東洋の化粧品王をかいた、高殿円さんの『コスメの王様』
高殿円さんの『コスメの王様』を読みました。
実在の人物の一代記(フィクション)。
ときは明治。
1人の少年が、大銀杏の足元のどぶにはまって気を失います。
15歳の利一、それを助けたのは花街のおちょぼ、ハナ12歳。
2人の運命的な出会いです。
利一はその後、苦労をしながらも明るく商売人として成長します。
そして、みなが使っている白粉には鉛が含まれていて、それによって病気を引き起こすことを知り、鉛害のない白粉づくりをするのです。
それを皮切りに大きくなっていく利一の会社。
牛よ