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【白熊ぽん】乱数でぽんストーリー🐻❄️予選投票スタート❗️
昨日夜より、俳句部門の予選投票が始まりました❗️
方法は、みん俳公式の予選記事から
各グループに分かれた句の中から【一つだけ】
スキ♡を押していくだけ。
投句しててもしてなくても、
気軽に投票しに来てくださいね〜(*´▽`)ノ
では、ここより白熊ぽんです🐻❄️♟️
おはようよねちゃんの乱数で白熊ぽん❗️
が楽しそうだったので、
Googleで検索したサイトで乱数を出してみた。
(Google自体でもできるよ)
よねちゃんの乱数ぽんから、
何人かの方が同じようにランダムで選んだ作品から二次創作してくれていて嬉しい限りです( *´艸`)
今回は俳句・短歌・川柳から、
それぞれ3作品選ばせて頂きました❗️
※選ばれてしまった自分の句、あと同じ人でダブったので、そこだけやり直しました。
|同病の友の訃報の冬の朝 自分だけはと祈る情けなさ|ゆずさん
あなたも私と同じ病だったのに。
同じ部屋で私たちはたくさんの言葉を交わして。
あなたは空に消えていった。
たくさんの言葉を、一緒にいた時間を
全部全部、私の中に置いていった。
泣きたいのに、泣けなくて。
泣いたら、だめだって。
なのに、私じゃなくて良かったと
思ってしまう自分が心底嫌になる。
|あきらめる理由をそっと描いては雪で消されてまたやり直し |はるなさん
あの日と同じ、雪が舞い散る夜には
やっぱり思い出してしまう。
触れたら消えてしまう雪のように、
すっと忘れてしまいたかった。
記憶の奥底にしまい込んでしまいたかった。
何度も忘れようとしても、忘れられなくて。
忘れることさえとっくにあきらめてしまったら
なんだかもう、これでいいや、って。
だってそのほうが、
今もあなたがそばにいてくれるみたいだから。
|好き過ぎて顔も見られず夢のあと|moeさん
夢の中で確かに見たはずのあなたの顔は、いつもかき消えてしまう。目を覚ましたら、もうどんな顔をしてたかも思い出せないんだ。
忘れていいよ、ってことなのかな。
けれど、夢を見た後、胸の中にほんのり広がる温もりはまだ私の中に仕舞っておきたいんだ。ごめんね。やっぱり忘れることはできそうにないみたい。
|空風よいつだってうまくいかない|リコットさん
ひとりになった病室を後にして、
私はギュッギュッと音を踏みしめながら雪の道を家へ帰る。
北風がびゅーんと背中を押すから、ちょっと急ぎ足。
急いで帰ったって、あの部屋の中には何もない。
空っぽしかないのに。
私の居場所はそこしかないみたい。
どうせなら、私の中も空っぽにしてほしい。
|忘れてた七草がゆを持ってきた|ひまわりさん
「おかえりなさーい」
「あれ、来てたの?」
空っぽのはずの部屋には母がいて、部屋がなんだかほんわかとあったかい。シュンシュン、とストーブの上のやかんが湯気を出している。
「だって、お迎えはいらないっていうから。今日くらい何かあったかいもの食べなさい。ほら、七草がゆ持ってきたから」
「はーい」
母は七草がゆ以外にも、私の好きなプリンや苺など調理しなくてもいいものをたくさん買ってきてくれていた。
「あと冷蔵庫のタッパにいろいろあるから。あっためて食べてね」
「わざわざありがと」
「ほんとに、うちに帰ってくればいいのにさ。じぶんちがいいってきかないんだから」
ごめんね、お母さん。だってあの家はあまりにもあったかくて、みんな優しくて。今日は帰れそうになかったんだ。
母の七草粥は、するっと喉から奥へ降き、
私の体を温めていく。
涙が出そうになるのを必死で堪えた。
きっと一人じゃ何も喉を通らなかった。
味もしない何かが喉を滑り落ちていくあの感触を味わうくらいなら、食べなくていいと思ってたから。
|映像の焚き火の音に包まれて友と語らう夢に微笑む|しんきろうさん
母が帰ると、私は炬燵でごろごろしながら動画を見ていた。焚き火の映像を見てると、なぜか落ち着く。ゆらゆらと揺れる炎と、パチパチと燃える音。まるで海の上にゆらゆらと浮かんでいるかのよう。そこで見上げる星空は、私を拒むことなく、優しく包み込んでくれるだろうか。
そんな言葉をLINEで友達に送ったら、「詩人か?退院祝いに、春になったらキャンプでも行こうよ」って話になった。
ようやく日常に戻ってきた、そんな気がする。
|駅伝を見てとりあえず散歩から|梨さん
日曜の朝、のんびりと駅伝のテレビを見てきた。
よく父が駅伝を見ていたが何が面白いんだろう?と子供の頃よく思ったものだ。だけど高校生の時に友達に誘われるままにランナーになって、みんなでたすきを繋いでやり切ったことが今もまだ胸の中で息づいている。あれがなかったら私は今でもきっと、何にも心を動かさないようなつまらない人間だったかもしれない。
窓の外を見ると雪がチラついていて、私はコートをさっと引っ掛けると外へ出た。
|万華鏡廻り廻るは六花|七田苗子さん
雪が舞い散る空を真下から見上げたことがあるだろうか。灰色の空いっぱいに降りてくる雪は、まるでふわふわした花がくるくる舞うようで眩暈さえ覚える。
子供の頃見た万華鏡のようにどれ一つとして同じ形のない六花は、二度と見れない景色を私たちに見せてくれるかのようだ。それにこうやって気づくことができた私って、なんて幸せなんだろう。世界はなんてキラキラしていたんだろう。
あなたと見たかったこの世界。
きっとあなたもここに溶けている。
こうして、そばにいてくれるんだね。
頬を伝うものは、溶けた雪なのか、それとも。
|冬だしね グラコロ食べたよ おいしいね|学さん
退院したんだって?おめでとう!
病院食飽きたでしょ?おごるからマック行かない?
友達から入るLINEが、私をこの世界に繋ぎ止めてくれる。
やった!おごりならいくいくー
冬はやっぱグラコロだよね
あなたの思い出を消すことは、もうやめた。
このまま一緒に生きていこう。
そしていつか私の一部となるその日まで、大切に胸の中にしまっておくことにして。私は白い息を空に溶かしながら、久しぶりに駅に向かって駆け出した。
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