「ライスバーガーとレモネード」という店名の理由
何故この店名なのか
本当は純喫茶をやりたい
高校生の頃、熱海初島に友達と旅行に行ったとき、
帰りの船を待つ間、島の古民家カフェに入った。
そのお店は綺麗な女性が一人できりもりされていて
旦那さんは漁師さんだと。(素敵。って思った)
料理はおいしく、可愛らしい店内、そして愛犬もいて、
なんとも癒しな空間だった。(最高。って思った)
高校は保育士の短大にエスカレーターで行ける高校に入っていたから
保育士になることが夢だったけど、
こんなにも、好きなものに囲まれて仕事をしている女性を見て
「私もこんな女性になりたい」と思った。
後々、旦那さんは漁師さんじゃなくて、理容師さんだったって聞いたけど
この時以来、この女性には会えていなくて、
私の理想の女性像はずーっとあの日のあの女性。
保育士になって、少しお金を貯めて、いつか喫茶店を開く。
お店は海の見える丘の上にあって、
お客さんは近所の人がほとんど。
時折、旅行客が立ち寄る、穴場スポットにしたい。
好きな雑貨も置いたりして、
店主の私は本を読むことが好きだから
暇な時間にはお客さんに交じって読書をしてる。
読書をし過ぎて、「あれ、この人お店の人だったんだ」みたいな
存在になりたい。
これがこの時の夢だった。
学生時代のアルバイトと保育士を退職した後、福祉喫茶店で働いていたので、仕事はほぼ飲食店。
これらの経験から、小田原に来て、
1人でお店をやっていくと決めたら、
仕入、仕込み、調理、配膳、片付け、会計、掃除、経理。
これら全てを完全に一人でやらないといけない。
と思うと、なんだか急に無理な気がしてきた。
元々無理をすると体調を崩しがちな私だったから、
家庭を顧みず、喫茶店開業の夢だけを追いかけて
自己中に仕事に没頭することは私にはできなかった。
ので、シェアキッチンで週に1回
お試しでカフェをやることを決めた。
でも、先ほどの業務を一人ですることには
変わりなかった。
と思ったとき、
ドリンクとフード1個ずつにすればできるかもしれない。
と思った。
これとこれしか作れません、と決めた
先ず、調理時間、提供時間にあまり時間がとられないものと言えば。
下準備がしてあれば、
挟むだけでぱっぱっぱっぱ作れるのでないかと思ったのが、
バーガー。
ハンバーガーは好きだけど、
普段パンより断然!米派の私。
『ライスバーガー』かぁ。
小田原にはライスバーガー屋さんは無いし、
斬新?
小田原の食材を使うにも合う気がするなぁ。
(魚とか、魚とか、魚とか。)
そして、小田原に引っ越してきて最初に思ったこと。
近所にレモンを販売している所が多い。
これはこのレモンを活かすほか無い。
そう思った結果。
『ライスバーガーとレモネード』へ
2022年8月23日、
シェアキッチンにて
開業届を出した、
『ライスバーガーとレモネード』
その後半年はシェアキッチンで頑張り、
インスタグラムのみで告知していた結果、
半年後に、
「営業許可取得済みのキッチンが空いているから使いませんか」と
一気に2件のDMが!!!
それの2店舗が今でもお世話になっている、
ナーサリーメイ店(鴨宮の託児所内キッチン)
絵本と雑貨OKANOUE店(秦野の雑貨屋さん)
です。
シェアキッチンを卒業し、
その2店舗で出店させてもらってから
お店を知っていただける機会が増え、
マルシェなどのイベントに出店させてもらいました。
充実した日々の最中、
開業して1年が過ぎようとした頃、
私の中で新たな夢が。
次回、私の新しい夢。お楽しみに。