【フラコト】北斗・万年自鳴鐘! 〜 時間は想像力のラウンダバウトだと思う
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飛行機のプロペラの回転とマシンガンの発射間隔がシンクしてる話とかしてます。冷凍ポテトの量産の話なのに。なんでよ?
不定時法
またおまけの「.5回」で、時間の話もしています
江戸の時間の話です。収録中は知らなかったんですが『和時計』って言葉があるんですね。
「丑の刻参り」みたいな言葉があるように、和の時刻は十二支で1日を分けてたんです。子が今で言う真夜中0:00。24時間を12等分すると、干支1つ分の時間になりますね。つまり「約」2時間。これを「1刻」と呼びます。
上記の例だと、丑の刻というのは、子の次なので深夜2:00「ぐらい」を指すわけですね。
・・・と、ここまでで、ごめんなさい、嘘をついた。
1日を12等分というのは、実は間違っていて、より正確には夜を6等分、昼を6等分したものなんです。
・子:真夜中
・卯:夜明け
・午:正午(そのまま語源だ!)
・酉:日没
これが不定時法と呼ばれるものです。
日本は季節によって昼夜の長短が変わるので、1刻の長さは、昼と夜で違うし、夏と冬でも長さが違うというわけです。
長々、説明聞くより、一見にしかずなので動画を。
.5回で話してるのは、このように文字盤が動く時計が江戸時代にはすでにあったという話です。
万年自鳴鐘というそうです。
時間の認識
最初の時間の認識ってやっぱりこんな感じだったと思うんですよ。
・明るいのと暗いのが交互にくる
・明るいのは、丸い明るいやつと一緒に来る
・明るいのは、丸い明るいのが、あっちの方から出てくる
・丸い明るいのは、高いところを通って、べつのあっちへ消える
・暗いのは、小さい明るいのがいっぱいと一緒に来る
・暗いのは、形が変わる中くらいの明るいのと一緒に来る
・でもたまに来ない
こっから
・中くらいのは丸くなったり細くなったりする
・30回、暗いのがくると同じ形に戻る
とか
・寒いのと暑いのが交互に来る
・だいたい365回、明るいのと暗いのが来たら、寒いのがまた来る
こんな状態のジグソーパズルをずっとやってたんだから、不定時法の方が先に発明されるのは当然で、時間を分けるのは自然なアイデアだと思うけど、時間を計るのは、どこから来たアイデアなんだろうなと。
時制が言語によってマチマチだったりするのと関係があったりするのかな、時間について考えるのは、興味のクロスロードというかラウンダバウトだと思う。
ここを起点に、物理学へ行く人、宇宙論へ行く人、言語学へ行く人、文化・民俗学へ行く人、いっぱいいると思う。退屈を感じたら、いつでも想像力のラウンダバウトへ戻ってくるがよい。
僕は、時間とはなんなのかに以前は興味があったのだけど、今は人間がどう時間を捉えているのかのところに認知の方に興味があります。
参考: