【リポログ】パリ滞在記🇫🇷初日〜2日目
Bonjour!
私は今パリから日本に帰る途中のトランジット先のアブダビ空港にいます!
中東系の空港なのでターバン巻いた人が通ると皆フランク・ザッパに見えてしょうがないです。
隣のお兄さんがめちゃくちゃ貧乏ゆすりしてるので、その振動で震えながらリズミカルに文字を打っています。
搭乗時間まであと1時間くらいあるのでフランスでの日々を記録していきます!
今回、フランスはパリに一週間ほど旅行に行ってきました🇫🇷
海外旅行は高校生の時に台湾に行った以来で、長時間フライトもヨーロッパも人生初。
以前に写真集のロケの為に初めて一人で飛行機に乗った事をnoteに書きましたが、まさかその半年後に一人でフランスに向かっているとは思ってもみなかったです。
というのも、今回は友達と二人旅なんですが、訳あって友達とは違う便で予約をした為、行き帰りは一人でする事になりました。
そもそもなぜパリに行く事になったかというと、特に理由はありません!!!!!!←
元々フランスに留学したいな〜なんて考えてる時期があったので、いつか行ければいいなと、常に何となくフランスが頭の片隅にあるような感じでした。
確か7月頃にフランス行きの話がぽっと出て、それから色々なタイミングが重なり、あれよあれよとパリに行く事が決まりました*\(^o^)/*
誤解がありそうなので一応言っておくと、ゴダールが死んだからフランス行った的な事は全くなく、行く直前で偶然ゴダールの訃報が入ったという感じでした。
大学は普通に始まっているのですが、授業を7コマほど休む代わりに一生の思い出をゲットする為、朝早くに成田空港へ向かいました💨
15時間ほどのフライトだったのですが、その間食べ物がめちゃくちゃ出てくる事に驚きました。
アドレナリンのせいか、時差のせいなのか分からないけど、2時間くらいしか寝れなかったです。
国際線のCAさんのエキゾチックな香水の匂いとキリッとしたリップライン、必要最低限のサバサバとした接客に不覚にもドキドキしていると(変態)、あっという間に乗り継ぎ先のアブダビに到着。
そして現地時間の朝7時頃、シャルル・ド・ゴール国際空港に到着しました🇫🇷
パリはセーヌ川を中心に上下で分かれていて、北側が右岸、南側を左岸と言うらしいです。
1~20区まであって、中心から外に向かってエスカルゴのようにぐるぐると並んでいます🐌
私が泊まるホテルは10区にあって、パリ東駅(Gare de l'Est)という比較的大きい駅からすぐ近くの所でした。
一緒に行く友達の知人の方でフランスに詳しい人がいたので、事前にパリのデンジャラスゾーンについて教えてもらいました🙇🏻♀️
「とにかく北東部はデンジャラス」
を合言葉に、10区から上には行かないようにしました😇
そして空港からタクシーでパリ市内へ。
渋滞にはまったので空港からホテルまでは1時間くらいかかりましたが、窓から見える街の風景を眺めてたらあっという間でした✨
ちょっとここで私の中でのフランスに対する認識についてお話をしますと、、、
私にとってフランス、特にパリには日本人が想像するような所謂"おフランス"のイメージは微塵もありません😂
よくオシャレなイメージを想像してパリに行った人が実際のパリとのギャップにショックを受ける状況を「パリジェンヌ・シンドローム(パリ症候群)」なんて言ったりするらしいですが、そのような事は今回の旅では一度もありませんでした。
というのも、想像の範疇に留まらないフランスという国を、映画を通してたくさん見て、勉強してたからというのが大きいです。
やはり私にとっての「フランス」とは「映画の国」という事、それに尽きます!🎞
意外と知らない人も多いと思うのですが、フランスのパリで世界初の映画の興行上映会が行われた事から、映画の歴史が始まったとされています。(何をもって映画が誕生したかと言うかは人によって違うかもですが)
それからというものの、フランスでは映画史における重要な運動が起こったり、日本でも馴染み深いところで言えばカンヌ国際映画祭を開催したりと、昔から映画界を最前線で引っ張っているのはフランスなんです。
今回の旅行に明確な理由は無いけど、旅の目的は映画の歴史を肌で感じる事でした。
パリに着いて友達と合流し、ホテルのある10区の近くのモンマルトル地区に行きました!
適当に歩いていたらサクレ・クール寺院という有名な教会があったのでとりあえず観光。
後から気付いたのですが、サクレ・クール寺院は比較的北東部に近いところにあって、初日から早々にデンジャラスゾーンを通るというアドバイス全無視の破天荒な始まりでした。
でもまあお昼は気を付けていればそこまで心配する程ではなかったです!
そしてこの日一番の目的「モンマルトル墓地」へ🪦
ここにはギュスターヴ・モロー、ダリダ、エミール・ゾラ、スタンダール、エドガー・ドガなど、フランスの名だたる有名人が眠っています。
私達の目的は、フランソワ・トリュフォーを中心とした映画人達のお墓。
モンマルトル墓地を後にしたら近くのカフェで小腹を見たし、スーパーへ買い出しに行きました👍🏻
初日は移動で疲れてたので早めにホテルに帰って翌日に備えて寝ました😴
初めてパリに降り立っての感想は、第一に街の景観が美しい!という事✨
高いビルなどはほとんど無く、全ての建物が昔ながらの建築で統一されていました。
ただ、もちろん綺麗なだけじゃないパリもしっかりと目に焼き付けてきました。
中心部には物乞いのような人達が多くいたり、日本ではなかなか見ないような光景も何度か目にしました。
あとは、等間隔でゴミ箱があるのに道が汚かったり、場所によっては臭いも酷いです😂
犬なのか人なのか分からないですが(多分どっちも)、排泄物に関してはルールがゆるゆるです💩
東京の人以上にパリの人も歩くのが早くて、全員マイケル・ジョーダン並の「そこをどけ、俺が通る」メンタルでどんどん道を進んでいきます。
そしてその延長で当たり前のように信号無視します(笑)
赤でもガンガン渡ります。
逆に車が止まってくれるくらいです🚗
私がよく見ている5.60年代のフランス映画などでは信号無視はデフォルトだったのでそこまで驚かなかったのですが、いざ実際に自分が横断するとなると日本のような青信号の点滅が無かったり、車道の停車線も無かったりするので結構怖いです。
あと車の運転も荒々しくて、クラクション鳴らし放題、車間距離もエグいです。
あと自転車やスクーターの使用率が高いので、専用道路が歩道の端に用意されているのですが、自転車もありえないくらいのスピードでビュンビュン走ってくるので、ぼんやりちんたらしていると本当に轢かれます😇
パリ初日に感じた事はこんな感じでした🙌🏻
2日目
2日目は朝ごはんを買いに近くのブーランジェリーへ🥖🥐
パン屋さんは日本よりも朝早くから比較的遅い時間までやっているのもフランスの特徴かもしれません。
そしてフランスのパン、信じられないくらい美味しいです。
今まで日本で食べてたものはなんだったんだろうと思うくらい。
フランスのパンを食べる度、理由は分からないのですが「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」というディオの声が毎回脳内に聞こえてきました。
でもこんなに美味しいパンなら一つ一つちゃんと覚えられる自信がありますね( ˇωˇ )
それから歩いてすぐの所にあるマルシェへ。
フランスでは土日にマルシェや骨董市が出るのでそこで食材や掘り出し物を探すのが楽しいです🎶
この日のメインはルーヴル美術館だったのですが、予約時間までまだ少し余裕があったので、日本人の方が経営しているカフェに行ってひと休みしました☕
日本のお茶が飲めることもあって店内は混みあっていました🍵
それから少し11区を散策👣
そしていざルーヴル美術館へ!
事前にパリミュージアムパスというものを買ってオンラインで予約していたので、比較的スムーズに入れました👍🏻
では中を見てみましょう!
まずは彫刻から。
元々大学で美術史の勉強も少しだけした事があるのでギリシャ神話などは大体理解していたのですが、やっぱり知っているといないとじゃ面白さが全然違うので、見る際には少しでも予習しておくのがオススメです!
そして今回ルーヴル美術館に行ったことで、今まで気付かなかった彫刻の素晴らしさを再発見しました。
あらゆる奇跡、悲劇、その一瞬を三次元の中から切り出してゆくという行為は、同時にその瞬間を空間と時間に刻む事なんだなと思いました。
そして見る場所や角度によって作品の持つ意味や表情がガラリと変わるのがとても興味深く、実物を鑑賞する事の醍醐味を味わいました。
私の一番のお気に入りはアントニオ・カノーヴァの《アムールの接吻で目覚めるプシュケー》という作品です。
授業で勉強した時にその造形の美しさが凄く印象に残っていて、実際に本物を見れた事でさらに好きになりました。
アムールとプシュケーは西洋美術における(それ以外でも)とても普遍的な主題で、様々な芸術家に好まれた題材です。
あの美女と野獣の物語はこの神話が元になっていると言われています。
簡単に説明すると、"Amour"が「愛」、"Psyche"が「魂」の意味を持ちます。
アムールは別の言い方をすればエロースという愛の神で、羽の生えた天使、いわゆるキューピッドの姿で描かれます。
アムールが神なのに対してプシュケーは美しい人間の娘で、様々な苦難を乗り越え、人間と神が結ばれるギリシャ神話です。
この彫刻はまさに、神と人間、愛と魂が一つになるその瞬間を捉えて永遠にした作品です。
次は絵画のコーナーへ。
教科書に載っていた作品や、勉強した事ある絵画がずらーっと並んでいて、どれも想像以上に大きくて、でも近くで見るととても精密で、度肝を抜かれました。
時間が無くて全然回り切れなかったのですが、好きな彫刻を見れたので大満足でした💯
あと、なぜこの作品をこの角度でこの場所に置いたのだろうという配置に関する事や、回る順番などの美術館の演出面にも興味が湧きました!
そして次も楽しみにしていた場所へ!
それは、、、
正式名称を「ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター」と言って、アート、音楽、映画などの芸術に関する様々な施設や図書館などが入った複合文化施設になってます✨
ポンピドゥー・センターで買った本などは後でまとめて紹介しますね📖
その後は夜ご飯を食べに街を散策🚶♀️
入ったお店は日本人のスタッフの方がいて、日本語で接客してくれました😂
せっかくだからフランスのワインも飲もうかと思ったけど、昨日今日と沢山歩いて疲れていてワインなんて飲んだらフラッフラになりそうだったのでまた別日にしました🍷
こんな感じで2日目が終わりました〜!
目に映るもの、耳に入る音、鼻を通り抜ける匂い、口の中に広がる味、肌で感じる全てが新鮮で、刺激的で、とても濃い思い出になりました💭
3日目からは次の投稿でお会いしましょう!
Au revoir 👋🏻
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