ぶ“りら”途中下車@山形の旅①(左沢線に乗り、山形市でおやつをいただく)
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。コロナ禍で控えていた遠出も、感染対策に気を付けつつ、何とかできる雰囲気(?)になってきました。今回は、山形県にお邪魔しました。主な目的は、左沢線をはじめ、いくつかの未乗路線に乗ることと、とある水族館を訪れること。
山形県は、数年前に米沢を訪れ(用事が何だったのか、思い出せない)、ついでに山形鉄道・フラワー長井線に乗って以来。楽しみです。
JR東日本(北東北を除き)エリアにお住まいの方、「週末パス」というのをご存じでしょうか。週末の2日間(主に土・日)、北東北を除くJR東日本各線(と一部の民営鉄道)に乗り放題、追加料金で特急列車や新幹線も利用できる、たいそう便利なきっぷです。8,880円也。利用価値大です。この「週末パス」を握りしめ、いざ出発!
と、のっけから言い訳なのですが、なんと持参のデジカメとスマホが、間もなく相次いでバッテリー切れ、という大失態。写真少な目でお届けします…。
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東京駅から、山形新幹線の始発便で旅立ちます。山形新幹線、便利ですよね。それだけでなく、観光路線としても一級といえます。福島駅から奥羽線と共用の線路をゆくのですが、米沢までの山登りの数十分間は、絶景です。めくるめく車窓の変化。今日も、快晴だった空が、関根駅の手前で急にガスってきましたよ。
山形駅からは、左沢線に乗ります。左沢は「あてらざわ」と読みます。
写真1・左沢線のディーゼルカー。山形駅にて。
ワンマン列車の運転士の隣の”特等席“に、小さい娘を抱っこした母親と祖母らしき人がやってきて、「娘が今日”電車デビュー“なんです」などと嬉しそうに話しかけている。ただしこの三人は、一駅乗っただけで、次の北山形で降りてしまった。
列車は、田畑に果樹園が点在している風景の中を走ってゆく。途中の寒河江は沿線の中心市街で、寒河江止まりの列車も多い。雪の季節には凍えてしまいそうな地名だが、今日は快晴、日差しがぽかぽかしている。
写真2・左沢線の車窓。終点の左沢駅が近づき、山がちになっている。
写真3・4・左沢駅。左沢線には「フルーツライン」という愛称が付けられており、主な駅の駅名標は果物の形をしている。これは洋ナシ?
7分後の折り返し列車で山形に引き返します。この列車を逃すと次は数時間後。今後の予定に大きく響きます。乗り鉄の鉄道旅行では、こんなタイトなスケジュールはよくあります(笑)。
列車に乗るだけが主目的のタイトなスケジュールとはいえ、時間が許せば、列車に乗る以外にやりたいこともあるもの。山形駅で乗り継ぎ時間が40分ほどあるので、ちょっと外出。山形名物「どんどん焼き」を食べに行きます。
「どんどん焼き」は、粉を練って焼いた、子どものおやつのような食べ物。外を売り歩くときに鳴らした、太鼓の「どんどん」という音からその名がつけられたのだそう。
写真5・どんどん焼き。割りばしに巻き付けてある。案外でかい。出来たてのあつあつを口にすれば、もちっとしていて美味しい。これで220円。子どものお財布に優しいお値段。
写真6・どんどん焼きをいただいた「おやつ屋さん」。山形駅から徒歩5分。お世話になりました。
写真7・「おやつ屋さん」のすぐ隣は山形城址なのだが、立ち寄らずに先を急ぐ。
このあと、奥羽線で北を目指します。
(つづく)