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お茶碗持つほうがシニフィアンみたいな覚え方ないの?

久しぶりに、スペイン語のレシピを読む機会がありました。

・garbanzos ヒヨコマメ
・lentejas レンズマメ
・guisantes エンドウマメ

全部スペインではメジャーどころの豆なんだけど、garbansos をレンズマメだと間違えて覚えていて、それが奇跡的に、他の単語の対応も三すくみ的なアレで一個ずつずれて覚えてたので(そんなこと起きる?)全問不正解する風変わりな記憶違いをやってしまった。

やーていうか、日本語-スペイン語の対応の不備っていうよりは、マメ自体の認識がぼんやりしてた。マメの違いに目を向けたことなかった。

ヒヨコマメって絵が浮かぶ?ヒヨコマメはたしかにひよこっぽい形してるか・・・でも、ひよこぴよぴよのマメの名前が、ガルバンソス!なわけないって思っちゃうじゃん、そんな濁点いっぱい付くわけないって。鋼鉄を叩くような、もっとインダストリアルなやつでしょ。ガルバンソスは。

日本でマメっていったら「大豆」のほぼ一択みたいなところあるじゃん。母語じゃなければなおさら、頭に絵が浮かんでないものを覚えようとするのは無理があるってことですよ。記号と捉えれば言語ってのはシニフィアン(意味するもの)とシニフィエ(意味されるもの)だと、ソシュールが言ってましたし。

ちなみに、シニフィアンとシニフィエも逆に覚えちゃってるんだよなあ、なんか覚え方ないの?お茶碗持つほうがシニフィアンみたいな。お箸持つほうがシニフィエみたいな。

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リックェ
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