【ボルダリング】喉から手が出るほど欲しい保持力の入手方法
クライミングにおいて保持力(指の強さ)とは、料理でいう味覚であり、絵画でいう色彩感覚だ。
絶対的に必要なその力が足りず、時に登ることに嫌気が差すクライマーも少なくない。
中でもゴリ系クライマーは胸筋や背筋が発達しているため、横引きするようなカチは上手く誤魔化し、誤魔化し切れない保持シーンでは対応できず落ちてしまうことがよくある。
筆者もその一人だ。
しかし、指の強い奴にコツを聞くと「気合い」だとか「体重を軽くする」だの、その返答は思ったより呆気ないものだったりもする。
気合いも減量も間違ってはいないだけに本質を見失いがちだが、クライマーたるもの指を強くすることを忘れてはいけない。
では、どうすれば指は強くなるか?
熟慮した末、2つの答えに辿り着いた。
1つ目は、指以外の筋力を使わないこと。
フィンガーボードでトレーニングする時に悪いホールドを持って懸垂する人が多いと思うが、あれでは指は強くならない。
指のトレーニングをする時は指しか動かしてはいけない。すなわち、ただひたすらにぶら下がるのだ。
5秒ぶら下がれるホールドに10秒ぶら下がれるようになるだけで世界が変わり
更に言えば、ぶら下がれなかったホールドに40秒ぶら下がれるようになると間違いなくグレードの更新が狙える。
大体の人が腕を伸ばして次の1手に触れて落ちるが、肘を曲げて落ちることなんて、まともなトライなら滅多にない。ぶら下がれるホールドの種類と時間を増やすのが保持力アップへの近道となる。
もう1つは、
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