改めまして、AV女優・宍戸里帆です。

何だか、不思議な感じです。

改めまして、そして初めましての方はお見知り置きください。
AV女優・宍戸里帆と申します！
今までつらつらと文章を綴っていた本人登場です。笑
イメージと違ったとか、想像通りとか、それぞれ思う事はあるかと思いますが、今回は宍戸里帆となって少し経った今の心境をちょっとお話させてください！
少し長いですが最後まで読んでいただけると嬉しいです。

2/1にMOODYZさんから情報解禁があり、3/1のデビューまであと8日に迫った今、まだまだ実感が湧かないのが正直なところです。
今まで距離を置いてきたSNSを女優さんになって久しぶりに始めたら、10日ほどで約2万人の方にフォローして頂き、本当に驚いています。
宍戸里帆になる以前と以後で、日々目にする情報量はまさに雲泥の差。
慣れないTwitter、ツイートを書いては消してを繰り返し、ようやく投稿しては皆さんからのリアクションをソワソワしながら確認するような毎日です。
それでも、沢山の人の前に立つ職業であるという事の自覚はSNSを始めてからジワジワと感じるようになりました。
そして肝心の作品が発売される日が近づくに連れ、作品を手に取ってくださった方々の期待に応えられるのか、凄く不安でもあります。

とは言えずっと心のどこかではなりたいと望んでいたこの職業。
今までのnoteを読んでくれた方には、その想いの強さがきっと伝わっているんじゃないかな。
だから、色んな不安や葛藤はあるけれど、それ以上に喜びや幸せに包まれています。
強いて言うなら、
"夢が叶ってAV女優になれた"
というよりも、
"ようやく然るべき場所に落ち着いた"
というような感覚です。
だから今でも様々な場面で｢憧れ｣という言葉を使う事には抵抗があります。
私の中でAV女優になるという事は、単なる｢憧れ｣とはまた違った、もっと根源的、原点回帰的な何かであって、必然性のある一つの結果だと思っているからです。

そんな事を言うと、そもそも何故この子はAVに出る必要があったのだろうと疑問に思っている人はさらに混乱してしまいますよね。
"自分らしく生きるため"
という、曖昧で漠然とした理由で納得するほど世の中は甘くは無いぞと。

AV女優になる理由は人それぞれです。
(ネガティブな側面は一度ここでは触れない事として)
有名になりたい、お金持ちになりたい、刺激が欲しい、綺麗になりたい、何か新しい事にチャレンジしたい、興味があって挑戦したい、知らない世界を見てみたい、ステップアップしたい、何者かになりたい、憧れの人に近付きたい、自分を変えたい、変わりたい・・・
よく聞くこれらのフレーズや、一般的に考えられる動機の数々。

何度考えても、私の気持ちはそのどれにも当てはまりませんでした。
他にも、AVが好き、AV女優さん/男優さんが好きとか、そのような理由が出演の決め手になった訳でもありません。
なるほど、確かに私がAV女優を志した理由にリアリティは無いかもしれません。
ちょっと変な人と思われてしまっても仕方ないです(実際も多分変😂)。
それに、頑張る理由は人それぞれだからそこに優劣は無いと思っています。
その上で、私の場合を語るなら、デビュー作の宣伝にも引用してもらった

｢何も変えてはならない。全てが異なるために。｣

という言葉が、私がAV女優になった理由を言い表しているように思います。
"気持ちいい事が好き"という生まれ持った本懐を偽って生きていたくなかったから、だから私はありのままの自分を認め、自分らしく生きるためにAV女優になりました。
変わらない自分でいる事の覚悟を貫けば、きっと私の見ているこの世界の景色は一新されるから。
生きづらさに繋がる全ての事柄が、たおやかに変わってゆくはずだから。
そんな想いを胸に出演したAVで改めて、"あなたは何も変わらなくていい"と、そう教えてもらった気がしました。

それゆえ私は、AVを手段としては捉えてはいません。
AVが自分らしく生きるための手段というのは間違いでは無いのですが、それはあくまでもAVが自分らしく生きるための"選択"であるという意味です。
私にとってこのお仕事は、その場しのぎのお遊びや、何者かになれなかった故の妥協、次に繋げる為のつなぎではなく、もうそれ自体が目標であり、人生であり、生き甲斐になりました。

一番最初の投稿に、今のAV業界が私の目にはどのように映っているかを書きました。

とはいえ私はAVの世界にキラキラとした幻想を抱いてはいない。
誰もがAV女優になれる訳では無い事は知っていたし、今やAV女優が一種の"憧れの職業"となっている事も、もはや"AV女優"という肩書きを超えた職業と化している事も知っていた。

だからこそ、私は"職業・AV女優"である事にこだわり続けます。
今後私のAV女優以外の様々な側面が、あらゆる惹句と共に切り取られ、知れ渡り、時にはひとり歩きすることもあるかと思います。
私の事を知ってくださる入口はどんな形でも構いません。
AV以外のお仕事が頂けるのも凄く有難い事だし、やれる事は全て全力で挑戦してみたいと思っています。
でも私自身はAV女優以外の書き出しに甘えるつもりは無いですし、文章を書く事に傾倒しているわけでもありません。
私は後にも先にもAV女優以外の何者にもなるつもりはありません。
私を本当の意味で自由にしてくれたこの"AV女優"という肩書きを、最も大切な本業として肌身離さず守り続けたいと思っているからです。
そしてこの仕事を続けられる限り、"AV女優・宍戸里帆"として、裸一貫でエロを発信し続けていきます。
その為には自分の努力だけでなく、周りの方々のサポートや作品を見てくださる方の応援が必要不可欠なのも理解しています。
変わらないとは成長しないという事ではありません。
ありのままの自分で、日々進化し続ける宍戸里帆の姿を見守っていてください。

最後に。

今、私の身に起きている事は、決して当たり前の事じゃないんだなと常々感じています。
だから私は、一瞬一瞬を大切にする事が出来る人だと思う。
色んな事を感じ取り、考え続ける事が出来る人だと思う。
頑張る事が出来る人だと思う。
そう自分を鼓舞し、私らしく、私だけの道を切り開いていきます。
そんな私の生き方から、目を逸らさないでください。


いつもの癖で少しお硬い文章になってしまいました🙇🏻‍♀️
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからの宍戸里帆をよろしくお願いいたします！