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自己紹介【中半】

さて、前回に引き続き、私の半生を兼ねた自己紹介を行っていきたいと思います!

前の記事をまだお読みになられていらっしゃらない方は、こちらからご覧いただけます♪

30代前半で鬱病を患い、会社をやめて引きこもりになった私。
毎日10時頃に起きてはパソコンをつけて、ニコニコ動画をただひたすら眺める・・・といった毎日。
(当時はニコニコ動画のニコ生配信というのが流行っていて、配信者の事をニコ生主といっていました。今ではYouTubeでとても有名になられたゲーム配信者の兄者弟者さんも、元々はニコ生主だったんですよ♪)
外に出ていくことも出来ず、当然仕事を探すことすらもしなかった。
そんな生活を送っていると、次第に頭の中で自分の存在意義に疑問を抱くようになっていくんですよねぇ。
そして、聞こえるはずのない声まで聞こえてきたりするんです。
「働き盛りの人間が、毎日こんな非生産的なことをしていていいのか?」
「こんな生き方しているやつなんて、生きている価値があるのか?」

この頃は本当に病んでいて、多分統合失調症にもなりかけていたんじゃないかと、今となっては思います。
何故なら幻聴が聞こえていたんでね(;´∀`)

私は木造2階建ての家に住んでいて、いつも2階の自分の部屋で寝ていたんですが、ある時から1階の柱時計の音が聞こえるようになっていたんです。
ゴーン・・・ゴーン・・・って。
とはいえ、私が中学生の頃までは動かしていた時計も、その時は一切動かしていなかったんです。
だから、最初は「怪奇現象か!?」とひやひやしたもんです。
びっくりして、おそるおそる階段を降り、玄関に置いてある柱時計を確認してみると、案の定動いていない・・・
なのに部屋に戻って横になると、また聞こえてくるんです。
想像してみてくださいよ・・・怖いでしょう?(;´・ω・)

今となっては精神疾患と脳の状態異常が起こっていたんだろうなぁ、と理解出来ますが、当時はそんな知識もまったくありませんでしたからねぇ。
まぁ、兎に角相当ヤバい状態だったんです。

そして、ある日の日中、母が庭の手入れをしている最中に、私は自殺未遂を行ったんです。


中学生の頃、WOWOWでたまたま観た衝撃的な映画がありました。
伊丹十三監督の「大病人」という映画です。
主演が三國連太郎さん。もちろん、信子夫人もご出演されてらっしゃいます。
主人公は俳優兼映画監督で、末期の胃がんが見付かります。
そして亡くなるまでの病院での出来事を、シリアス且つユーモラスに描いた作品で、人が死ぬという大変ネガティブなテーマなのにもかかわらず、人が死ぬってことって決して悪いことじゃないな~と感じた不思議な作品でした。

そこで、主人公があまりにも胃痛が激しくて、辛くて辛くて自害しようとするんです。
睡眠薬を大量に服用し、頭にビニール袋を被ってしっかり首のところで縛り、眠りにつく。
すると苦しむことなく窒息する、という寸法。
これを真似ようとしました。

2階の和室の押し入れの上の段に、ドラえもんみたいに横たわって、睡眠薬を飲んで、ビニール袋を被って、心の中で母や友人達に謝罪と別れを告げながら、私は意識が遠のいていくのをじっと待ったんです。

しかし、いつまで経っても眠くならない。
それどころか、頭にビニール袋を被って首のところで縛っているわけですから、当然苦しくなっていくわけですよ。
あれ?なんでだ!?
映画だと苦しむことなく眠るようだったのに、全然違うじゃん!
ってな感じで、思うように意識がなくなる、ってことにはなりませんでした。
でも、この時の私は必至で死のうとしていたので、すぐには諦めずに頑張りました!w
大丈夫、大丈夫!そのうち意識が遠のいて、この苦しみからも解放される!
そう思って、堪えました。
次第に頭痛が激しくなっていったのと、手足の先がスーっと冷たくなっていくような感じがしたのを覚えています。
が、意識が薄れていくことはありませんでした。
かなり頑張ったと思うんですよね~(;^ω^)
(これだけ必死になれるんだったら、生きるために必死になれると、今になってみれば思えますけどねw)
結局、あまりに苦しさに私は我慢出来ず、ビニールを破って押し入れから飛び出しました。

情けなったなぁ・・・生きるのが辛くて逃げる様に死のうとしたのに、それすらも出来ない。
ボロボロ泣きました。
それと同時に、肉体が健康な人間が死ぬってことって、とても大変なことなんだなぁ~、ってことを理解しました。

余談になりますが、色んな自殺の方法、あるじゃないですか?
多分なんですけどね、ほとんどの方法が、苦しいし、痛いです。
よくある練炭自殺。
あれも専門家に言わせれば、あんなに苦しい死に方ないそうです。
何故なら、一酸化炭素中毒ってのは、まず意識がなくなる前に体が動かなくなるんですって。
で、意識はあるのに苦しくて苦しくて、でも体は動かない。
目の前の練炭をなんとか消そうとしても、体がぴくりともしないので、ただただ激しいくるしみの中、命が尽きるのを待つしかなくなる・・・。
たった数分の出来事だとしてもですよ、どれだけ長い時間に感じることか。
飛び降り自殺とかだって、実際にそれを行って、一命をとりとめた人から話を聴いたことがありますが、体が地面から離れて重力に引っ張られた瞬間に、とんでもない後悔に襲われるそうです。
やっぱりやめればよかった、って。
だから、自殺した人の多くは、きっと後悔してんじゃないかな?
って思うんですよね。
私は、自分が自殺未遂を行うことで、それを学ぶ事が出来ました。


さて、話を戻します。
結局、死ぬことなんて出来ない、とわかった私は、次の日からパチンコ屋に行ってましたw
このまま家に籠っていても、また変なこと考えてしまうな~って思ったんでね、まずは外に出よう!って考えたんです。

私が住んでいた栃木県は、朝9時からパチンコ屋さんはやってるんです。
なので、朝は6時頃に起きて、朝ご飯を食べて、ゆっくりお風呂につかり、ニュースを見てからインターネットでイベントのチェックなどをして、ほとんど並ばない感じでお店に到着、釘の甘い台を確保したら、ひたすら打つ!
ということをしていました。
当時は、パチンコ屋に早い時間から並んでいる人の8割がパチスロに行ってましたから、日当3万円相当とかのパチンコ台は、並ばなくても拾えたんです。
(これは解る人にしか解らない話になってしまいますが)例えば、北斗の拳のMAX黒王バージョンとか、千円で24~5回も回って、しかもスルーがガパっ開きなもんだから、ちょっと止め打ちするだけで確変中もガンガン玉が増えたりしてました。
そんな台を掴んだら、後はひたすらお金を突っ込んで打つだけ。
ろくに当たらず、10万円負ける日もあれば、当たりっぱなしで20万以上勝つ日もあり、ならしてみると日当3万ちょい、みたいな素晴らしい時代でした♪
たまにパチスロのイベントの日なんかも攻めたりして、大勝する日もあったりして☆
基本的にパチンコって、人と喋ることもないし、丁度よかったんですよね。
しかも近くに食堂があったり、パチンコ屋さんの中にお店が入っている所もあったりしたので、お昼は休憩してきちんとご飯も食べられました。
最初のうちは、ラーメンとか、唐揚げ定食、かつ丼とかばかり食べていましたが、流石に飽きるし、体の事も考えるようになって(自殺しようとしたくせにw)、焼き魚定食とか、アジフライ定食、野菜炒め定食なんかも食べる様になっていました。
定食って小物もちょこっとついていたりしてね。
お味噌汁はワカメの入った、シンプルなもの。
そこに白米。
実に栄養バランスの良い食事です♪
そしてそれを頂いた後は、また台に戻ってひたすら打つ。
22時くらいまで打つ。
流石に疲れて、家に帰ってから軽くシャワーを浴び、インターネットで通っていた数件のお店の情報チェックをして、床につく。
そしてまた朝6時に起きて・・・
みたいな毎日を送るようになっていました。

どうやらこれが鬱に良かったみたいでね(;^ω^)
当時はまったく理解なんてせずに、ただパチンコ屋に通っていましたが、
◆規則正しい生活リズム
◆栄養バランスを考えた食事
◆睡眠の質
これら条件が整った生活を送ることが出来るように、無意識になっていたんですよね。
そして、この生活を始めてから5か月くらい経った頃には、鬱はすっかりなくなり、むしろこのままの生活を送っていてはいかん!
とまともな考え方も出来る様になって、翌年に調理師専門学校に入ることを決意するのです!


ありゃぁ・・・今日も長くなっちゃった(;^ω^)
ってことで、続きはまた明日☆


追伸

無料で参加して頂けるオープンチャット
〖Ripplove〗
というコミュニティを運営しております。
・・・って言っても、まだ始めたばかりなんですけどね
(;^ω^)
こちらでは、私が今までに学んできた事、体験してきた事などで、皆さんのお役に立つようなことをどんどん投稿していこうと思っています。
今より更に、少しでも豊かな人生を歩んで頂けることを願って、そんな思いで運営して参りたいと思っておりますので、ご興味ある方は是非ともご参加下さい♪
こちらからご参加頂けます☆
オープンチャット「Ripplove」
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