SRS自己手配@ガモン 前泊〜術前日編
渡航までは前回の記事を参照してください。
〜AM2:00
スワンナプーム空港着。飛行機を降りてからめっちゃ歩かされる。目指すは「Arrival」、列に並んだ後入国審査官との会話。
事前に何も訊かれないとは言われていたが、何も訊かれなかった。パスポートと航空券(捨てたり忘れたりしないようにだけ注意)を提示し、機械で順番に指紋を取られ、写真を撮られて終了。
入国審査官の人が「め◯#〜 take it off」と頻りに言ってきて何のことかわからずぼうっとしてたら「メガネ」のことだった。日本語わかんのかい。
空港内は広かったが通れる道は限られており、そう迷うようなものでもなく(実は何処が通れるのかわからなくて少し迷った)、飲食店が立ち並ぶ通りのベンチの一角で紫のユニフォームを身に着けた迎えの人と合流する。飛行機が1時間ほど遅れたのと、預け手荷物が来るのが最後の方になったのでだいぶ待たせた気がするが、謝るにしても英語が通じるのかわからない。取り敢えず飛行機が遅れたんだ、ごめんと言ってみたら「No」とだけ返ってきて、挙動不審になってしまった。
終始無言。15分ほどでホテル着。
スタッフに迎えられてチェックインをする。チェックアウト日を確認してサインをし、パスポートと帰りの航空券情報を見せた。
朝ご飯を選んでと言われて20ページほどあるメニューをいきなり提示される。深夜だしゆっくり見ている暇などないと思ってツナサンドを選択。
受付の人が荷物を部屋まで運んでくれ(チップとか渡すべきなんかな……?)、案内された先はとても綺麗。すこし香辛料や香料というべきか、異国情緒の溢れる匂いがする。
そういえばここに「トイレの中にナプキンやトイレットペーパーを流さないでください」という貼り紙がしてある。ナプキンは当たり前だが、トイレットペーパーも流しちゃダメなので! ゴミ箱に! 捨てるようにしましょう! ジャックは二回くらい流してしまってて焦りました。
就寝。
AM10:30
日本人通訳こと小路さんからの電話で起こされる。昼夜逆転生活のお陰で連絡に全く気付かず電話してくれたっぽい。
11時に病院行くからパスポートと英文診断書を持ってロビーに来るように言われる。そんな急な……!
急いでドアノブにかかっていた朝ごはんを取る。めっちゃ美味しい!トマトも入ってたのと、芋のチップスも入っててこれもまた美味しかった。
AM11:00
小路さんと合流。病院まで一緒に歩く。
住んでる場所や胸オペを済ませたのかなんて軽い会話をしながら歩くうち「子宮だけ取るの?」と言われてびっくりした。予約がそれだけになってたっぽい。
思ってみれば確かに「Hysterectomy」とは問い合わせたけど「Ovariectomy」という単語は使った覚えはない。ただこればかりはメモする人にもよるから、気にしなくていいけど確認してくれたらしい。
5分弱歩いて病院着。日本語が喋れるタイ人スタッフ(ビューさん)と挨拶を済ませ、パスポートや英文診断書のコピーを取られ、いくつかの書類にサインを済ませる。
ここで、病院に連れてこられたのは術前検査のためかいと気付いた(いまさら)。院内を巡り、採血、胸部レントゲン、心電図と終える。あとは軽い診察? 質疑応答? もした。持病があるかとか、ホルモンを最後にいつ打ったかとか、ぐらついた歯がないかとか。手術に関連してくるリスクにまつわる質問をいくつか。
最後に先生の診察……を残して、先生が来られるのが一時間後と判明。椅子に座って小路さんと少しおしゃべりをした。
曰く今は半年タイにいて半年日本に帰るを繰り返しているそうだ。日本人通訳さんを頼みにしてガモンでの手術を考えている人は注意かも?
ちなみにこの水は院内のあちこちにあり、おかわりし放題だった。
13時ごろタイ人執刀医登場。インド映画に出てきそうなメガネの人。ちなみに、医師は二人いるらしく、ひとりは手術を終えたら病室に全然来ないっぽい。僕の担当医は来てくれる方の人だった。
エコーで子宮と卵巣の大きさを確認され、手術は難しくないね〜質問ある〜? くらいの軽いやり取りで診察は終了。
その後たくさんの書類ちゃん達と♡サイン会♡を開催し、ホテルを一時チェックアウトして18時にまたここに来るように伝えられた。
本当は15時チェックアウトと言われていたんだけど時間に余裕がないからと戻してもらった。
ホテルの受付の人に18時に病院に行くから車を出してと頼んだ。英語必須です。
試しにホテルに備え付けの洗濯機を使ってみた。ドラム式洗濯機が二つと乾燥機が二つ。洗剤は買ってないけど大丈夫やろと思って。欲しいなら用意する必要があります。その後爆睡。
PM18:00
病院に着き、病室へと案内される。
看護師さんが英語喋れる? と訊ねてきてセキュリティボックスの使い方を説明してくれる。
あとは今日はもう何もないよ〜と笑いながら告げて去っていった。
PM19:00
そういえば夜ご飯どうなるんや……と思って伝えたらすく持ってきてくれた。
ミートボールの入ったパスタとリンゴジュース。普通に食べられたけど明日絶食することを考えると量が全然足りない。入院前になんか食べ物買っておけばよかったと後悔。
PM23:00
シャワーを浴びた後ドライヤーがなくてナースコールを押す。「ガモン ドライヤー」とかで調べて、何ならこんなことでナースコール押してもいいのか……? とすごく悩んだ。でも他に呼ぶ方法もないし、ホテルと違ってカードキーがあるわけでもないので一度出たら出られない……。
遠慮なく押していいのかなと思った。あと、歯磨き用に使えそうなグラスやコップの類がなかったのでリンゴジュースのカップを洗って使った。
ちなみに、シャワーの温水は聞いていた通りぬるかった。
有名な羊柄の赤い入院着に袖を通す。昨晩エアコンを消して寝たら暑くて目が覚めたので点けたままにしていたのだが、寝具がほとんどないので寝心地が悪い。
とはいえ目を閉じていたらすぐに眠りに落ちた。
ほぼ内容がないのにこんなに文字数が膨らんでしまった。
次回、いよいよ手術当日編! お楽しみに!