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SRS自己手配@ガモン 手術当日編

手術前日の記事はこちら。いよいよ明日は子宮卵巣摘出手術当日ですね! 手術当日について書いていきます。

AM8:00

看護師さんが入ってきて目が覚めた。顔を洗ったりうがいをしたりする暇もないまま剃毛をされる。
へそ下からVIOまで全部、水を含んだガーゼで拭かれてそのまま剃られた。ちょっと痛かった……。
その後浣腸をされる。終わったらシャワーを浴びて、新しい入院着だけ(下着やアクセサリー類もダメ)身につけるように指示された。英語での説明の後に、「うんち 終わり シャワー」みたいなふうに日本語で言われておもしろかった。
浣腸は即効性がありました。そう怯えるものではなかったけど、とにかく不快感。下痢の時と同じ。ちょっと我慢した方がいいのかとも思ったけどなんも言われなかったのでそのまま出した。

AM9:00

小路さんが部屋にやってくる。Siripenさんから9時ごろにアドミッションに来てとメッセージが届いていたのでその件かと思いきや違った。というか、昨日術前検査を終えているので別に行く必要はないらしい。なんやねん。
僕と後一人くらいしか日本人の患者がいないっぽくて、結構頻繁に来てくれる。冷蔵庫の中身を見て「水全部回収されてるじゃん」「ほんまですね」みたいな会話をしたが、実はリュックにもう一本入れていたのだった……。
これも回収してください、と渡すと笑いながら「飲むような悪いことしないでしょ? 入れときなよ」と冷蔵庫に入れてくれた。そんなんでいいのか。たしかに飲まないけど。

その後30分ほどして点滴を入れられた。
これが痛い! 腕の内側とかそういう選択肢も一切なく手の甲に入れられる。タイに来てから感じた痛みのなかで間違いなく一番……。
二つ薬液を繋がれる。転がせる奴とかないのでベッド周りから動けなくなる。ゲーム機やスマホ、充電器、エアコンのリモコンなどは事前にベッドサイドテーブルへ置いておくといいだろう。

次に写真を撮られた。パンツを穿くように言われて、壁際で下腹部の写真。続いて脱いで、ベッド上で陰部の写真。
ここまでくるともう恥じらいとかないです。

暇だ〜。お腹空いた〜。

AM11:30
精神科医とのオンライン面談。
胸オペ二年前、ホルモン注射も二年前からやってると答えて終了。これだけでいいの?

入ってきたスタッフの人がにぎやかな服を着ていて何かと思えば中国の旧正月だかららしい。何か言おうと思って取り敢えず「我学习汉语」と言っておいた。が、知識が他にないあまり返された言葉がわからなかった……😇

小路さんが点滴のパックが二つぶら下がってるのを見て「なんで二つもあるの?」と訊いてくる。え、僕が知るわけなくない……? これって普通じゃないん?? と思ったら確認してくれて、今日から抗生物質を術前にも入れることになったのだとか。みなさーん! ジャックがパイオニアですよー!!! これからガモンに来て手術する人は点滴のパックが二つぶら下がっても困惑せずにいておきましょう。何の情報?
少々の雑談の末、13時くらいに来ると思うからね〜☺️と言われて小路さんは部屋を出て行った。

PM0:15

と思ったら10、15分もしないうちに「呼ばれたって!」と来た。もう!?!? 心構えが出来ていないながら車椅子に乗ってオペ室へ運ばれる。その後廊下の入り口のところで記念写真を撮り、ふわふわの帽子みたいのを被せられて通訳さんと別れる。あと、病理検査に出すかどうかも訊かれたけど、別料金らしい。そのまま捨ててもらうことにした。

ストレッチャーに載せられる。リカバリールームに運ばれて暫く放置される。やってきた看護師さんに「コンニチハ」って言われたので「サワディーカー」と返すと笑ってくれた。
カーテンを閉められて暗い空間の中で、うとうとと眠りに落ちる。

PM1:00

ストレッチャーが動き出して目を覚ます。上目で時計を見ると13時少し前だった。
看護師さんが僕の腕と自分の腕を比較して「(自分の方が)Big」と笑っていたので、「I need to be bigger」と返すと、「Eat!!!」と言われた。

左手の人差し指にパルスオキシメーターがつく。己の脈と同じリズムで機械音が鳴っているのが聞こえる。

麻酔科医の人に英語喋れるか、と問われ、眠くなる薬ですよ〜みたいな趣旨のことを伝えられる。
酸素マスクが口元5センチくらい上に翳される。しばらく呼吸を繰り返す。

そこからの記憶はマジで一切ない! 気付いたら病室に居た! もしや寝過ぎでは……??
おそらく術後暫くはリカバリールームで経過観察をし、ベッドのまま病室に運ばれたのだと思う。ほとんど記憶が朦朧としていてわからない。

PM??:??

途切れ途切れに記憶がある。
重い生理痛の痛み。
喉が痛くて、痰が絡んで苦しかったので吐きたくて、むにゃむにゃと喋っていたらGoogle翻訳の音声認識を向けられたのだが、「痰を吐き出したい……」と何度言っても通じなかった。そもそもちゃんと喋れていたのかもわからない。諦めて、疲れて、眠くて、寝てしまった。

二度目に目を覚ました時、どうしても痰が吐きたかったので「うがい」と英語で訴えたら、翻訳使って! と言われたのでぼやけてよくわからない視界でタイ語翻訳を使った。するとうがい液とトレイを持ってきてくれた。
あと、ゼリーとストローの刺さった水が置かれて、飲んで良いよ! と言われた気がする。
「カーテンを閉めてくれ」「電気を消してくれ」と伝えたのも覚えている。

PM19:00

何人かの友達に生きていると連絡が出来たのがこの時。
小路さんからも連絡が来ていた。撮ってくれた記念のものと、取り出した臓器の写真が送られてきていた。生々しくて真っ赤ですごかったです(当たり前)(小並感)。
結局開腹にならずに済んだのかどうか知りたくて「成功したんですか?」と訊いた。お腹切らずにすんだらしいです。よかった〜。

「Anti-virus」と言われて新しく点滴を入れられた。ペイン? と訊かれてうん、と答えると眠れるようにしてあげるね、と痛み止めを入れてくれた。
ほんとに痛くなくなった。たぶん使われたのはこの一度きり。痩せ我慢しすぎ? もう少し痛み訴えてもよかったかな。

そこからはほぼ寝たり、スマホを触ったりしてた。一回スマホをベット下に落としてナースコールしたら二人の看護師さんが心配そうにやってきたんだけど、落としましたって指差したら笑いながら拾ってくれたあとに、「Good night♪」ってウインクして去っていったの、可愛かったです。

術後用意しておいてよかったもの第一位

圧倒的にモバイルバッテリー!
コンセントが遠いので充電ケーブルは長めがいい〜って情報は事前に聞いていたんだけど、長めでもコードが絡んだり体勢を変える時届かなかったりでストレスが溜まると思う。自分はモバイルバッテリーに繋げていたので使いやすくて心底よかった。
朝までは暇なのでスマホは使えた方がいいです。そんな感じです。

病室が6階な所為もあるのか、ただでさえ遅いWi-Fiが途切れ途切れでストレスである。ポケットWi-Fiなり何かしらのSIMなりで、海外でデータ通信は使えるようにしておいた方がいい。
僕はahamoなので何も気にすることなく海外ローミングが出来ました。あとは今時のスマホならeSIMがおすすめです。なくす心配もないのでね。

特に書くことがないのでここで終わります。次回はあるかどうかわからない。術後&タイ観光編に続くかも?

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