火球
日記です。さっき駅の方で、最初ビルのガラスが緑色に光ったと思ったら、その反対側の西の夜空に青緑色の大きな眩しい光が落ちていくのを見たんですよね。なにか角張ってっるように見えたから、なにか人工物だと思ったんだけど、そうではないらしい。
Twitter とか検索すると、どうも「火球」らしい。
ファイアボール、いい響きですよね。
要するに、地表には到達しなかった隕石のうちかなり明るいものを指すみたいですね。
火球は、20年以上前に見た以来で、そのときは大きな音を聞いたような気がしたんだけど、今回はしなかったですね。まあ、前回の音も錯覚だったのかもしれない。空気中でないと音は聞こえないはずだから、大気圏突入時に光る火球から音がするかは微妙なラインなんだ。
でね、オチとかないんですけど、地動説だ天動説だ、てんやわんやあったけど、現代では天体の運動はばっちりわかっていて、数十年先の日食や月食の予測だって、時間と観測地点をパラメータとして計算式に入れれば、完璧にわかるわけですよね。
この辺は、エンジニア的には、天体運動は、参照透過性というか純粋関数みたいにシンプルで美しいなと思います。
一方で、今回の「火球」みたいな誰も予想しなかった予想外の天体現象が、夜空をあんなに明るく照らして、この純粋関数をぶち否定するの、この惑星に住む、いちテレストリアンとしては胸のすく話だよね。
なんていうのかな、世界は機械仕掛けのように見えても、時々(人間の予想できる範囲においてかもしれないが)予想を裏切ってくるっていうのが、たまらなくかっこいいと思うという話です。
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