大量のコピペにさよならを👋PADで計画表作成自動化!
こんにちは!
食品の検査を担当する4月入社の新入社員です。
今回はパソコン上の操作を自動化できるツール、Power Automate Desktop(PAD)を使って、検査室業務の効率化にチャレンジしました。
↓ PADの概要がわかる参考記事貼っておきます。
背景
私の所属するグループでは、検査室内での立ち仕事がメインですが、中には机に向かってのパソコン業務もあります。
最近PADについて学んだので、グループのメンバーに、自動化したい作業があるか聞いてみました。
いろいろありますね笑
計画表作成については私自身も「これ何回コピペすんねん」とモヤモヤしていた作業なので、今回はこの自動化に取り組みます。
ここで計画表作成の流れについて簡単に説明します。
そもそも計画表とは、検査するものの検体(検査する対象物)番号、検体名、検査項目、項目ごとの培地必要量などを検査日ごとに一覧にした表のことです。
自動化できそうと感じた赤枠部分に取り組みました。
コピペを全部勝手にやってくれるのはとても楽チンですね!👏
PAD内容
長くてすみません、貼り付けする過程の1回目のみ繰り返しから外しているため、重複プロセスも多いです。
また、繰り返し部分でつまづいたため、最後まで組み立てられていません。
補足:普段は検体番号をいちいち入力しますが、今回はバーコードリーダーを使って、あらかじめ全ての検体番号をExcelにリスト化し、そこからデータを取得するようにしました。(普段バーコードリーダーを使っても良いのですが、いちいちマウスと持ち替える手間もあり、あまり浸透していません)
PADの各アクション詳細はこちらをご覧ください。
部署内の反応
できたところまでを先輩方に見てもらいました。
括弧内は私の心の声です。
・自動化といっても結局途中で人の手は入るよね
(それはそう、システムに登録されていない情報が紙の依頼書上に残る限り、現状の方法ではどんなツールを使っても無理だと思う)
・連番が多ければ手入力の方が早い
(それもそう)
(連番が多いというのは検体番号が1,2,3,…,10と連続している場合のことで、その時はひとつづつ検索しなくても、システムで1と10のみ入力すれば一気に検索かけられます。
今回実際に手作業でかかった時間を計ってみると4分35秒、一方PAD使用では繰り返し部分は自動化できていないものの1検体あたりおよそ7.5秒かかっていたので、検体数をかけると322秒、つまり5分22秒、自分に負けました…、なんで連番多いとこで試したんだろう…涙)
・印刷は自動じゃないの?
(まだできてません、私そんなに要領よくないんです)
・すごーい、こんなことできるの?
(いつも優しい、ありがとうございます😭)
・パソコンが苦手な人にとってはよさそう
(そうなんです、今回時間なくお話聞けませんでしたが、苦手な方にぜひ使ってほしいのです!)
振り返り・今後の課題
というわけで、今回計画表作成の一部フローの自動化に取り組んでみて
ということを感じました。
全自動は難しそうですが、一部だけの自動化でも、ワンクリックで単純作業をする必要がなくなり、その間他の作業をすることもできますし、実際は連番でないことも多々あるため時間短縮にもつながるはずで、今回フィードバックを受けて改善できなかった印刷フローも含めてぜひ完成させて、再プレゼンしたいと思います!
また、本来貼り付けたい場所に貼り付けられず上書きしてしまった点ですが、私の知識不足によるところもそうですが、
「今あるものを今ある形で自動化させるのではなく、やりやすいシンプルな形にしてからやったほうがええこともあるよ」
とマクロに詳しい部長からお言葉をいただいたので、そもそもの仕組みの見直しも検討しながら、そしてみなさんと協力しながら、これからも検査室の業務効率化に取り組んでいきたいです!
がそれはまた少し先のお話で。