りらごん@ニュースまとめ 東日本大震災から9年9か月、身元判明
こんにちは。りらごんです。
宮城県警は17日、東日本大震災後に金華山南東沖約20キロで見つかった遺体について、震災で行方不明になっていた同県石巻市松原町、阿部清江さん=当時(86)=と判明したと発表した。遺骨は震災から9年9カ月を経て、21日に遺族に引き渡される。震災による宮城県内の身元不明遺体は6人となった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121700960&g=soc
東日本大震災が発生して2021年で10年が経とうとしています。いまだに原発の影響で地元に戻れない人たちが多くいる中で、まだ身元が判明していない遺体があり、行方不明になっている人たちがいます。そんな中で、9年9か月が経過する段階でようやく、身元が判明する出来事がありました。
その遺体は2011年4月に見つかっていたものの、DNA鑑定では身元が判明せず、マッピングポインティングというシステムで親戚を見つけ出し、特殊なDNA鑑定を行った結果、当時86歳だった女性と判明しました。この女性は病院に入院しており、多くの入院患者と職員と一緒に津波の犠牲に遭っていたそうです。9年9か月にしてようやく遺族のもとに帰ることができたのはよかったと思います。
実際に身元不明の遺体はまだまだあって、帰りを待つ家族の姿があります。マッピングポインティングなどのシステムをフル活用し、10年が経過する前に少しでも多くの人の身元を判明させたい思いが警察にはあるでしょう。実際に戻ってくると、ご遺族からするとやっと安心でき、供養にもつなげられるので、ちゃんと意味があります。東日本大震災はそういう意味ではまだまだ終わっていません。