より経験が豊富な人の意見は参考になるし、自分では気づけない部分を教えてくれることが多い。社会人になってからは、素直にアドバイスを聞くことを特に意識し、それを実行するよう努めているつもりだ。


でも、波乱過ぎた大学受験を経験して思うのは
「助言を受け入れるべきか、自分を貫くかの線引きはしっかりするべき。」ということ。
私が考えるここの判断基準は、心の違和感がどうしても拭えないかどうか。
その違和感っていうのは、当時の私のような「負けたくない」という反発心だったり、
「本当はこうしたいけどどうしよう」といったようなモヤモヤだったりする。
意地やプライドだって違和感の一種だと思っていて、時には邪魔になりそうな感情なのに、その気持ちを大事にしたから掴めた結果がある。


「○○な感情が出てきたら、自分を貫こう!」なんていう断定はできないのだけど、心の声を聞いて、本当はどうしたいかを明確にすることが大事だと思う。

ただ、どうしたいのか考えても分からない時があるかもしれない。もしかすると、大人になるにつれてそうなのかもしれない。私はそのタイプだった。でも、紙に考えを書きだして思考を整理したり、自分と対話する回数を重ねることでしか、現時点で解決策はないような気がする。自分で自分が分からないというのは本当に辛いし、苦しいけれど、その先に必ず自分の本心が見えてくることを信じて、向き合ってみてほしい。


そして、本心が見えたとて、周囲の意見と全くかみ合わず、自分を貫いて失敗する恐怖心におそわれる場合も多々あると思う。
でも、選んだ道を正解にする強さを持ちたいし、
自分の心の声を聞いた結果なのだから、そこには誇りを持っていい。
結果がどうであれ、得られるものは必ずある。


他人の意見でがんじがらめになっているあなたにこの文章が届いたとしたら、
「こうしたい、こうなりたい」と思う心の声を聞いて、そんな自分を信じる勇気を後押しできていたらいいな。


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RIRI
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