黒くてずんぐりしてぬるっとした、あの魚を食べに@埼玉・吉川市
5月上旬のよく晴れた日、ちょっとしたグルメを体験しに、お出かけしました。
そのグルメというのは、「黒くてずんぐりしてぬるっとした」あの魚。その正体は…
なまず!
埼玉県吉川市が、なまずグルメで売り出しているとのこと。これは挑戦してみたいですね。市内のいくつかの料亭や割烹料理屋が、なまずのコース料理を提供しているよう。料亭などというと、ちょっと敷居が高いのですが、友達の少ないりらの中のひと、お一人様で突撃します(笑)。
東京・多摩地方から吉川市に向かうには、武蔵野線が便利。混雑する東京駅ゆき電車は、一つ手前の越谷レイクタウン駅で半分ほどの乗客を吐き出し、がら空きになって吉川駅に到着。
吉川駅は、よくある東京郊外の駅なのですが、駅前では、何と、金のナマズがお出迎え!
吉川は、中川沿いに古くから栄えた街のようです。由緒ありそうな神社(芳川神社)もありますね。中川の土手に出ると、なんか気持ちがゆったりします。
吉川中央総合病院の先あたりに、川魚料理のお店が何件か固まっています。その中で、一番入りやすそう(笑)な「ますや」さんにお邪魔しました。
うなぎを中心とした割烹料理屋さんなのですが、ナマズ料理のラインナップも豊富。様々な一品料理やコースなどがありますが、私は「なまず御膳」(なまず定食のようなもの)を注文。
で、ほどなくして供されたのが、こちら。
なまず3品にご飯・汁・香の物がついて、2100円也。コスパもなかなかよろしい。
ではでは、なまず料理、順番にいってみましょう。まずは「天ぷら」から。
なまずって、こんなに身がしっかりしているのね。もっと柔らかい(水っぽい)のかと想像していたけれど。例えるならば…かじきまぐろのよう。美味しいです。天ぷらの衣がカリッとしているのもグッド。
次は、「たたき揚げ」。身のついた頭やアラを骨ごとたたいて揚げたものだそうです。
生姜醤油でいただくたたき揚げは、ちょっと癖を感じるな。歯ごたえもごりごりしているし。なまずは頭ばかりでかくて身が少ないので、頭やアラも有効活用しよう、という料理のようです。
そして、最後は「南蛮漬」。
揚げたなまずの南蛮漬。酢が強めに効いている。口の中がリセットされる感じになります。なまず自体が淡泊なので、強い味が合うように思います。
総じて、なまず料理は美味でした。身にくせがなくあっさりしている。揚げ物向きの魚なのかな。
私は食べませんでしたが、その他のなまず料理には、刺身(養殖されたなまずなので、生で食べられる)や子(卵)の煮つけ(季節による)などがあるようです。
なかなかいい経験をしました。ごちそうさまでした。
(おわり)
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