ドラマ「天狗の台所 Season2」第1話の感想
ドラマ「天狗の台所」の続編が発表された時、どんなにどんなに嬉しかったか、わからない。
他のドラマも多数ご出演だから、葵汰くんの姿は色々見ることはできるけど、やっぱり主演ドラマって、特別いいですよね。
暑い中お忙しく撮影に取り組まれている様子をラジオなどでちょこちょこ伺いながら、台風などにも負けず滞りなく撮影が進むことを願いながら、放送開始の日を心待ちにしていました。
2024年10月22日が第一話の放送日でした!
いやーーめちゃくちゃよかったですね!!ほんとに、最高でした!!ちょっとまた、感情にXのポストでは文字数が足りない現象が…そんな時は!note!!ネタバレありの一個人の感想ですので、合わない方は離脱してください。
第1話はSeason1のダイジェストから始まる、初見の方も分かりやすい親切な作り。オンくんの成長物語が軸でありながら、人と人の繋がりの温かさ、食事の大切さ、自然の美しさ…
もうこれを語り出すと何万字でも書けそうなので、今回はSeason2のお話に絞ります。
最初の基さんのお料理シーン、あぁまたこれが見られるのかって本当に嬉しくなっちゃった。私が思う本作のお料理シーンのいいところは、モノローグがないところです。もちろん、会話によってここはこうするといい、とかこれを入れる、とか多少の説明が入ることはあるけど、敢えて基さんのモノローグがないことで、まずどんな料理ができるんだろうって予想しながらワクワクするし、何より料理の音がよく聴こえて感覚で楽しめる。
この手法、今流行ってるASMRに近くないですか?(葵汰くんのレコメンリスナーとしては記憶に新しい、スコーンの回を思い出しながら)
YouTubeとかではよくあるけど、なんかテレビで見る作品の中では新しさというか、新鮮さを感じるし、映像も音もどっちもクオリティが高いからずっと見ていたくなっちゃう。
自分のためにちゃんと料理をして、盛り付けて、って、なかなか慌ただしい日常では蔑ろにしがちで反省…こういうことが、自分を大切にすること、それが繋がって、周りの人を大切にすることになるのかなって、自分が実践できるかどうかというとちょっとハードルは高いけど、気づかせてくれてありがとう。
このパンケーキの写真を、スマホで撮る基さんが愛しい。料理の時の手際の良さとはうってかわって、慣れない手つきでスマホを操作する様子(おじいちゃんみたいってどなたかのポストを見て笑ってしまった)、きっとオンくんに教えてもらった最低限の、写真を撮る、送る、短い文を送る程度の機能しか分からなくて使ってなさそうな感じがいいですよね。
シロップが垂れてても気づかない、気にも留めないくらい夢中で食べている様子に「おいしい」が伝わってきて、見ているこちらまで幸せな気持ちになれるシーンでした。(ついてるよ、って恋人の口元を拭いてあげる優しい誰かさんを頭のどこかに思い浮かべてしまう重症)
それを見たアメリカのオンくん。え、めっちゃ大人っぽく、かっこよくなっててビックリ!!勝手に成長を喜ぶ親戚のオバチャンのメンタルを発動してしまう。食事はデリバリー取って?って言われて、自分で作れるしって、頼もしいね。成長したね。最初の頃からは考えられないレベルで。
外野から見ていたら、「一緒に料理しようよ」なんて、こんなかわいい良い子が言ってくれてるのに、こんなの今だけなのに、親子の時間もっと大切にしたらいいのにって思うけど、それを言われるのは私自身も耳が痛い(泣)
子どもらがごはんのお手伝いしたいって言ってきたら、いいよって言いながら若干面倒臭いなって思っちゃうし、仕事忙しくて頭がいっぱいで余裕のないママの気持ちめちゃくちゃ分かる…みんなそれぞれの置かれた環境で一生懸命生きてるんだね…自分が2児の母である故か、ママにはつい感情移入しがちなので、これからもたくさん出てきてほしいなぁと思いました。
ママがお仕事に行ってしまって、広い家でひとりぼっちになったオンくんがポツンといるところで、本来なら家族みんなで食事をするはずのダイニングがナメて撮ってあるところに寂しさとか物悲しさとか、そんな気持ちが込められているのかなぁなどと思いながら見ていました。
基さん、普段野菜の収穫とかに使ってる籠も、自作なんですね。藁細工的な?こういうの作ってみたいかも。
オンくんと基さんが再会して、また物語がゆっくりと動き出し、外の、のどかな田んぼの中をちょっと距離をとって(縦、だね?笑)歩く、照れ屋さんな2人の、それほど感情を表に出すわけではないけど、とっても嬉しそうなところが、本当に微笑ましくて、かわいらしい。
今回は電話だけだったけど、有意くんが遊びに来てくれるの、私も楽しみに待ってます!!
今回のメインのお料理、車海老の下処理がとっても丁寧で、ただただ尊敬。オンくんの料理の腕が上がっているのを、流し目で何も言わずに見守る基さんの視線が優しい。ナスとかオクラの切り方もお上手で。揚げてる音もいいね。
子が産まれてからいろんなリスクが恐くて、私は家ではほとんど揚げ物はしなくなっちゃったし、こんなたっぷりの油で派手に揚げてたら台所どころかマンションの家中に油の粒子が飛んでツルンツルンになっちゃうから、今後も多分あんまりしないと思う…子にもなかなか見せてあげられないから、映像で見せていただけたら助かります。
コンロに火をつける時に古いタイプのコンロ?自分で火をつけないとつかないってところがいい。
エビも、なんかまな板とか臭くなりそうで、面倒臭くて久しく買ってない。台所に立つ時間を少しでも短縮したく、令和の三種の神器と名高いヘルシオホットクック様に毎日頼りきりの生活。そんな効率重視の慌ただしい生活をしている自分だからこそ、一緒に料理することを楽しんでいるかわいらしい兄弟の姿は、そうだ、本当は料理って楽しいよねって初心に帰れたり、ちょっと丁寧に生活したいなって思えるから、この作品はそういうところがとてもありがたくて、好きです。
ちょうどいいタイミングで調理して食事しているところに、激おこぷんぷん丸のママからテレビ電話がかかってきて、ばつが悪そうな基さんと、開き直るオンくん、エビ食べちゃった兄弟と、食べてないアピールしてるむぎちゃんがかわいい。
このテレビ電話の時の、ちょっと斜め下からの角度、一般ピーポーだと大体ひどい映りになるはずなのに、さすが全方向に美しい基さん、画面に映ってる困惑顔すらかっこよく、軽率にときめいてしまう。はぁ本当に、この人は、顔がいいね。
基さんにスマホ持たせてくれてありがとう。
これから、オンくんはいろんな人と関わっていく中で、お金を稼ぐ大変さとか、社会の厳しさとかも学んでいくんだろうけど、この作品は全体的な雰囲気が優しいから、きっと見ていて辛い感じにはならず、一つ一つオンくんの成長を前向きにまた見守っていけるのかな、と次回以降のお話の展開もとても楽しみです。
日本でももっとこの作品が広まってみんな癒されてほしいし、海外の人にも広まって、古き良き日本の文化を見てもらいたいな。そのために一視聴者の自分ができることは感想をポストしたりコメントしたり、そんなほんの小さなことだけど、自分にできることをやっていこう。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!よかったらコメントもくださいね!
今回の画像は、noteのみんなのフォトギャラリーから検索して、かわいいブルーベリーがなっているお写真を拝借しました。クリエイターさんご提供、ありがとうございました。